いともたやすく行われるえげつない行為~9.2 兵庫・神戸サンボーホール~ 遅ればせながら金曜日の神戸サンボーホール大会の観戦記をアップ。 メインはリング内もリング外も大混乱の中、土井ダーツトリオがまさかの王座奪取。 YAMATOにとっては色んな意味で痛い敗戦? 第0試合開始前に赤い羽根共同募金活動に対する感謝状が贈られたらしい。 会場到着した時にはもう終わってたかな…。 「チャリティ報告」(ドラゴンゲート) さらにそのあと、Pixy Ladyがリングに登場しエレガントハートを歌う。 Pixy関係は毎回登場するたびにメンバーが変わってるなぁ。 今回は前川美奈さんとうつだあずみさんらしい。 「嬉しいときー!!」(前川美奈オフィシャルブログ「狙ってみ~な」) 第0試合 超神龍&小林瑛太 VS 琴香&渡辺陽介 相変わらず小林のチョップはいい音をさせる。 胸板が裂かれそうな迫力で、トマホークの逆水平と甲乙つけがたい。 対する渡辺は観客へのアピールはあるものの、まだ体が付いていっていない感じ。 将来的には先に小林がユニット入りしそうな印象だけど、まだまだこれからどうなっていくか見るのも楽しみ。 試合中盤に渡辺を捕まえた超神龍と小林は、超神龍の串刺し攻撃から小林がその場飛びシューティングスタープレス。 さらにセカンドロープからのムーンサルトプレスを決めるがカウント2。 その後琴香が超神龍にエルボーから低空ドロップキックで場外に落とすと、小林を孤立させトレイン攻撃を仕掛ける。 渡辺の串刺しドロップキックはちょっとクリーンヒットしなかったが、琴香がダイビングエルボーからダブルフットスタンプを決めるもカウント2。 ならばと琴香は逆エビ固めで締め上げる。 小林も一度はロープに手がかかりそうになるも、再度リング中央に引きずられ逆片エビ固めを決められると耐えられずにタップ。 第1試合 CIMA&堀口元気&斎藤了 VS ドラゴン・キッド&横須賀享&リッチ・スワン 試合前からしきりにスワンにちょっかいをかけるCIMA。 そんなスワンと斎了のマッチアップから試合スタート。 スワンは「気合いだ!」のアニマル浜口ポーズから志村けんムーブ(笑)を披露。 変なおじさんから最後はだっふんだで締め。 試合自体はスワンがBWに攻められる。 BWの3人の連携は立て板に水のごとくスムーズで、いやらしい程に危なげない試合運び。 劣勢だったJⅢも、試合後半にキッドの盛り上がれーフランケンからスワンがその場飛び450°スプラッシュを元気に決めるがカウント2。 スワンはさらに攻め込もうとするが、斎了の投げっぱなしジャーマンからCIMAがヴィーナス→アイコノクラズム。 さらに元気がドロップキックで続き、そこへ斎了がダイビングボディプレス。 しかしスワンもCIMAに対して飛びつき式RKOを決めると、享のデスバレーから再度スワンが超滞空式ダイビングボディプレス。 CIMAはカウント2で返すも、そこへ享がジャンボの勝ち! ここで待ち構えていたキッドがウルウラを仕掛けるが、CIMAはこれを回避すると走り込んできたキッドに対してトラースキックからシュバインの体勢に入る。 しかしこれをキッドがバイブルで切り返し3カウントを奪う。 試合に負けたもののBWが手の平で転がしたような印象を受けた試合。 試合後にキッドがマイクを持つ。 「おい、CIMA。 オレはワールドの借りを忘れた訳じゃないからな。 オマエの好きなようにはさせねえぞ!」(キッド) と中々の所信表明を見せるが、対するCIMAは 「そんなことより今日は土井ダーツ!」(CIMA) と意に介さず。 その後も2回くらい同じ繰り返しでキッドのマイクを受け流したCIMA(笑) そしてCIMAが土井ダーツトリオを呼び込む。 土井ダーツトリオはお揃いの土井ダーツTシャツを着て入場。 土井ちゃんを始めとして3人がマイクアピールを行うも、谷やんのマイク時にはJⅢとお客さんを完全に置いていった。 Gammaですら対処に困ってたからな。 