マスカラ･コントラ・カベジェラの行方は～12.21 神戸サンボーホール～ 今日は、2008年最後の神戸でのドラゲー興行。 明らかに普段よりイスの数が多いけど、その分お客さんも多い。 （おそらく）今年一番の集客数だった神戸サンボーホール大会。 第1試合 王子＆斎了対YAMATO＆元気 最近元気が使ってるハーフネルソンで垂直落下に落とすパイルドライバーはちょっとヒヤヒヤするので止めて欲しいなぁ。 しかも垂直落下に落とすのにも関わらず、普通に繋ぎ技として使ってるんだもんな。 アナタには説得力十分の逆さ押さえ込みと、垂直落下させるビーチブレイクがあるんだから、あの技は使わなくてもいいと思うよ。 最後はYAMATOがギャラリアで王子からピン。 第2試合 ドン・フジイ対ストーカー市川 この試合はいっちゃんの強い要望により、ストリートファイトとして行われることに。 ちなみにいっちゃんはタイガージェット市川として入場。 このキャラは、以前に大阪プロレスに乗り込んだときのキャラだったんだが、その時の反応が良かったんだろうか。 今日の反応は、お客さんもフジイさん菊地さん玉金共々何やってんだか･･･という感じだったかな。 基本的に出落ちだからなぁ。 別にタイガージェットシンの技をパクるでもなく、サーベル（のようなもの）を持って暴れた入場してただけだもんね。 どうせならタイガークローを見せるまでパクってほしいんだけど、いっちゃんにそこまで望むのは酷なのか。 シンのように観客にアピールしながら入場してくるいっちゃんを見てるリング上のフジイさんの冷静な視線がツボに入ってしまったけど。 試合は別に書かなくても想像できると思うけど、いっちゃんとフジイさんがストリートファイトとは思えない楽しい試合を展開。 最後はHIMEIでフジイさんの勝利。 第3試合 Gamma＆神田対キッド＆享 試合当初、Gammaと神田の仲はそこまで悪いようには見えないものの、Gammaの汚水攻撃は神田に誤爆してしまう。 そして、今日も終盤に入ると神田のパウダー攻撃がGammaに誤爆。 その隙を突いて、キッドがGammaにバイブルを決めて3カウントを奪う。 試合後Gammaは神田に対して詰め寄るが、RHの面々が両者の間に入り神田は一人でさっさと退場。 第4試合 もっちー＆リベラ＆アラケン対シーサー＆シーサーBOY＆ターボマン 中々渋いメンツが揃った6人タッグ。 久しぶりに登場したリベラ先生のグラウンドテクニックは相変わらず素晴らしい。 それに加えて、決してスピードが早いわけではないんだけど、一つ一つのリズムがいいので十分ドラゲーの6人タッグに対応出来てるんだよなぁ。 この辺りは若手も見習うべきところのように思う。 ただ拍手を煽るタイミングは観客と少しズレてたかな。 試合はターボマンが捕まる展開ながら、最後はシーサーの必殺ヨシタニックでアラケンからピン。 休憩に入る前にルパンの入場曲が流れると、ドラゲーのブレザーを着たルパン松谷がリングに上がる。 「今年2月に椎間板ヘルニアになり、5月に手術を行いましたが、復帰のめどが立たないため引退を決意しました。」（ルパン） KZと並んでNEXの出世頭だっただけに残念すぎる決断だけど、ここはルパン松谷の第2の人生が上手くいくように願います。 デビューから約2年間という短い間ではあったけどお疲れ様でした。 第5試合 信悟＆戸澤＆岩佐対土井＆ハルク＆KZ 土井ちゃんは入場時から挑戦者の証であるカギを口にくわえ臨戦態勢。 また、新ユニット結成となる戸澤は信悟と合わせたのか、日章旗旭日旗をイメージさせる模様と白のツートンカラーのニューコスで登場。 詳しくは写真を見てもらった方が早いかも。 試合は、土井ちゃんと信悟のドリームゲート前哨戦の組み合わせが一番盛り上がるかと思いきや、一番歓声を受けてたのは信悟でも土井ちゃんでもハルクでもなく戸澤。 この歓声の多さは、地元西宮が近いという理由だけではなさそう。 確かに信悟の新ユニットにおいては、3番手の位置づけではあるけれど、今日の試合でもリズムというのが非常にいい。 そして受けに回れば熱血ぶりを発揮するし、攻めに回ればコミカルな動きもできる。 ここまで幅の広いプロレスが出来るようになるとは思わなかった。 ちょうど一年前は、同じ会場でカツオと組んでボンタン・コントラ・カベジェラ戦をしてたとは思えない。 