リンダリンダ～1.14 エディオンアリーナ大阪・第2競技場～

新生アンチアスが大阪に初登場。
存在感を示したのはT-HawkでもEitaでもなくエル・リンダマン。

【第0試合：タッググマッチ】
問題龍＆石田凱士 vs ジェイソン・リー＆椎葉おうじ

椎葉おうじがオーバージェネレーションに捕まりながらもドロップキックを問題龍に決めてピンチを脱出。
タッチを受けたジェイソンはカンフー殺法で石田を攻めるが、石田もキックで返す。
ジェイソンはモタついたもののフィッシャーマンバスターを決めると、最後はジャーマンスープレックスホールドで石田から勝利。












【第1試合：6人タッググマッチ】
ドン・フジイ＆横須賀ススム＆Gamma vs YAMATO＆Kzy＆ヨースケ・サンタマリア







試合が始まると、Gammaはマリアの首飾りを自らの首にかけ、マリアのお株を奪うオネェキャラに変身してヒップアタックを決めるなど、マリアを翻弄。
続いてススムとKzy、YAMATOとフジイさんがそれぞれやり合う。
その後はGamma組がマリアを捕らえて攻め込む。
特にフジイさんとGammaはマリアに厳しい攻めを見せるが、マリアはスワンダイブ式ミサイルキックをフジイさんに決めてローンバトルを脱出。






Kzyがススムをコーナーに振ると、すかさずYAMATOがgo 2 HospitalⅡ。
さらにYAMATOとススムがエルボー合戦を繰り広げると、YAMATOは珍しくラリアットを打ち込む。
何発もラリアットを叩き込むYAMATOだったが、ススムを倒すことは出来ず、逆にススムは一発のジャンボの勝ち！でYAMATOを倒す。




その後は復活したマリアがポンパスやスカイラブを繰り出すと、KzyはKZTIME狙いでコーナーに上がる。
しかしGammaの竹刀攻撃を喰らってしまうと、フジイさんにはデッドリードライブで投げられてしまう。


試合終盤、ススムの唇を奪おうとするマリア。
必死に抗うススムをYAMATOが羽交い締めに捕らえたが、ススムが間一髪で避けた為、YAMATOがマリアに唇を奪われてしまう。




ススムがKzyにジャンボの勝ち！を決めると、すかさずGammaがガンマスペシャル！と言いガンマスペシャルの体勢に入ろうとするところでマリアが駆けつけGammaにキス。
しかしGammaはKzyにアックスボンバーを決めると、再度ガンマスペシャルの体勢に担ぎ上げる。
しかしKzyはスカイデ・スクールボーイに丸め込む！
カウント3！
勝者はトライブヴァンガード！





試合後にKzyは
「去年の後半から今もなお、オレは絶好調でございます！
　昨日と今日、開幕から2連戦2連勝。
　これはもう偶然とは言わせない。
　この勢いで現世代に食い込んでやる。
　この勢いを止めるヤツが居るなら止めてみろ。
　今後のKzyに今年はご期待ください！」（Kzy）
とマイク。




Kzyは去年からの勢いを持続。
上が見えて来たかな？




【第2試合：シングルマッチ】
B×Bハルク vs ビッグR清水

清水のパワーに苦戦するハルクだが、なんとかバーンアウトで投げる事に成功。
さらにファーストフラッシュを仕掛けたが、清水は足をキャッチ。
その後強烈なラリアットから砲丸投げスラムを仕掛けたが、ハルクはウラカンラナで切り返すとファーストフラッシュからジャックナイフ式エビ固め（少し崩れてしまったけど）で勝利。








今年再浮上して欲しいハルクと、現世代に匹敵する位置まで上がって欲しい清水のシングルマッチということで、試合前は少し期待してたけど、内容的にはこの大会で一番寂しかった。
ハルク、今のスタイルだと限界あるんじゃないかなぁ…。




【第3試合：シングルマッチ】
堀口元気 vs Ben-K

Ben-Kはゴングが鳴る前に元気に襲いかかると、スピアーやベリートゥベリー、ミサイルキックと大技連発。
元気もバックスライドで一矢報わんとするが、Ben-Kはグラウンドフルネルソンで勝利。
試合時間は2分！








試合後、Ben-Kは
「今日の試合、勝ったのはBen-Kじゃ！
　今年のオレは去年とは違う。
　ドラゴンゲートの未来のために、このオレが突っ走っていきます！
　あと、オレにも考えてることが一つある。
　今後のBen-Kに皆様、乞うご期待ください！
　以上！」（Ben-K）




