Blood Warriors祭りじゃー!ワッショイ!ワッショイ!~11.30 東京・新木場1stリング 1st Blood~ 11月30日から12月2日まで行ってきました2泊3日の東京プロレスツアー。 ということで、まずは1日目のBW自主興行の観戦記をアップ。 ブラッドのブラッドによるブラッドのための興行でしたが、これはこれで面白い! さらにウーハー・ネイションという新星も現る! 19時試合開始の予定だったが、19時10分になっても試合が始まらない…。 さらに遅れること20分くらい経過したところでようやくCIMAらBWのメンバー全員がリングに登場。 オープニングの曲が普段のDRAGON STORMではなく、この日は少女時代のTAXI。 「私情をはさんだのは誰だ?」(CIMA) 「タクシーと言えば、今日試合するNOSAWA論外。」(CIMA) というマイクには全員から突っ込みが入る。 そしてBW一人ずつがそれぞれ挨拶。 「土井成樹です。 今日は土井ダーツを持ってきました。 盛り上がっていきましょう。」(土井) 「豊中市から来ました谷嵜なおきです。 本日も精一杯頑張ります!」(谷嵜) Kzyはいつもどおりにラップを披露。 「神田裕之です。 今日は力いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします。」(神田) まさかキャンディーまで…!ということで皆がちょっとどよめいた。 「今日は存分に楽しんで帰ってください。 そして寝る前に思い出して笑いながら眠れるように頑張ります。」(戸澤) 「北海道、札幌市出身のBBハルクです。 今日はBW初の自主興行ということで…、おいビール持って来い!」(ハルク) リコシェも少しだけ日本語で挨拶。 元気と斎了は2人で。 「今日の対戦相手は強敵じゃん。 自信ないしピンチになりそうな気がするよ。」(元気) 「ピンチになるのは予想してましたよ。 久しぶりにあのコールやりましょうか?」(斎了) CIMAが元気の頭に光が反射してまぶしいというネタをはさんで、ラストはトマホーク。 「苫小牧市から来ましたトマホークTTです。 今日ははじめてのタイトルマッチ! サムライからベルト取るぞ!」(トマホーク) キャリアも一番短いし、キャラ的にもガツガツ前に出て目立って行くタイプではないんだが、終始後ろに徹した印象が強かったこの日のトマホーク。 まあこの日は他のメンバーが濃い人ばかりだったから…。 そして全員の挨拶が終了したところで再度CIMAがマイクを持つ。 「皆さんに残念なお知らせがあります。 ギリギリまで待ったんですけど、ライブ予定だったリッキーさんが入国のトラブルがありまして。 そういうわけでライブが中止になってしまい…」(CIMA) しかし携帯を持っていた斎了から耳打ちされたCIMAは 「え、着いた? 皆さん、今リッキーさんが自家用ヘリで到着しました。 カモーン、リッキー!」(CIMA) ということでリッキー・フジ登場。 リッキーは早速歌を披露。 そして2曲目を歌っているところにメタルウォリアーが乱入。 メタルはリッキーに襲いかかると、会場の隅に居た和田京平レフェリーがリングに上がり、急遽リッキー・フジ対メタル・ウォリアーが開始される。 緊急決定試合 リッキー・フジ 対 メタル・ウォリアー 試合はリッキーがカミカゼからの変形DDTで勝利。 その後、リッキーライブが再開される。 土井ちゃんはマスコミのカメラをリング内に持ち込みBWで記念写真を撮ったり、元気はウィッグを振り乱してヘッドスパンキング、CIMAやKzyはエアギター、戸澤はリッキーの革ジャンを着てのエアドラムでノリノリ。 そして無事にリッキーライブが終了したところで、次はNOSAWA論外、FUJITA、KIKUZAWAの東京愚連隊が登場。 「何しに入ってきたんじゃ。」(土井) 「てめーらベルト持ってんだろ。 オレらが挑戦してやるよ。」(KIKUZAWA) そこで厳重に固定されてるKIKUZAWAの膝を見た土井ちゃんは 「オマエ膝大丈夫か?」(土井) 「いろいろあって駆り出されてるんだよ、察しろよ。」(KIKUZAWA) しかしその後も土井ちゃんの膝イジりは続き、笑いは論外やFUJITAを含めて会場全体に波及。 一通りの笑いが終了した後、土井ちゃんはトライアングル挑戦を認めるかどうかは土井ダーツで決めるとし、Kzyに土井ダーツを持ってこさせる。 Kzyが持ってきた土井ダーツセカンドは×がほとんどで○はわずか。 そしてダーツを投げる少年を決めてリングに上がらせる。 少年はダーツを投げる前にKIKUZAWAに対して 「膝大丈夫ですか?」 