第2試合 “ハリウッド”ストーカー市川 年内最終戦シリーズ~神戸編~ エニィウェア・フォールマッチ ドン・フジイ VS “ハリウッド”ストーカー市川 市川は試合前から上半身のコスチュームを脱ぎ戦闘態勢(笑) フジイさんが入場すると、リングインを待たずに場外に向けてコーナーからプランチャ。 しかしあっさりかわされ、そのまま場外でボディスラムを決められてしまう。 そしてエニウェアフォールマッチなので場外でフォールに入ると、そのまま3カウントが入り試合終了。 そしてお笑いの判定に移り、結果はストーカー市川勝利。 防衛に成功した市川はそのままバックステージに戻ってしまう。 その後フジイさんも帰りかけてしまうが、お客さんの歓声もありどうにか再試合が決定。 ちなみにこの時スワンがフジイさんのセコンドにつく。 再試合では、会場だけではなく台風接近中の屋外に出てまで戦う両者。 場外では逆エビ固めで締め上げたフジイさんだが市川も耐える。 そしてリングに戻り、チョークスラムの体勢に抱え上げられた市川だがフジイの顔に水噴射。 これで視界を失ったフジイさんは近くにいた八木さんにチョークスラム。 これにより試合自体はフジイさんの反則負けとなる。 試合後にお笑いの判定に移るが、結果は市川が勝利して結果お笑いゲート王座防衛に成功。 市っちゃん、神戸年内最終戦お疲れ様~。 次は府立第1で大阪年内最終戦かな。 第3試合 戸澤陽 VS KAGETORA 先ほどの試合とは違い緊迫した空気が漂う第3試合。 先制したのは一度は迎撃されたトペを決めていったKAGETORA。 しかし戸澤もKAGETORAを場外に出すと強引にペースを握り返す。 リングに戻してからも逆片エビ固めを決める戸澤。 戸澤はレフェリーの目がJⅢセコンドに向いてることをいいことに、セコンドから手渡されたスパナまで使って締め上げる。 KAGETORAもフライングラリアットで反撃すると、延髄切りをはさんでエプロンからトップロープを飛び越えてのDDT。 しかし戸澤も旋風脚からバックドロップで一歩も引かず。 さらにジャーマンを狙った戸澤だったが、KAGETORAに顔面へのパンチを決められるとたまらずダウン。 なんとか立ち上がった戸澤に対して、KAGETORAは垂直落下式ブレーンバスター→半月→一騎当千のフルコースを決めるが、戸澤はカウント2でキックアウト。 その後コーナーに上がったKAGETORAに対して戸澤はバイシクルキックで動きを止めると雪崩式ブレーンバスター。 さらに串刺しバイシクルキックで追い打ちをかけると、投げっぱなしジャーマンから必殺のジャーマンスープレックスを決めるがKAGETORAもカウント2で返す。 ならばと戸澤はパッケージジャーマンを狙うが、KAGETORAはこれをかわすとすかさず影縫に丸め込む。 一度は返されるが、続けてエビ固めに丸め込むと3カウントが入る。 試合後に納得いかない戸澤は八木レフェリーを場外に出すと、KAGETORAにパッケージジャーマンを決める。 セコンドについていたCIMAがカウントを入れるが、カウント2でキッドがCIMAにドロップキックを決めてカウント3は入れさせなかった。 しかしCIMAもキッドを蹴りとばすと、ダウンしていたKAGETORAに対してはハルクが襲いかかる。 第4試合 B×Bハルク&サイバー・コング VS 望月成晃&鷹木信悟 序盤から前半にかけては互角の展開だったが、次第に戸澤の介入によってBW優勢となっていく。 そんな中、捕まってしまったのは信悟。 信悟はサイバーのマッケンローをきっかけに左膝を集中的に攻められる。 ハルクにはキックを膝に喰らい、サイバーにはSTFを決められ長く劣勢状態となる。 しかし、なんとかサイバーのパワーボムをリバーススープレックスで返すと、ハルクにはショルダースルーを決めて反撃。 その後休養十分の望月はサイバーをボディスラムで投げたりとハッスル。 試合終盤、信悟はサイバーにパイナップルボンバーからパワーボム、さらにファイヤーサンダーとフィニッシュムーブを立て続けに受けてしまうがこれを耐えきると、最後は痛む膝をこらえてサイバーを抱え上げセカンドコーナーからのSTAY DREAMを決めて3カウントを奪う。 