と、こちらは何か考えがある様子。
マキシマム脱退？
ベルト挑戦？
なんだろう…。







【第4試合：6人タッグマッチ】
CIMA＆デスモンド・エグザビエ＆ザッカリー・ウェンツ vs 斎藤了＆フラミータ＆バンディード

こちらが新外国人のデスモンド・エグザビエ。




同じく新外国人のザッカリー・ウェンツ。



試合前にCIMAが新外国人のデスモンド・エグザビエとザッカリー・ウェンツを紹介し、その後ゴングキッズを募集。
リングに上がると黙り込んでしまったちびっ子に対して、CIMAは自らが入場時に着用してきた仮面をプレゼント！


試合が始まると、CIMAと斎了の顔合わせを経てフラミータとデスモンドがリングイン。
両者ともに素早いロープワークから、フラミータはデスモンドに対してロープごしにコルバタを決める。
2人は握手をかわしコーナーに下がると、続いてバンディードとザッカリーが登場。
両者ともに筋肉をアピールするが、ここはバンディードに軍配が上がる。
ザッカリーはセカンドロープからのきりもみ式ダイブや高角度アームホイップを見せるが、バンディードとの息が合わず技は失敗に終わる。




その後はCIMA組が斎了を捕らえる展開となる。
CIMAにジャベを決められた斎了がカットー！と叫んで助けを求めるが、メキシカン2人はスペイン語じゃないので理解出来なかった様子（笑）
CIMA組は斎了をコーナーに押し込むと、CIMAの串刺しダブルニーに続きザッカリーがブロンコバスター連発から鎌固め。

斎了はフロントスープレックスでCIMAを投げるとバンディードがリングに入る。
バンディードがフラミータのアシスト付きで高角度ドロップキックをCIMAに決めて場外に落とすと、フラミータが場外へトップロープ上から450スプラッシュ。




ならばとデスモンドはフラミータを場外に落とすとサスケスペシャル！！



CIMA組はバンディードに狙いを定めるとザッカリーがサードロープからの飛びつきコードブレーカー。
CIMAのパーフェクトドライバーを挟んで、ザッカリーがトップコーナーからスワントーンボム。
ジェフ・ハーディのスワントーンとは違い、垂直に落ちていくような独特な形。





その後は斎了組が反撃を見せ、メキシカン2人の連携技から斎了が斎了ロケットを決める。
しかしカウントをCIMAがカットすると、斎了をコーナーに上げてヴィーナスからアイコノクラズム。
続けてザッカリーのその場飛びムーンサルトプレスをデスモンドが押して斎了の上に落とすという技を決めると、さらにCIMAとザッカリーのダブルトラースキックからザッカリーのダブルフットスタンプ。










その後、ザッカリーがトルニージョで斎了とメキシカン2人を分断すると、最後はデスモンドがFinal Flashで斎了から勝利。














まだ来日2試合目ということで、ところどころ相手とタイミングが合わないところもあったものの、デスモンド＆ザックはリコシェが推薦するだけあって飛び技は凄い。
ドラゲーマットに馴染んでくれば2人でツインゲートを狙う展開も面白いかもしれない。
一方バンディードはデスモンド＆ザックに比べると少し荒削りな印象ですかね。
ただ体は一番ムキムキだったな。
3人とも今後が楽しみ！

With New generation of #dragongate #future #greece #spartan 2018開幕！！

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【第5試合：タッグマッチ】
望月成晃＆Kagetora vs Eita＆エル・リンダマン

試合前に他団体出場により欠場の信悟を除くアンチアスメンバーがリングに登場。
Eitaが代表してマイク。
「オレ達がヴェルセルク改めアンチアスだ！
　オレは2018年に入って、ある男に目を付けたぞ。
　それはトライブヴァンガードのKzyだ。
　今のアイツは勢いがあって、今日の試合もキッチリと勝っている。
　今のアイツならアンチアスに入る資格は十分にある。
　オマエら楽しみにしとけよ。」（Eita）





試合はアンチアスの奇襲からスタート。
リンダはリング内外を問わずもっちーに狙いを定めてやりあう。
一方Eitaは水を吹きかけたり、イスを持ち込むとKagetoraの上に重ねてその上からバットを振り下ろすなどやりたい放題。

望月組もKagetoraのアシストからもっちーがリンダに一角蹴り。
さらにEitaにキック連発からツイスターを決めたが、リンダがロープを持ち出すともっちーを殴りつける。
さらにロープでもっちーの首を絞めるリンダ。
ミスター中川レフェリーが止めに入るが、リンダはレフェリーを振り払い首締めを続けるとゴングが鳴らされてしまう。
結果はリンダの反則負け。
