試合の方は、KZと戸澤のやり合いは見応えあったけど、逆に信悟と土井ちゃんの絡みはお互いに様子見で終わった感がある。 最後は戸澤が巌鬼でKZから3カウント。 試合後には、3カウントを奪った戸澤が信悟に抱きつく姿も見られたww 土井ちゃんは信悟に対してマイク。 「今日の負けなんかどうでもええんじゃ。 オマエがこのベルトを持ってられるのも28日までやからな。」（土井） メインイベント マスカラ・コントラ・カベジェラ 谷やん対サイバー 試合開始直後はヘッドロックの掛け合いと静かな立ち上がり。 しかし場外に場所を移すとサイバーペースになり、リング内に戻るとYAMATO達が設置したテーブルに向けてパワーボムを決める。 しかもテーブルが割れなかっただけに、逆に谷やんは頭からマットに叩きつけられてしまう。 その後もパワーで圧倒するサイバーに対して、谷やんもイスの上にボディスラムで叩きつけたりと反撃を開始。 そして谷やんはトップロープからブレーンバスターを見舞うが、サイバーは走りこんできた谷やんに対してカウンターのパイナップルボンバー。 その後ファイアーサンダーを決めるサイバーだが、谷やんはシートのチェーンラリアット誤爆からカサノヴァ連発。 11.16の大阪第1では少しヒットが浅かったが、今日は十分説得力があるカサノヴァを決めてた。 最後はサイコンシートの一斗缶誤爆から、スクールボーイで丸め込んで谷やんの勝利。 試合後、 「オイ、今のサイバーはカウント2で返してただろ！」（Gamma） 「こんなの無効だ。」（元気） しかしサイバーは 「俺も男や、こういうことはちゃんとせんといかん。」（サイバー） と潔くマスクを取るのかと思いきや、 「なあ、シート。」（サイバー） と言うといきなりシートに襲い掛かりシートのマスクを剥ぎ、RH全員でシートをリンチ。 「オマエみたいなヤツはなぁ、今日でリアルハザード追放や！」（サイバー） そしてサイバーはリングを去ろうとするも、当然納得のいかない谷やんは再試合を要求。 八木さんがこういう時のために用意しておいた特別レフェリーを呼び込むと、"Me Gusta Cola"が鳴り響きCIMAがレフェリーのシャツを着て登場。 「オイ、CIMA。 オマエなんちゅうカッコしてんねん」（土井） 「確かにレフェリーをするのは始めてや。 リアルハザードが乱入したらサイバーの反則負けやからな！ オイWORLD-1、オマエらは3回まで乱入OKにしたるわ。」（CIMA） と露骨過ぎる判官びいき。 さすがにこれには八木さんが苦言を呈す。 「公平に裁かないとダメだから。」（八木） 「わかりました。」（CIMA） ということで谷やん対サイバーのマスカラ・コントラ・カベジェラ再試合が開始。 ゴングがなると、谷やんはいきなりDHや卍固めで攻め込むものの、YAMATOが乱入しCIMAに対してタックル。 CIMAが見てない中でRHはセコンド総出で谷やんに対してトレイン攻撃を見舞う。 その後サイバーはP・クラッシュから、スリーパーホールドを決めると谷やんは完全にダウン。 レフェリーのCIMAが谷やんの腕を上げてチェックするも、3回とも腕を上げれない為CIMAは試合をストップ。 試合後、サイバーは谷やんの髪の毛をバリカンで刈り上げて帰っていく。 谷やんはマイクを掴むと、自ら髪の毛を刈りながら 「いつかサイバーのマスクを剥いで、この神戸に帰ってきます。 今日はありがとうございました！」（谷嵜） 今日の興行はメインがなぁ･･･。 谷やんの頑張りもあって盛り上がったからいいと言えばいいんだけど、どうも中途半端。 CIMAが、試合前に言ってた 「乱入したらサイバーの反則負けやから。」 ってのは何だったの？ 再試合後も、YAMATOが乱入するわ、神田がブルーボックスで叩きつけるわと乱入しまくりだったし、CIMAの見えないところでやったならまだ納得できるんだけど、CIMAはYAMATOにタックルかまされてるんだよ？ それでサイバーに対してお咎めなしはちょっと納得できない。 せめてRH全員を退場処分にするとかがあれば、お客さんは盛り上がったと思うんだけどさ･･･。 その結果としてサイバーが勝ったとしても、それはそれでお客さんも納得できる結果だったと思う。 CIMAのジャッジが中途半端だったということは、水面下でRHと通じてるってことに繋がるのか？？ そんな事も福岡国際ではっきりすることになるんでしょう。 次回生観戦予定は、その12.28福岡国際センター大会だ！ PR
