最後に神が宿った！KOG2012優勝者は堀口元気H.A.Gee.Mee!!～5.19 大阪・BODYMAKER COLOSSEUM KING OF GATE優勝決定戦～

本日はキング・オブ・ゲート決勝戦が行われた大阪府立体育会館第2競技場改めボディーメーカーコロシアム大会。
決勝のカードは元気対戸澤。
H！A！Gee！Mee！

試合前にセミファイナルで行われるCIMAロワイヤルの入場順の抽選会が行われる。
入場順は以下の通り。
PACとカゲトラ→琴香とサイバー→小林と谷崎→斎了と神田→問題龍とフジイ。



第1試合
YAMATO＆富永千浩　VS　斎藤“ジミー”了＆ジミー・カゲトラ

試合はトミーがジミーズに攻め込まれて劣勢が続いた暁だったが、YAMATOが武者返しで斎了から3カウントを奪い逆転勝ち。
印象としては余裕の試合運びだったジミーズが余裕を見せすぎたような…。





















第2試合
小林瑛太　VS　ジミー・神田

試合はキャリアで勝る神田が小林の一つ先二つ先を行く試合運び。
小林が攻めに転じようとするところでも中々ペースを掴ませない。
何とかチョップで反撃を試みようとするが、最後は神田が琉’sでピン。

試合後神田はマイクで小林のメキシコ遠征を激励。
「メキシコは日本と同じように厳しい国だ。
　今のオマエのまま力いっぱいぶつかって来い。
　日本に帰ってきたら気持ちいい試合しようぜ。」（神田）
最後は小林と握手を交わして退場するキャンディー。
カッコよすぎるだろー。





















第3試合
B×Bハルク＆谷崎なおき　VS　鷹木信悟＆三代目超神龍

試合はハルクがファーストフラッシュで超神龍からピン。
相手がハルクと谷崎だったからかもしれないけど、三代目超神龍は動きはいいもののまだ一つ一つの技が軽めか。





















第4試合
サイバー・コング＆問題龍 VS CIMA＆X（Gamma帯同による大阪を代表する選手）

まずはCIMAと欠場中のGammaが入場。
「今日はGammaちゃんが、大阪をそして岸和田を代表する選手を連れてきてくれるみたいなんですけど誰？」（CIMA）


















その後GammaとCIMAはある人のモノマネをしながらマイク。
そしてGammaが呼び込んだのは当然岸和田兄さん。
久しぶりにドラゲーマットに登場した岸和田兄さんは一言。
「オマエら見たら分かるやろ！」（マグニチュード岸和田）



















試合では岸和田は久しぶりにGammaとの奇声ストンピングからOKポーズまで見せる。
最後はラストライドからCIMAがメテオラで問題龍からピン。
出来れば「オマエらLRや！」が聞きたかったけど…。

















試合後にCIMAは
「ドラゴンゲートのファンももっと岸和田兄さんの試合見たいよな？
　巡業全部とは言いません。
　せめて関西で来れる時は参戦してください。
　Gammaちゃんはいつ位にエンジンかかりそうですか？
　来月の神戸サンボーでは勇姿が見れるということでいいですね？」（CIMA）
ということなのでGammaの復帰は秒読みといったところでしょう。
さらにCIMAは
「次の府立は7月1日ですが、そこではCIMA＆Gammaそして岸和田で出ようじゃないですか！」（CIMA）
すかさず兄さんはリング上でGammaに日程を再確認。
「まあスケジュールが合えばということで。
　細かいことは裏で話しましょう。
　どうやオマエら、これが兄さんの”間”やぞ！」（CIMA）
最後は3人揃って記念撮影。



第5試合
望月成晃＆ドン・フジイ＆ドラゴン・キッド　VS　吉野正人＆PAC＆リッチ・スワン

試合ではスワンがベテラン軍にヒザを攻められる展開が続く。
長時間のローンバトルに苦しんだスワンだったがスピンキックで危機を脱すると、その後はW-1インターが反撃。
PACはスワンダイブでロープ上で一旦止まってのファイヤーバードスプラッシュ。
相変わらず凄いとしか言いようがない…。
ベテラン軍もキッドが盛り上がれーフランケンやウルトラ・ウラカン・ラナを決めたがカウント2。
試合終盤には再度ベテラン軍に捕まってしまったスワン。
もっちーの一角蹴りを喰らってしまったが、キッドがバイブルで丸め込むとスワンも再度丸め込む。
この丸め込み合戦を制したスワンがエビ固めで3カウントを奪い勝利。