試合後、リンダがもっちーに対してマイク。
「オレは、2017年この望月成晃にムチャクチャにされたんだよ。
　2018年はオマエを一年間つけ狙ってやる。
　覚悟しとくんだな！」（リンダ）
「オレをつけ狙うだと？
　それはどういう意味だ。
　オレ自身を狙ってるのか、それともドリームゲートを狙ってるか知らないが、
　オマエはまだドリームゲートに挑戦する格でも器でもない。
　しかも大阪大会のセミファイナルでこんな結果にしやがって
　オマエがそう来るなら、オレもトコトンやってやるぞ。
　今日は中途半端だったな。
　昔のYAMATOや鷹木ならもっとガンガン来たぞ、このヤロー！」（もっちー）
「うるせぇクソジジイ！
　テメエらが押し付けた格なんかオレがぶっ壊してやるからな。
　若手だからって関係ねえからな！
　その上で2018年こそはオマエをリングに跪かせて、オレの靴を舐めてもらうからな。」（リンダ）
「格が押し付けられただ？
　格を押しつけられたなら跳ね返してみろ。
　それを決めるのはオレでもオマエでもない、お客さんなんだよ。
　そう見られたくなかったら、せいぜい上がってくるんだな。」（もっちー）
「格を決めるのはオレなんだよ。
　分かったか？」（リンダ）
リンダがそう言って頭を叩いたことをきっかけに、2人の間に乱闘発生。
2人はもつれ合いながらバックステージへ消えていく。







【第6試合：6人タッグマッチ】
土井成樹＆吉野正人＆Kotoka vs T-Hawk＆神田裕之＆吉田隆司

この組み合わせだと、どうしてもKotokaがアンチアスに捕まる展開になってしまう。
Kotokaは場外でT-Hawkにイスで殴られたり、リング内では吉田にボディプレスで圧殺されてしまうなど防戦一方。
逆水平チョップをT-Hawkに叩き込んだが、T-Hawkの強烈なチョップを逆に喰らってしまい中々反撃の糸口を見出せない。






そういえば、アンチアスの中でもEitaとかT、神田は完全ヒールの佇まいなんだけど、吉田だけ面白い方に偏ってきてる気がするんだよなぁ。
悪冠一色後期の大鷲をどことなく感じさせるような…。




KotokaはミサイルキックをT-Hawkに決めてローンバトルを脱出。
土井吉が入ってくると一気に試合が動き出す。
T-Hawkがアギラを土井ちゃんに決めれば、土井ちゃんはバックドロップで返す。
ならばとT-Hawkはウラジゴクを決める。
続いて吉野がリングインすると神田にフロムジャングル。
神田は技を解くとT-Hawkと共にダブルでパンケーキ。
さらに吉野に対してアンチアスがトレイン攻撃。
T-Hawkが吉野をコーナーに乗せて雪崩式の技を仕掛けるが、土井ちゃんがT-Hawkをカットすると、土井吉によるパワーボムとスリングブレイドの合体技。
さらにKotokaのダブルフットスタンプから吉野のミサイルセントーンが決まる。





しかしアンチアスはKotokaに狙いを定めると神田と吉田が連続ダイビングエルボードロップ。
さらにT-HawkのBTボム、吉田のファイヤーサンダー→パイナップルボンバーが決まるがカウント2。
吉野が入ってくるとT-Hawkにスリングブレイドを決めてロープに走る。
しかし場外からリンダがボックスで一撃。




すかさず神田がキャンディマジック。
これをカウント2で返した吉野はトルベジーノを決めると、最後は土井ちゃんがバカタレで神田からピン。





試合後、土井ちゃんがマイク。
「オレ達MaxiMuMの完全勝利や！
　昨日の開幕京都ではオレが取られて完全にスイッチ入ったんや。
　神田、ある意味オマエのおかげやぞ。
　オマエら、なんや新ユニット名。
　アンチエイジングか知らんけど覚えられるか！
　オマエらとは博多で防衛戦決まってるけどな、
　ユニット名変えたくらいでどんなもんか確かめたろやんけ。
　それからT-Hawk、Eita、リンダマン。
　オマエらでホンマにユニット引っ張っていけんのか、クソガキが。
　オマエらとは後楽園でも当たるよな。
　リンダマン、ユニット名変えただけで強くなれんのか？
　ユニット名の前に、自分のリングネーム変えろや。
　エル・リンダマンってめっちゃ弱そうやんけ！」（土井）




