NBA06-07シーズン総括（Western編）

さてウェスタンカンファレンス編。

イースタンとは違いハイレベルな順位争いになってるのは例年のこと。
現在のプレーオフ当確チームは
ダラス
フェニックス
サンアントニオ
ユタ
ヒューストン
デンバー

 
微妙なのは
レイカーズ
クリッパーズ
ゴールデンステイト
ニューオーリンズ


このカンファレンスはダラス･フェニックス･サンアントニオの3チームに絞られる。
まずダラスは、全てのポジションに加えてベンチの層も厚く、弱点は見あたらないし。
去年の経験もあり、頼れるエースはインサイド･アウトサイド共に良し。
得点源となれる選手がノビ以外にもテリー･ハワードといるため大崩れすることも無しでしょ。
また、チームディフェンスはリーグ4位の92.8点を誇り、ファイナルに残った昨年よりもチーム力はアップ。









フェニックスはなんと言ってもリーグ最強のオフェンス。
ディフェンスよりオフェンスを重視して、しかも成功してる近年では珍しいケース。
やっぱりマリオン、スタウダマイヤーという走れてリバウンドも取れる選手がいるというのは大きい。
ディフェンスはリーグ24位ながら、オフェンスは当然リーグ全体でもダントツトップの1試合平均110.3点。
得失点差7.2というのは、リーグ全体ではサンアントニオ･ダラスに続く第3位。
ということは、ディフェンスが悪いという訳でもない。
何より昨年はスタウダマイヤーが居ないチーム状態でカンファレンスファイナルまで駒を進めただけに、今年は万全の状態でプレーオフに挑めるのは強み。







サンアントニオは、ダンカン加入以降毎年優勝争いの中心にいたチームだけど、今年はダラスとフェニックスに遅れをとった。
でも、地力はあることは疑うまでも無いんで優勝候補の一角にはあげる。
ディフェンス･インサイド･経験共にあり、十分優勝はねらえる戦力はあるけど、インパクトに欠けるかな。










ウェスタンの場合はハイレベルだけにプレーオフの対戦相手によっては番狂わせも起こる可能性は高い。
個人的にはデンバーとレイカーズはアップセットを起こす可能性はあると見る。
このままの順位で行けば、デンバーはフェニックスと、レイカーズはサンアントニオとぶつかる可能性がある。
デンバー対フェニックスになればオフェンス主体の両チームだけに、プレーオフらしからぬ100点超えの試合になるだろうけど、アイバーソン･カーメロが毎試合30点超えで２人で60～70点くらい取れればいい試合にはなると思う。







そしてレイカーズはやっぱりコービーに尽きる。
サンアントニオとレイカーズのレギュラーシーズンでの対戦成績は2勝1敗でレイカーズが勝ち越してる。
ボーエンがマッチアップすることになるだろうけど、コービーの成績も3試合で34点、34点、31点。
3試合のFGは55%と非常に高確率でショットを決めてる。
もしサンアントニオと1回戦で当たるようなことがあれば、アップセットの可能性は決して低くないと思う。










そして我がシアトル。
あまりにも弱えぇ。
成績は31勝46敗で下から2番目。
アレンとルイスの二人が20点越えしてるのに、毎年言われてるリバウンドにディフェンスがゆるい。
期待されたウィルコックスは平均7.6リバウンドでリーグ27位。
確か今シーズンでルイスはFAになるということで、いっそのことチームを一新してもいいのではと思う。
このままでは何年経ってもプレーオフ進出は厳しいやろうし。


さて後は個人タイトル争い。
得点王はカーメロも頑張ったけど、コービーで決まり。
リバウンドはKGでアシストはナッシュと変わり映えしない顔ぶれ。
新顔はアシスト2位のDウィリアムスと、リバウンド２位のTチャンドラー。


そして今年のMVPは70%の確率でノビツキー、30%の確率でナッシュ。
でも個人的にはあえてコービーを押す。
1試合50点以上を4試合連続とジョーダン越えを果たして、さらにメンバー的には劣るレイカーズをプレーオフ圏内に導いてること。
以前のようなセルフィッシュさは見えなくなっているし、現在のＮＢＡ最高のスコアラーになったことが理由。


プレーオフは順当に考えれば、ダラス対デトロイトでダラスの優勝というのが一番楽。
ただ順当な予想をしても何も面白くない訳で。
ということで、今年はフェニックス対クリーブランドのNBAファイナル。
そして4勝2敗でフェニックスの勝ちと予想。
ファイナルMVPはマリオンかな。