怒るKIKUZAWAを愚連隊が制止して、土井ダーツセカンド開始。 結果は惜しくも×。 しかしここでリッキーが結果に対して物言いをつける。 「これはロックじゃ無いな。 (KIKUZAWAに対して)膝大丈夫か?」(リッキー) ということで、特製リッキーダーツを準備させる。 リッキーダーツの的は、R(挑戦OK)が9割で残り1割に×と歌。 そして再度先ほどダーツを投げた少年がダーツを投げる。 その前にKIKUZAWAに対して 「ホントに膝大丈夫ですか?」 会場大爆笑でリング内ではKIKUZAWAを全員で制止してる間に少年はダーツを投げる。 結果はR。 ということでセミファイナルで組まれているチーム土井ダーツ対東京愚連隊の一戦はトライアングルゲート選手権試合となる事が正式決定。 しかし谷やんはこの試合に2カウントルールを適用することを告げると、愚連隊は思った程のクレームを付けることなくそのルールを了承して退場。 肩透かし気味で終わった谷やんは会場を非常に微妙な空気にしてしまう(笑) 試合開始前のMCは土井ちゃんが 「1st Blood、盛り上がっていくぞー!」(土井) で締め。 第1試合開始まで辿り着くのに長げーよ(笑) あまりにも試合前MCが長すぎたのでリッキーさんが遅れたのは事実なのかなーと思う。 いや、まあ楽しかったからいいんですけど第0試合終了が19時50分過ぎとか…。 第1試合 X-LAWインターナショナル選手権試合 エル・サムライ 対 トマホークT.T 試合はサムライがダイビングヘッドバッドからチキンウィングアームロックに行ったところで、トマホークはサムライを抱え上げて技から脱出。 しかしトマホークがサムライに対してチョップでダウンさせてフォールに行ったところを再度チキンウィングアームロックに捕まるとタップアウト。 第2試合 ウーハー・ネイション日本デビュー戦 ウーハー・ネイション 対 琴香 ウーハー・ネイションはジンギスカンのテーマで入場。 ちょうどウー!ハー!のところが合うんだな(笑) しかしこの曲はドイツ語の曲だったとは初めて知った…。 以下CIMAのツイートより。 @dragongatecimaCIMA ちなみにウーハーの入場テーマはジンギスカン。本人が持参した曲もあったけど、パンチが弱かったんで保険で用意しておいたんや。パンチ強過ぎたか?!本人もお気に入りでUSAでも使用するみたいや。明日の後楽園では掛かるかな?!ウー!ハー!!Nov 30 via EchofonFavoriteRetweetReply この曲をチョイスしたCIMA(?)はスゴイ! 入場曲といいウーハーネイション本人といいパンチ強過ぎ(笑) 試合は当然ながらウーハーの体の前に琴香の攻撃は歯が立たず、ショルダータックルやブレーンバスターを決められてしまう。 琴香もなんとか低空ドロップキックからのミサイルキックで反撃を試みるが、ウーハーはラリアットからリフトアップスラムを決める。 フィニッシュはその場飛びムーンサルトからのその場飛びシューティングスター(ウーハーコンビネーション)で日本デビュー戦を飾る。 第3試合 堀口元気&斎藤了 対 神田裕之&菅原拓也 試合は神田と斎了からスタート。 自ら斎了コールを煽る斎了に少し不満げな神田。 一通りの攻防を終えて、神田は握手を求めるが斎了はスルーして元気にタッチ。 すると神田も菅原に交代。 元気は菅原を場外に落としトペコンを狙うもここは自重。 その後は元気と斎了が神田を捕まえて攻め込む。 斎了は神田に「オマエ、顔怖いんだよ!笑えコラ!」と言いながらストンピング。 さらに斎了は神田の髪の毛を抜くと元気にふりかけて、久しぶりにマラハ!イサッパ!の連携技。 攻勢だったマライサだが、その後は神田と菅原が元気の頭髪を中心に攻め込む。 斎了は神田にコブラツイストを決められ劣勢の元気を確認。 神田に対して「もっと締め上げろ!」と要求した斎了は久しぶりの「H!A!G!E!」チャッチャッチャチャチャ♪ 声援を受けた元気は2人を蹴散らし斎了にタッチ。 斎了は神田のジョン・ウーを回避すると、リングインしてきた菅原に対してはフィッシャーマンズエクスプレス。 しかし菅原も延髄切りからDDT。 カウントをカットした元気に対しては神田がパワースラム。 元気もスイングDDTを試みるが失敗。 そして元気と斎了に対して続けてマンハッタンドロップを決めた神田は再度2人まとめて「ジョン・ウー!」を狙うが失敗。 試合終盤に入り、神田と菅原は斎了にダブルフラップジャック。 さらに元気に対しては菅原のT.C.O.から神田がダイビングエルボーもカウント2。 