リンダは
「言わせておけばリンダマンが変な名前だと？
　後楽園では3人の中にビッグR清水も入ってるよな。
　（後楽園では土井吉清水対T＆E＆リンダ）
　オマエだってハルクにサラッと負けてただろ。
　人の事言う前に、清水にBen-K！
　体がデカイだけのバカと一緒にされちゃ困る。
　アンチアスに入って、2018年オレはとんでもないことになるからな。
　後楽園でオマエら若手とは違うってことを分からせてやるからな。
　土井、吉野、いつまでもデカイ顔させないからな。」（リンダ）
「まぁそういうことだ。
　後楽園では手段を選ばんぞ。
　土井、吉野、アホの清水、楽しみにしとけ。」（T-Hawk）



それに対して土井吉。
マイクでも2人の息はピッタリ（笑）
「リンダマン、土井ちゃんとオレがデカイ顔してるやと？
　よく見てみろ、オレらめっちゃ小顔やぞ。」（吉野）
「オレらは小顔で有名やからな！」（土井）
「Tシャツの文字裏返ったら強くなんのか？
　オレらにケンカ売るって言うなら、足引っ張ったるからな。」（吉野）
「オマエ、ツッコミどころ満載やんけ！
　ある意味美味しいな！
　持っていくなぁ！」（土井）
「イジって欲しそうな顔すんな！
　早く帰れ！」（吉野）







アンチアスが退場すると、吉野はアンチアスに集中的に攻められていたKotokaを労い、香港遠征で5キロ太ったという清水を弄り、元気に2分で勝ったBen-Kを褒めて、次回大阪で行われるチャンピオンゲート2連戦では防衛戦を行うことを宣言すると、最後は吉野自らの抱負を述べて大会を締めた。
「オレは去年大怪我したこともあって守りに入った1年でしたけど、
　2018年は迷うことなく飛ばしていきますんでご期待ください。
　次の大阪2連戦もフルメンバーで帰ってきたいと思います。
　まだ2018年のドラゴンゲートも始まったばかりです。
　これから1年間、一緒に盛り上がっていきましょう。
　今日はありがとうございました！」（吉野）
ユニットメンバーにスポットを当てて、次回大会の宣伝をしつつ、最後は自らの抱負を述べるというお手本のような締めのマイク。
さすが吉野。









ということで2018年最初の生観戦となる大阪大会終了。
アンチアスはT-Hawk、Eita、リンダ中心で行くとは言え、この日主役だったのはリンダ。
セミファイナルではもっちーに、メイン終了後には土井吉にケンカを売るという暴れっぷり。
確かにリンダはもっちーが言っていたようにまだドリームゲートに挑戦する格ではないかもしれないけど、今後のドラゴンゲートを考えると、また現世代メンバーが挑戦するよりは、リンダや好調をキープしているKzyが挑戦する方が今後を考えると面白くなりそう。
2月の後楽園でリンダ、3月の大阪チャンゲでKzyが挑戦する形なんてどうだろう。


そしてユニット絡みではEitaが2日連続でKzyをアンチアスに勧誘。
コメント欄に書かれてる方も居ますが、今のKzyがトライブヴァンガードを出てアンチアスに入るとは考えにくいので、Kzyを取ると見せかけてのハルク取りの方が両ユニットにとってウィンウィンの結果になりそう…。

大阪大会終了！#DragonGate #ANTIAS #エディオンアリーナ pic.twitter.com/QsAvdoAM6Y

— 吉田隆司 (@cyberkongDG) 2018年1月14日

1.14 大阪大会終了致しました❗️
本日も本当に沢山のご来場誠にありがとうございました✨#DragonGate #ProWrestling pic.twitter.com/tO9c6KM98Z

— DRAGONGATE (@dragongate_pro) 2018年1月14日

1.14大阪大会 #DragonGate #ProWrestling

DRAGONGATEさん(@dragongate_pro)がシェアした投稿 - 1月 15, 2018 at 7:47午後 PST

【試合結果詳報】激化するマキシマムvsアンチアス。メインでは土井が勝利し「完全にスイッチが入った」／ドリーム狙いを匂わせたリンダに対し望月は「オマエはまだ挑戦する格でも器でもない！」／好調Ｋｚｙ…ＤＲＡＧＯＮ　ＧＡＴＥ大阪詳報 https://t.co/ikQkSApLAv #週プロモバイル #DragonGate pic.twitter.com/9tOK5YM1Zw

— 週刊プロレス (@shupromobile) 2018年1月14日