試合後、スワンはアメリカで流行中のYES！YES！YES！で喜びをアピール。
















他の会場でもこれはやっていくのかな？
もし会場でスワンがYES！YES！YES！ってやってたらお客さんも是非人差し指を突き上げてYES！YES！YES！とやってあげてください（笑）
こんな感じで。


3カウントを取られたキッドはベルトをスワンに見せつける。
これはブレイブの次期挑戦者はスワンということか？



第6試合
オープン・ザ・ドリームゲート王座 次期挑戦者決定時間差バトルロイヤル ～CIMAロワイヤル～
《出場選手》サイバー・コング、谷崎なおき、問題龍、ドン・フジイ、斎藤“ジミー”了、ジミー・神田、ジミー・カゲトラ、PAC、琴香、小林瑛太

斎了と神田は入場してくると2人一緒に「ジョン・ウー！」と「サイクリングヤッホー！」を試みるもいずれも技は決められず（笑）
最後に入場してきたフジイさんと問題龍はリングインせずに延々と場外戦を繰り広げる。
最初に脱落したのはエプロンに落とされて粘るも小林に胸板へチョップを連発して叩き込まれたサイバー。
続いてはカウント3ルール適用まで残り数秒というところで丸め込まれた琴香。
その後はPACに落とされて谷崎脱落。
神田のジョン・ウーで蹴落とされて小林脱落。
フジイさんの外道クラッチでPAC脱落。
最初に脱落したサイバーがエプロンで耐えていたカゲトラにパイナップルボンバーを決めてカゲトラ脱落。
フジイさんの外道クラッチで神田脱落。
フジイさんの外道クラッチで斎了脱落。
残るは問題龍とフジイさん。
この時点で8割方CIMA対フジイさんのドリームゲート選手権試合が実現すると思っていたんです…。
フジイさんは問題龍に外道クラッチを決めたが八木さんのカウントをサイバーが妨害。
八木さんの目が場外に向いたところで問題龍が塩攻撃から首固めを決めると無情の3カウント…。
試合後の会場の沸かなさ＆ざわつきは中々のモノでした。

















































問題龍はマイクを取りリングサイドで見ていたCIMAに悪態をつく。
「おいヘボチャンピオン。
　オレは愛知県体育館のサイバー以上にしょっぱい試合をしてやるからな。
　なんとか言ってみろ。」（問題龍）
ポカーンという感じのCIMAはマイクを握るも言葉が出ない。
なんとか「ちょっとこの件に関してはノーコメント…」とだけ言葉を残すとフジイさんらと共に退場していく。



メインイベント
KING OF GATE 2012 優勝決定戦
戸澤陽（Aブロック勝者）　VS　堀口元気H.A.Gee.Mee!!（Bブロック勝者）

試合開始から元気は序盤から低空ドロップキックや足4の字固めで戸澤の左ひざを集中攻撃。
しかし戸澤も元気を場外に落とすとトペ2連発。
リング内に戻るとセコンドから手渡されたイスで元気の頭部に一撃。
場外ではジミーズとMBがやり合う。

元気はコルバタを決めて戸澤を場外に出すとすかさずトペ・トビウオ。
リングに戻りスイングDDTを決めるが、戸澤も串刺しバイシクルキックで反撃。
戸澤のジャーマンを耐えた元気は垂直落下式ブレーンバスターを決めるとトップコーナーへ。
しかし戸澤は雪崩式ブレーンバスターで投げる。

その後MBセコンドが乱入してくるとトレイン攻撃。
しかしジミーズも負けじと乱入し、神田と斎了はジョン・ウーとジャーマンの連携技を決める。
そこでススムがジャンボの勝ち！を叩き込むと元気がビーチブレイク！
勝利かと思われたが、フォールに行こうとする元気の足を問題龍が掴んで妨害。
ここは八木さんが問題龍を蹴落とす。グッジョブ！

両者エルボー合戦から元気がロープに走ったところで問題龍が足刈り。
さらにエプロンに上がり塩攻撃を試みるが、ここは斎了がカット。
逆に塩を奪った斎了が戸澤に投げつけるもかわされてしまい元気に誤爆。
戸澤は投げっぱなしジャーマンからデッドリフトジャーマン！
しかし元気はカウント2でキックアウト！
ならばとパッケージジャーマンを狙う戸澤だが、元気も耐えると逆にバックスライド狙い。
両者決めきることが出来ない中、元気に対して場外からハルクがイエローボックス攻撃。
チャンスとばかりにジャーマンを狙った戸澤だったが、元気は体を入れ替えると神を宿らせたバックスライド・フロム・ヘブン！！
文句なしに戸澤から3カウント奪取するとボディーメーカーコロシアムは大熱狂！
キング・オブ・ゲート2012の優勝者は堀口元気H.A.Gee.Mee!!