ならばと神田は琉'sの体勢に入るが、すかさず元気がバックスライドに丸め込んで3カウントを奪う。 試合後に4人は互いに握手をかわすが、斎了の差し出した手を神田はスルーして退場。 試合前のお返しということね。 ここで前半戦終了。 せっかく遠征したのでBW自主興行特別Tシャツをゲット。 できればサインして欲しかったなー。 第4試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 土井成樹&谷嵜なおき&Kzy 対 NOSAWA論外&FUJITA&KIKUZAWA レフェリーは和田京平。 しかし試合は愚連隊の奇襲攻撃からスタートしたのできょーへー!コールは出来ず…。 試合が始まると、予想通りKIKUZAWAの膝に狙いを定めるチーム土井ダーツ。 土井がKIKUZAWAの膝を締めあげると、そこにカットに来た愚連隊と止めようとする谷嵜とKzyが折り重なり、結果的にKIKUZAWAの膝がさらに悲鳴を上げる結果になる…。 しかしなんとかKIKUZAWAも自軍コーナーにKzyを押し込みタッチ成功。 その後はFUJITAと論外によりKzyが攻め込まれる。 長時間攻め込まれたKzyはKIKUZAWAにB-BOYを決めて土井にタッチ。 土井はKIKUZAWAの膝をコーナーに固定すると、救出に来た論外の足を蹴り上げてKIKUZAWAの膝にドロップキックを決めさせる。 さらに同様の誤爆がFUJITAにも起こる。 そこで谷嵜がKIKUZAWAをコーナーに振るとDHから膝十字固め。 苦しむKIKUZAWAだったがなんとかロープブレイク。 やられ続けていたKIKUZAWAは谷嵜にパワースラムを決めるとFUJITAにタッチ。 FUJITAはKzyに玉砕やビートボムを喰らうも、コーナーへの突進をかわし愚連隊3人がかりでスーパーパワーボム。 さらにFUJITAの「Kzy~!SAYONARA!」ツームストーン、論外とKIKUZAWAのサンドイッチ式シャイニングと一気呵成に攻め込む。 Kzyはこれをカウント2で返すと、論外との丸め込み合いを応酬するもいずれもフィニッシュには至らず。 その後チーム土井ダーツが攻勢に転じる。 論外に対して谷嵜のDHからKzyがKzyTIMEもカウント1。 土井がリングインし論外とエルボー合戦。 Kzyのパウダー攻撃を受けてしまった論外だが土井にバズソーキックから超高校級ラマヒストラルに行くも、土井はスクールボーイに丸め込む。 最後は土井が土井555からのバカタレを論外に決めて2カウントを奪い勝利。 試合後、KIKUZAWA以外の5人で勝ち名乗りを上げるとそのままKIKUZAWAを残して退場。 ちょっと菊さんが荒谷どんみたいになってた(笑) KIKUZAWAはBW自主興行の最初から最後まで普段の菊タローのような面白さは見せずに退場。 しかし一番注目を受けてたのもKIKUZAWA。 お疲れ様でした。 メインイベント オープン・ザ・ツインゲート選手権試合 CIMA&リコシェ 対 戸澤陽&B×Bハルク この試合も裁くのは和田京平。 ちゃんときょーへー!コールも出来た。 試合前半を支配していたのはタッグトーナメント覇者の戸澤&ハルク。 リコシェを捕らえると、ダブルでキックを叩き込んでいったり普段ジャンクション相手にするような厳しい攻めをリコシェに対しても容赦なく行う。 攻められ続けたリコシェだったがなんとか反撃を見せてCIMAにタッチ。 CIMAはハルクをインディアンデスロックに捕らえた状態のまま戸澤をブレーンバスターで投げる。 そして場外にエスケープした戸澤に対してはリコシェがセカンドロープを踏み台にしてのプランチャ。 リング内ではCIMAとハルクが一進一退の攻防を見せれば、続けてリングインしてきた戸澤とリコシェも同様に熱いファイトを展開。 そんな中、先にペースを握ったのは戸澤&ハルク組。 戸澤がCIMAに厳鬼を決めれば、リコシェに対してはハルクがマウスからEVOの体勢に担ぎ上げる。 ここはリコシェがコーナーに捕まり回避するが、そこにハルクの浴びせ蹴りから戸澤が雪崩式ブレーンバスター。 さらに戸澤がジャーマンを決めるがリコシェはカウント2でキックアウト。 ならばとパッケージジャーマンを狙う戸澤。 しかしここはCIMAがトラースキックでカットして形勢逆転。 CIMAは戸澤に一角ダブルニースタンプ。 そこへリコシェが630°! カウント3は奪えなかったものの、続けてCIMAはシュバイン。 戸澤もバイシクルキックで反撃を試みるが、CIMAは戸澤にナカユビ。 そしてフィニッシュはメテオラでピン。 