抗争の終着点は何処？～2.23 京都・京都KBSホール～

土井ちゃん、ハルク、キャンディー、谷やんの抗争がさらにカオス化。
吉野とCIMAは巻き添えを食う形になってしまうし、カゲトラはまたまた悩みを募らせる結果に…。

第0試合
K-ness.　VS　富永千浩

クネスが光の輪で勝利。









第1試合
Ｕ－Ｔ＆フラミータ　ＶＳ　Ｇａｍｍａ＆望月成晃

ベテラン軍の老獪なタッグワークに苦戦したＵ－Ｔだったがドロップキックで窮地を脱するとフラミータが登場。
フラミータは場外へのケブラーダなどの空中技でベテラン軍を翻弄。
途中U－Tがもっちーのアンクルホールドに捕まり危ない場面もあったが、最後はＧａｍｍａのアックスボンバーを回避したフラミータが横入り式回転エビ固めに丸め込んで３カウント。











第2試合
問題龍＆Ｋｚｙ　ＶＳ　ドン・フジイ＆リョーツ清水

試合前、菊池さんから「フジイ部屋1号生、リョーツ清水！」とコールされていたリョーツ。
こち亀ではなく男塾？
新弟子が入ってきたらいずれは一号生筆頭に昇格するんだろうか…。

試合は問題龍とKzyが2人がかりでリョーツを攻める。
リョーツのドスンと重いチョップも単発。
そんな中、フジイさんは活を入れる目的でリョーツにボディスラム。
すかさずフォールにいくKzyだがここはフジイさんがカット。

リョーツからタッチを受けたフジイさんは問題zyを突っ張りで蹴散らす。
しかしKzyはB-BOYからKzyTIME狙いでコーナーに上がったが、フジイさんにデッドリードライブで投げられ失敗に終わる。
フジイ部屋はフジイさんのチョークスラムからリョーツがセカンドコーナーからのボディプレスを決めるがカウント2。
問題zyもリョーツに対して合体BEAT-BOMからKzyが再びKzyTIME狙いでコーナーに上がる。
そしてKzyTIME投下も珍しく成功！
しかしフジイさんがカウント2でカット。

最後はフジイさんがKzyからボックスを奪い取ると問題龍に一撃からラリアット。
すかさずリョーツが抱え込み式逆エビ固めを決めて問題龍から勝利。








ジャイアントスイングを経由してないから亀有公園前固めにはならないはず。
フジイ部屋としては初白星？
フジイさんの檄があったせいかリョーツの動きが良かった。
少なくとも琴香と組むよりは成長しそうですな。
そういえば琴香はどこ行ったんだろう…。




第3試合
サイバー・コング　VS　ジミー・カゲトラ

カゲトラは左半身ペインティングあり、右半身ペインティングなしのツートンメイクで登場。
試合中にサイバーが
「なんで半分だけなんじゃ！」
と言うと
「悩んでるんだよ！」
と返したカゲトラ。

試合にも悩みを引きずってしまったかサイバーのパイナップルボンバーに沈む。







試合後、サイバーがカゲトラに対して言葉にならないアドバイス。








第4試合
YAMATO　VS　ジミーススム

試合前にコーナーでポーズを取るYAMATO。


しかし紙テが顔にぶつかり痛がるYAMATO。



試合開始後のグラウンドの攻防は互角。
続くタックル合戦に打ち勝ったススムがストンピングで攻め立てると、コーナーにエスケープしたYAMATOは握手を求めて
「仲直りだ！
　ジャンクションスリーでは仲間だったろ。
　ジャンクションツー結成しようぜ。」（YAMATO）
的な誘いを持ちかける。
「ジャンクションツー？」（ススム）
ススムはYAMATOの誘いには乗らなかったものの、YAMATOはススムを場外に落とすと右腕を鉄柱に叩きつける。
リングにススムを戻したYAMATOはアームロック、腕ひしぎ逆十字、三角締めと流れるような攻めを展開し右腕を集中攻撃。
ススムもYAMATOを場外に落としてトペを狙ったがこれは問題龍が足刈り。
しかしススムはYAMATOの攻撃を問題龍に誤爆させる。