試合後文句を付ける戸澤を元気は一蹴。
さらにCIMAロワイヤルで優勝した問題龍に対してドリームゲート挑戦権を賭けての挑戦者決定戦を突きつける。
問題龍は難癖をつけるが、ここでリングサイドにやってきたCIMAがマイクを持つ。
CIMAはまず元気に祝いを述べると、キング・オブ・ゲートを挑戦者決定戦にしたくはなかったが、CIMAロワイヤルで勝ち上がった前回のサイバーと今回の問題龍でルールを考え直す時が来たようだ。
元気にも問題龍にも残念ながら挑戦権はある。
後はオマエらがここに居るお客さんに聞いて挑戦者を決めて来い、と告げて退場。
元気は今から挑戦者決定戦をアピールするが、問題龍は
「オマエに勝てなきゃ挑戦できねえなら仕方ない。
　でもここ大阪では絶対やらねえぞ！」（問題龍）

その後戸澤は問題龍が挑戦者決定戦を呑んだ代わりにツインに挑戦させろと詰め寄る。
それに対して場外乱闘でメガネを壊されて機嫌の悪いススムは戸澤のパートナーにサイバーを指名。
「ボコボコにしてまた欠場に追い込んでやるからな。」（ススム）

そしてMBは退場。
改めてキング・オブ・ゲート2012の覇者堀口元気が涙ぐみながらのマイク。
「H！A！Gee！Mee！がキング・オブ・ゲート優勝したぞ！
　僕はこの業界に入って14年になりますが、見ての通り頭はハゲて線は細いです。
　でもここまで大きなケガなくやってこれたのは色々な人の支えがあってこそです。
　まずはジミーズの皆、特に斎了。
　今日もノドを枯らしてH！A！Gee！Mee！コールやってくれてありがとう。
　今日は生放送じゃありませんがGAORAで見てるファンの皆さんありがとうございます。
　そしてGAORAで見てる僕の大ファンがいます。
　熊本の実家で見てる僕のおかんです。
　うちは母一人子一人で、母は何不自由なく僕を育ててくれました。
　（カメラに向かい）あんたのとこのバカ息子が優勝したばい。
　今度これ（優勝トロフィー）持って帰るけんね。
　そして大阪の皆さん声援ありがとうございました。
　確かにジミーズは華もないし派手ではないかもしれませんが、これからもファンの皆さんを元気付けて頑張っていきたいと思います。
　これからもジミーズをよろしくおねがいいたします。
　今日はどうもありがとうございました！」（元気）
すると会場に♪1！2！1・2・3・4！ウィーアージミーズ！とジミーズのテーマが鳴り響く。
最後はジミーズが5人揃っての記念撮影で大阪大会終了。





















最後の元気のマイクは感動モノ。
会場に来れなかった方は是非GAORAの放送を楽しみにしてください。
それにしても元気は脇役も主役もどちらでもこなせるし、今日のメインも素晴らしい戦いぶり。
その試合を見ていたらつい、昔WWEの解説者だったマット・ストライカーが言っていたフレーズを思い出した。
「体のデカさは問題じゃない。どれだけデカい試合が出来るかだ。」
まさにこの日の堀口元気は本人も言ってる通り恵まれた体格をしてるとは言えないけど、感情表現は人一倍豊かで受けも上手い。
さらに逆さ押さえ込みという地味な技でもあれだけお客さんを熱狂させることが出来るってやっぱり凄いレスラーだと再認識させられた。
優勝おめでとうございます！！





















また本日の結果で元気対問題龍の次期挑戦者決定戦が決まり、その勝者がCIMAに挑むことが決定。
スケジュールとしては博多でのチャンピオンゲートか神戸ワールド記念ホール大会のどちらかになるんでしょう。
どうせなら神戸ワールドのメインでCIMA対元気を見たいけど、2ヶ月間延ばすのも考えにくいし博多かな…？
それともそれ以外のどこか？