しかしその直後、ハルクにファーストフラッシュをブチ込まれてしまいダウン。 そこに戸澤とKAGETORAが入り込みまたもや大乱闘を展開。 第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 《王者組》吉野正人&YAMATO&Gamma VS 《挑戦者組》土井成樹&谷嵜なおき&Kzy 土井ダーツトリオは全員土井と同様のショートタイツ姿! 谷嵜は以前SATLで同様のコスだったが、Kzyのショートタイツ姿は新鮮過ぎる(笑) というかラッパーキャラでのデビュー以降で初めてになるのか? 試合は土井ダーツトリオの奇襲からスタート。 リングに戻ってからは、谷嵜とGamma、KzyとYAMATO、土井と吉野がそれぞれマッチアップ。 Kzyを捕らえたJⅢだったが、KzyはYAMATOに玉砕。 ここに谷嵜が竹刀を持ってKzyに加勢すると、竹刀をYAMATOの股間にはさみ持ち上げる。 その後もYAMATOに狙いを定めると、土井はYAMATOの両足をロープに掛けさせてガラ空きの股間にドロップキックを叩き込む。 この間も戸澤はしつこく介入を続ける。 その後YAMATOは土井にスピアー、谷嵜にドラゴンスクリューを決めて吉野にタッチ。 Kzyは吉野にも玉砕を決めるが、吉野はスリングブレイドからコウモリ。 続けてリングインしてきたGammaは谷嵜のカサノヴァを受け止めると、そのまま谷嵜を持ち上げてフラッシュバック。 攻勢のJⅢはさらにYAMATOがロープに走るが、ここは戸澤が場外から足刈りで勢いを止める。 KzyはYAMATOに対してB-BOYから珍しくノーザンライトスープレックスを決めるが、カウント2でYAMATOキックアウト。 その後土井を標的にして攻め込むJⅢだったが、BWもYAMATOに対して谷嵜のDHから土井が大暴走。 さらにKzy-TIMEを立て続けに決めて行く。 しかし土井555狙いをYAMATOはスリーパーに捕獲。 そこからYAMATOはギャラリアに移行するも、土井はこれを回避すると改めて土井555からバカタレスライディングキック。 続けて谷嵜がインプラントの体勢に入るが、ここでGammaがトラースキックからのアックスボンバーでカット。 さらに吉野のアシストを受けてYAMATOがギャラリアを決めるが、カウント2で土井カット。 ロープに走ったYAMATOを再度戸澤が足刈り。 しかしYAMATOもエプロンに上がった戸澤に対してスピアー。 そのまま場外に落ちた両者はその後もリング外で乱闘。 これを機に両チームセコンドが場外に乱闘を開始。 信悟とハルクは会場の外まで出てやり合う。 そんな中、リング内ではKzyの放ったパウダーが吉野とGammaにヒット。 すかさず土井が吉野を土井555で場外に落とす。 孤立してしまったGammaだったがアックスボンバーでBWを薙ぎ倒すと、Kzyに対してはブリッツェンを決める。 しかし谷嵜は八木レフェリーの足を払ってカウントを妨害すると、Gammaに対してイスで一撃しておいてからフィニッシュはインプラント。 試合後当然納得いかないGammaは再戦を要求。 「こんなの認められるかよ! 反則ばっかじゃねえか。 もう一回だ!」(Gamma) 「散々オレとかKzyをバカにしやがってよ。 再戦なんか受けられるか!」(谷嵜) するとエプロンについていたもっちーがリングに上がり 「次はオレが行ってやる。 ドリームゲートチャンピオンなら文句ねえだろ。」(望月) するとそれに対してKzy。 「いいだろ、オマエもメンバーに入れてやるよ。 でもあと一人はオレも入れたいヤツがいるんだよ。 おい、そこのバカガイジン。 オマエだよ、リッチ・スワン!」(Kzy) ちょっと分かっていないようなスワンに対してもっちーが通訳に入る。 「えーと…、ユー、ネクストトライアングルゲートチャレンジャー、オーケー? OKだってよ!」(望月) そしてGammaは次回の神戸サンボーホール大会で挑戦させろと迫るが、土井ちゃんはこれを拒否。 「ベルトはそんな簡単に挑戦出来るもんとちゃうんじゃ! Gammaと望月とスワン? そんな寄せ集めのチームならベルト賭ける程でもないやろ。」