ススムはエクスプロイダーから串刺し式ジャンボの勝ち！
しかしYAMATOも串刺し式ドロップキックで反撃。
ススムがジャンボの勝ち！で反撃に移ろうとしたが、Kzyがススムをコーナーで羽交い絞めにするとそこへYAMATOが再度串刺し式ドロップキック。
そして延髄切り、垂直落下式BB、変形パンプハンドルスラムを決めたYAMATOは「初公開だ！」と言いながらコーナーに上がるが、先読みしていたススムがお尻ペンペンからの雪崩式エクスプロイダー。

ジャンボの勝ち！から夢限の体勢に入ったススム。
しかしYAMATOはスリーパーからギャラリアの体勢に切り返す。
これを回避したススムがYAMATOを丸め込むとYAMATOも丸め込み返す。
この切り返し合いはカウント2.9。
そしてススムがジャンボの勝ち！狙いでロープに走ると、待ち構えていたYAMATOは全知全能のフランケンシュタイナー！！
カウント3！










派手な動きこそないものの硬軟織り交ぜた試合であっという間に試合時間が過ぎていった。
この試合だけでチケット代の半分くらいは元が取れたと思う（笑）
YAMATOのフランケンシュタイナーはまさにここしかないというタイミング。
これは全知全能名乗っても文句ないな。
YAMATO王者時代にススムさんの挑戦見たかったー。





休憩中のサイン会はフジイさんとリョーツ。
リョーツのサイン会は初めてだったらしい。





第5試合
3wayタッグマッチ
土井成樹＆B×Bハルク　VS　ジミー・神田＆Mr.キューキューなおき豊中ドルフィン　VS　吉野正人＆ウーハー・ネイション

試合は予想通り場外乱闘ありの荒れた展開。
終盤、吉野に対して神田が琉's→土井ちゃんがバカタレスライディングキック→谷やんがカサノヴァ→ハルクがファーストフラッシュを立て続けに決めて、最終的にはハルクが吉野から勝利。











試合後もダウンしている吉野を尻目に言い争いを続ける4人。
すると
「いつまで寝てんだ！」（神田）
と蹴り飛ばす神田。
「吉野は関係ないやろ！」（土井）
おぉ土井吉復活のきざしか！と思ったが、次の瞬間
「でもお前いつまで寝てんねん！」（土井）
と神田と一緒になって蹴り飛ばす土井ちゃん。
さらに谷やんとハルクも合わさって吉野に対して集中ストンピング。
吉野もふざけんなとばかりに土井ちゃんに食ってかかるが、結局4人に攻撃を受けてダウン。



吉野の救出に入ってきたのがCIMA。
しかしCIMAは神田に羽交い絞めにされると谷やんにTシャツを破られる。
そしてハルクがファーストフラッシュ。
「CIMA、いつまでも上から見てんちゃうぞ、コラー！」（谷やん）
そこへ悩み中のカゲトラ登場。
「こんなだから悩んでしまうんですよ！」（カゲトラ）
「うっせえよ！」（神田）
カゲトラにより一時切り離された両軍だが、MB退場時にジミーズが追いかける形で再度乱闘開始。
そのままバックステージへ…。



試合自体は終盤の3チームによるノンストップバトルが凄かった。
表現としてのノンストップバトルではなく本当に終盤は試合が止まることなく試合終了まで一気に走り抜けた感じ。