試合後にCIMAが興行を締めようとしたところで、メインイベント開始前後に会場入りしていた享&KAGETORAが登場。 「ツインの防衛戦を勝手にやって、防衛したから勝手に返上? オレとKAGEはそのベルトが欲しいんだよ。 大体明日の防衛戦は決まってただろ。 どうすんだよ。」(享) 「オマエら乱入の仕方まで地味過ぎるんじゃ!」(CIMA) ここで戸澤が享の顔面にバイシクルキック。 モロに顔面に入ってた…。 そしてマイクを持った戸澤は 「負けたんはオマエら2人のせいじゃ! 地味な2人の視線があって試合に集中出来んかったんじゃ!」(戸澤) 「地味な乱入がアキラのおかげで派手になったやないか。 感謝しとけ。 ツインにこだわるなら、後楽園で決定戦でもやったらええんちゃうか。」(CIMA) 「オレ達が相手してやってもいいぞ。」(ハルク) 「あんまりナメんなよ。 大体ここに来てるブラッドの客なんてどうだっていいんだよ。」(享) 会場からはブーイング。 「大体地味な2人と対戦しても勝敗分かってるしおもんないやろ。 でもそんなにやりたいんやったら、こっちの出す条件飲んでもらおうやないか。」(戸澤) 「オマエの出す条件なんてたいしたモンじゃないだろうから、その条件飲んでやるよ。 オレはさっきの客の反応で気分悪いから帰るよ。」(享) ということで享&KAGETORA退場。 再度CIMAがマイク。 「お客様に暴言吐くなんてクズですよ。 オレは15年間お客様に対して暴言を吐いたことなんて一度もないよ。」(CIMA) これまで数えきれないくらい聞いてますけど…(笑) 最後はCIMAが戸澤にマイクを渡して興行を締めさせると、戸澤は 「戸澤陽歌います!」(戸澤) と言って”千の風になって”を熱唱し、 「今日はどうもありがとう! アホども、明日も覚悟して見に来いや!」(戸澤) でBW全員で記念撮影をして〆。 結局、興行終了時間は22時前。 ということで東京まで遠征して観戦してきたBW自主興行。 普段ヒールとして活動してるBWだけに、普段見ることの出来ない選手達の姿が非常に面白かった。 でもこの自主興行を見てる限りは、マライサはしっかりとベビーとヒールで切り替えてるんだけど、チーム土井ダーツの3人はベビーでもヒールでもあまり変わらないよな。 まああの3人はそこまで計算せずにナチュラルな方が魅力を最大限に出してると思うのでいいか…。 そして興行全体で言えば、まず前半戦はウーハーネイションに尽きる。 エゼキエル・ジャクソンのような筋肉をまとった体格だけでも圧倒的な存在感なのに、あの空中技までこなすところはもう圧巻としか言いようがない。 この日のようなスカッシュマッチではないシングルマッチでどうなのかという疑問符はあるものの、CIMAのツイートによればまだデビュー2年目! 経験を積んでいけばどんなレスラーになるんだろう…。 それにしてもスワンといいネイションといいリコシェといい、DGUSAが始まる前までは日本では名前を聞いたこともないレスラーが続々と日本デビューを果たしていずれも成功を収めていると言っていい。 これらのレスラーが日本マットに上がる事により、新人は中々経験を積むことが難しくなってる状況ではあるけど団体自体としては底上げに繋がる。 両立するのは中々難しいだろうけど、外から見てる分には面白い方がいいもんな。 後半戦はメインのツインはさすがタッグチャンピオンとSATT優勝チームだけに大熱戦が展開された。 残念だったのは、試合中に戸澤の厳鬼を受けた時、CIMAが膝を痛めたところかな。 そこでCIMAの体が崩れてしまったことにより、厳鬼が決まったのか決まらなかったのか微妙な展開になってしまった。 それ以外でもCIMAがミドルキックを打ち込もうと構えたところで、戸澤が中々起き上がらずに倒れてたままだったのでCIMAが若干イラついたような表情を見せて違う展開に移行したりと噛み合わない部分もチラホラ。 ただ、この日も〆のマイクをCIMAは戸澤に譲っていたので、戸澤の能力を一番買っているのはCIMAなんだろうな。 戸澤は試合もマイクも上手いしCIMAの域に届いてるとまでは言わないけど、着実に近づいてきてると思う。 この興行全体を通しても印象に残ったのは戸澤と…菊さんかな(笑) そういえば、CIMAが2nd Bloodから5th Bloodまでやりますよー的な事を言っていたが、ここまでユニット自主興行で2度目があったことは一度も無い…。 このジンクスをブラッド・ウォリアーズは破れるのか? 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