(土井) みんなが思った事をもっちーは代弁してくれました。 「オ マ エ が 言 う な 。 オマエらなんかダーツが刺さっただけだろうが。 まあいいよ、次のノンタイトルマッチで勝てば挑戦権もらえるんだな?」(もっちー) 「あんまり焦んなや。 次に勝っても負けてもオマエらにチャンスはやる。 でもな来月ここで第2回土井ダーツやるから。」(土井) 何を決めるのかは現時点では不明。 ここでまたもや戸澤とYAMATOを始めとしてハルクや信悟達が乱闘を再開。 これにしびれを切らした八木本部長。 「オマエらいい加減にしろ。 ガンガンやり合えって言ったけど、試合ブチ壊すとはどういうことだよ。 オマエらがそんなんだったら、こっちにも考えがあるからな。 まずは戸澤とYAMATO。 次の後楽園ホールでシングルマッチ組まれてるよな。 オマエらの望み通り、ケンカにしてやるよ。 ロープ無し、反則裁定無しのノーロープ、ノーDQマッチだ。」(八木) 「それからハルク、サイバー、鷹木、KAGETORA。 オマエらに戸澤とYAMATOを加えた6人で髪の毛とマスクを賭けてもらうぞ。 さらにオマエらには金網に入ってもらう。 10月16日の大阪府立体育会館でマスカラ・コントラ・カベジェラ金網サバイバルマッチ決定します。」(八木) そしてその後、金網戦に出場する6人がそれぞれマイクアピール。 「ゴミみたいな奴らに負けるわけないやろ、ボケ!」(戸澤) 「オレは過去にマスカラ・コントラ・カベジェラで2人坊主にしてるんや!」(サイバー) 「決着つけれるんなら、髪の毛だろうがマスクだろうがなんでも賭けてやるよ。 それよりジャンクションを応援してるオマエら気持ち悪いんだよ!」(ハルク) 「オマエの化粧の方が気持ち悪いんだよ。 地獄を見るのはオマエら3人の中の一人だ。」(信悟) 「金網入るのは初めてだけど、オマエらと決着つけられるなら入ってやるよ。」(KAGETORA) 「オレが4年延ばし続けてた髪の毛をオマエらの汚い髪と一緒にすんな。」(YAMATO) その後BWが退場し、最後はYAMATOが興行を〆。 というわけで、秋のビッグマッチである大阪府立体育会館第1競技場大会に向けて動き始めたこの日の神戸サンボーホール。 とにかくこの日の後半戦は戸澤の介入が多かった。 お客さんをかなりイラつかせてたんじゃないかな。 「戸澤、引っ込め!」という声も結構飛んでたし。 そう思わせることが出来れば戸澤の勝ちといえるのかもしれないけど…。 それに対してCIMAは普段に比べて凄い静かだった。 マイクを握ったのは最初のキッドとの絡みのシーンだけで、メイン終了後は一切マイクを握ってないし、リング上にもほとんど上がってない。 今までならCIMAがやるべきことをこの日は戸澤がやっていたという印象。 まあ府立のメインが新世代6人による金網戦に決まった以上、そこのメンバーだけで盛り上げないことにはその先に繋がらないからな。 それにしてもドラゲーでは世代間の闘争より世代内部での闘争の方が盛り上がるのかもしれんね。 そして府立第1のカードとしては、メインが6人による金網戦で、残りはツインゲート、トライアングルゲート、ブレイブゲートといったところになりそう。 ツインゲートはDGUSAの結果を待ってみないと何とも言えないけど、CIMAとキッドが色々とやり合ってたことからもCIMA&リコシェ対吉野&キッドあたり? もしDGUSAで吉野組が勝った場合はPACのブレイブは無しということかな。 トライアングルは土井ダーツトリオ対Gamma&もっちー&スワンでほぼ決定でしょう。 問題は次回土井ダーツで何を決めるのか。 挑戦メンバーは3人共決定してるから、特別レフェリーでもダーツで選ぶ? 若しくは試合形式? なんにせよ、次の神戸サンボーホールを待つしかないけど、10月2日は行けるかどうかが分からない。 対浦和戦はガンバの20周年記念試合でもあるからおそらく直前まで悩むことになりそう。 そして10月9日の博多スターレーンも行こうとは考えてるんだけど、チケット確保で現在難航中…。 PR