メインイベント
戸澤陽＆鷹木信悟　VS　リコシェ＆T-Hawk

リコシェはミレニアルズ仕様のコス。



戸澤がTシャツを着たまま試合スタートするも、T-HawkにTシャツをまくられ胸板にチョップを打ち込まれて悶絶。
しかし戸澤もT-Hawkに対して椅子を乗せると久しぶりにトップコーナーからセントーン投下。
その後はツイン王者チームがリコシェを捕まえて攻め込む。
リコシェは信悟にカッターを決めるとT-Hawkにタッチ。

T-Hawkは信悟にウラジゴク。
するとリコシェもノーザンライトスープレックスで続く。
戸澤と信悟はダブルインパクト式の攻撃を狙ったが、T-Hawkが戸澤をカットすると信悟に肩車されていたリコシェはミステリオ・ラナで切り返す。
ならばと信悟はT-HawkにSTAY DREAM狙い。
T-Hawkはこれを回避するも、戸澤がコーナーを駆け上がり雪崩式ブレーンバスター。
信悟がMADE IN　JAPANを決めるがカウント2。

戸澤とリコシェが対峙。
戸澤がバイシクルキックを決めればリコシェはWWEのローマン・レインズが使うスーパーマンパンチのように拳を戸澤に叩きつける。
戸澤に狙いを定めたミレニアルズはT-Hawkのみちのくドライバーからリコシェがその場飛びシューティングスター。
その後リコシェは場外の信悟にトルニージョを決めて分断に成功。

リング内は戸澤とT-Hawkが一騎打ち。
戸澤は投げっぱなしジャーマンからデッドリフトジャーマンでT-Hawkを追い込んだが、パッケージジャーマンを回避したT-Hawkは戸澤の顔面に膝を打ち込むとBTボムからナイトライドに繋げて3カウントを奪う。
















試合後、ミレニアルズが賞金を受け取った後に退場すると入れ替わりでYAMATOとサイバーが乱入。
戸澤と信悟に対して攻撃を仕掛ける。
「テメエらウーハーがいないと何も出来ないのか。
　さっさとベルト返上しろ。」（YAMATO）
「死んでもおまえらには渡さねえ。」（信悟）
「これだけは言っておいたるわ。
　☆○×□…！」（サイバー）
「サイバー、おまえの言いたいことは良く分かった。」（戸澤）
その後MBは退場。



そしてリングに残った戸澤は涙を浮かべながらマイク。
「リコシェはミレニアルズとやっていきたいのか、オレらとやっていきたいのか、
　アイツの考えが分からない。
　後楽園ホールではウーハーとリコシェがシングルマッチしますけどゴチャゴチャで分かりません…。
　とりあえず、今はこのベルトを守るしかないですよね。
　今日負けて昨日もリコシェにシングルで負けてしまって、こんなんじゃダメなんですよ。
　3月1日ツインゲート防衛して、また京都にチャンピオンとして帰ってきます。
　今日はありがとうございました。」（戸澤）






ということで”何かが起こる”京都大会2日目終了。
現在進行中のジミーズとMBの抗争は状況をカオスにするが進展はなし。
まあ今週末の大阪大会以降は後楽園大会、メモリアルゲートの和歌山大会と続くので仕方ないかな。
ただこの抗争、変な方向に進みつつありますね。
今日は吉野とCIMAがとばっちりを受けたし、このままジミーズとMBだけの抗争で終わるのか、ここに他のユニットも絡んでくるのか。
この日凹られた吉野が抗争に加わってもおかしくないし、リコシェの去就が不明な現状の中で調子の上がらない戸澤も分からない。
悩み中同士戸澤とカゲトラがくっつく可能性は…ないかな。
こういう抗争がカオス化した時は八木さんが「試合メチャクチャにしやがって。オマエら金網入ってもらうぞ。」と言いそうなシチュエーションではあるんだけどなぁ。
次の生観戦予定は大阪チャンピオンゲート2連戦なので、当日は会場から速報入れます。
ここで何らかの形にはなると思うんだけど、和歌山まで引っ張るかなー。
和歌山で金網マッチということになれば多分見に行きます（笑）