琴香の挑戦~7.24 京都・京都KBSホール~ 本日は京都大会2連戦の2日目。 フジイさんのパートナーを決めるために行われたトーナメント。 決勝戦で小林瑛太を下しパートナーの座を掴んだのは琴香。 第0試合 ARフォックス 対 トマホークT.T. トマホークが全体的に押し気味で試合を進めるものの、フォックスが粘りきって時間切れ引き分け。 この日も第1試合前にJⅢとBWがリングに上がり対峙。 BWは戸澤、JⅢはYAMATOがそれぞれマイクアピール。 「今日もオレがマイク握らせてもらうぞ! おいYAMATO、昨日のメインでオレに3カウント取られて、これで1対1のイーブンや。 今日のメインでも当たるけど、丸め込まれんように気をつけろや。」(戸澤) 「オレはどれだけ追い込まれても丸め込みなんて汚ねえ勝ち方は狙わねぇ。」(YAMATO) そして今日もKzyがスワンにラップ対決を挑む。 この日はちょっとKzy優勢かなぁと思ったところで、「ちょっと待った!」の声がかかり、会場に夢芝居が流れる。 歌詞カード持参で歌いながら入場してきたのはドン・フジイ。 菊池さんの判断は 「勝者、ドン・フジイ!」 第1試合 堀口元気&斎藤了&Kzy VS 望月成晃&吉野正人&ドン・フジイ 過去にドリームゲートを巻いたことのあるJⅢwithフジイタッグが優勢に試合を運んでいたが、エプロンに出された望月に対してサイバーがマッケンロー。 これで望月が一気に劣勢となり、試合はBWペースに。 斎了にツバを吐かれたりローンバトルに苦しんだ望月だが、マラハイサッパをかわし斎了にフロントキックを打ち込むと、Kzyには二角蹴り。 ようやくタッチを受けた休養十分の吉野とフジイがBWを蹴散らすと、フジイが元気にWARスペシャル、望月がKzyにアンクルホールド、吉野が斎了にフロムジャングル。 BWもなんとか反撃を試みるものの、KzyのKzyTIMEが吉野にかわされてしまうと、その後はKzyが集中攻撃を受けてしまう。 吉野がトルベジーノ、望月の一角蹴り、モチフジの雪崩式ノド輪落とし、そして最後は望月がツイスターでピン。 しかし試合後にサイバーが望月に襲いかかると、両者もみ合いながらバックステージへと消えていった。 第2試合 Summer Adventure Tag Tournament 2011 ドン・フジイパートナー選抜トーナメント決勝戦 琴香 VS 小林瑛太 昨日の第0試合で渡辺陽介が頭部に衝撃を受けた事により、琴香と対戦するのは小林瑛太に変更された。 試合序盤は琴香がヘッドロックで小林を締め上げるも、小林は走り込んできた琴香に対してカウンターのエルボー。 その後は昨日もいい音をさせていた胸板へのチョップで琴香を痛めつける小林。 しかし琴香もミドルキックでダウンさせると、厳しい角度のキャメルクラッチで小林を長時間締め上げる。 これはなんとかロープに逃げることができた小林だが、その後は思うように立ち上がることが出来ず。 琴香は「来いよ!」とハッパをかけながらコーナーに詰めた小林にエルボーを叩き込む。 その後、小林もドロップキックや丸め込みで反撃を試みるが、琴香は張り手連発から頭部へのキックで勝利。 試合後、Kzyと谷嵜がリングイン。 「いやー、オレが丸坊主にした琴香ちゃんがトーナメント優勝するなんて、オレは嬉しいよ。 みんな熱い試合してたと思うよ。 そこで、トーナメント負け残ったメンバーと今度後楽園で谷やん、Kzy、そしてアメリカに居るCIMA。 この3人で試合しようって話なんだよ。 だからキッド、Gamma、吉野、スワンは自宅待機だ!」(Kzy) 第3試合 土井成樹&神田裕之 VS ドラゴン・キッド&Gamma 試合はGammaと神田からスタート。 両者とも、「う~!」と「ジョン・ウー!」を気持ちよくやらせないことに重点を置いた序盤戦。 しかし結果的に気持ち良く「う~!」できたのはGamma。 その後、キッドとの連携技を土井に決めたGammaは、コーナーに土井を詰めてツバを顔面塗りたくり、さらに汚水攻撃。 しかしBWもキッドを捕まえると、神田と土井で連携ネックブリーカードロップ。 さらに場外ではセコンドも交えて集中攻撃。 その後、キッドがしばらくリングに戻ってこないなぁと思っていたら、キッドはセコンドにおんぶされる形でバックステージへ下がっていった。 その為リング上ではGammaが一人孤立してしまう。 土井はGammaに対して普段はされている汚水攻撃を仕掛けると、「う~!」 Gammaもアックスボンバーで反撃を試みるものの、最後は土井のバカタレスライディングキックに沈む。 まあ終わらせたという表現が正しいでしょう。 そして先日、ドラゲーNEWSで九州シリーズのキッド欠場が発表された。 ------------------------------------ 【欠場選手】 ドラゴン・キッド…7・24京都大会において右わき腹を負傷。 大事をとり、7月26日(火)熊本流通会館~7月28日(木)都城市体育館までの大会を欠場致します。 ------------------------------------ ちょっとケガをしたところは見えなかったので、何が原因かは分からないけど長期欠場に繋がるようなケガではなさそう。 ただ初日の渡辺といい、2日目のキッドといいちょっと心配だなぁ。 第4試合 Blood Warriors 認定 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 《王者》谷嵜なおき VS 《挑戦者》リッチ・スワン 谷嵜はメタルウォリアーとBWセコンドを引き連れて入場。 対するスワンもDr.マッスルとJⅢセコンドと共に入場。 試合は場外戦でセコンドと共にスワンを痛めつけた谷嵜リードで進む。 途中、ミラノのロープパラダイスのような技でスワンをロープに固定して、そこにダイビングニードロップを落としてた。 さらに谷嵜はイスを持ち来みコーナーに設置。 そこへスワンを叩きつけようとするが、これはスワンが逆に谷嵜をホイップしたため、頭からイスに突っ込む形になった。 スワンが反撃を見せ、場外へのケブラーダを決めるとリング内では雪崩式ブレーンバスターを仕掛ける。 しかし谷嵜は雪崩式DDTで切り返すとさらにDH。 カサノヴァはスワンに丸め込まれるも、リバースインプラントを決める。 しかしこれはスワンがカウント2でキックアウト。 スワンはロープに振られたところをハンドスプリング式RKOに切り返す。 さらにその場飛び450°スプラッシュを決めたが谷嵜はカウント2.9でキックアウト。 その後スワンがロープに走ったところをKzyが足を刈り、さらにイスで頭部を一撃。 最後は谷嵜がインプラントを決めて3カウントを奪い防衛に成功。 試合後、谷嵜がメタルウォリアーからベルトを渡されているところでDr.マッスルがリングイン。 しかしメタルに急所蹴りからマスクを剥がされてしまうと、中に居たのは大方の予想通りGamma。 GammaはアックスボンバーでBWを薙ぎ倒す。 「おい、谷嵜。 オマエがやってることは、オレが昔やってたガンマゲートのパクりじゃねえか! でもオレはトーナメントを勝ち抜いてチャンピオンになってガンマゲートを作ったんだけど オマエはただ盗んだだけじゃねえか。 次はこのGamma様が挑戦してやるぞ!」(Gamma) 「受けてやってもいいけど、条件飲んでもらうぞ!」(谷嵜) 「なんだよ、言ってみろ!」(Gamma) 「なんで今言わなあかんのじゃ!バーカ!」(谷嵜) 「絶対考えてねえんだろ!」 第5試合 B×Bハルク&サイバー・コング&戸澤陽 VS 鷹木信悟&YAMATO&KAGETORA 試合はYAMATOと戸澤からスタート。 戸澤の旋風脚、YAMATOの蹴り上げはお互いに回避。 信悟はサイバーとぶつかり合い、続けてリングインしてきたKAGETORAはハルクに対して巻き投げを決める。 しかしハルクにスリーパーを仕掛けたYAMATOは、逆に指を噛まれてしまう。 その後、戸澤のボディシザースを逆に足を極めて逃れKAGETORAにタッチするも、今度はKAGETORAがBWに捕まる。 KAGETORAもエプロンの戸澤に張り手を見舞うものの単発。 タッチすることが出来ないKAGETORAを3人がかりでいたぶるBW。 それにしても戸澤とハルクの連携技はなんか新鮮に映ったな。 10分過ぎ、KAGETORAは戸澤に延髄切り、ハルクにフライングラリアットを決めて信悟にタッチ。 信悟は戸澤にパンピングボンバーを決めると、サイバーをブレーンバスターで投げ飛ばす。 さらに戸澤にはYAMATOとの合体技を決める。 続けてYAMATOはハルクのキックを受け止めアンクルで締め上げるが、ハルクもソバットで反撃。 KAGETORAとサイバーがリングイン。 サイバーはPOWPOWからサイバーカッターを狙うが、KAGETORAは逆にダイヤモンドカッターを決める。 さらに信悟とのダブル攻撃を狙ったが、ここはサイバーがラリアットで2人まとめて薙ぎ倒す。 続けて戸澤がリングインすると、信悟とバイシクルキックとパンピングボンバーの打ち合い。 戸澤がバックドロップで信悟を投げると、ハルクがスワンダイブミサイルキック、サイバーがパイナップルボンバーからファイヤーサンダーと繋ぐもカウント2でYAMATOがカット。 ここで戸澤が信悟に対してジャーマン狙いで忍び寄るが、信悟は戸澤にデスバレーボムを決めるとハルクをショルダースルーで投げる。 サイバーに対してはYAMATOが頭部を蹴り上げてからアラバマスラム。 そこへKAGETORAがダイビングエルボー投下もカウント2。 戸澤に狙いを定めたJⅢは串刺し攻撃からYAMATOがエクスプロイダー。 KAGETORAのDDTを挟んでYAMATOがギャラリアを狙う。 これを戸澤が回避すると、すかさずサイバーがパイナップルボンバー。 さらにハルクがファーストフラッシュ! フォールに入るもカウント2で信悟のカットが間に合う。 ここで戸澤がジャーマンスープレックスホールドを決めるも、YAMATOは自力でキックアウト! ならばと戸澤はパッケージジャーマン狙い。 ロープを掴んで投げられまいと耐えるYAMATOの後頭部に戸澤はバイシクルキック一閃。 なんとかジャーマンを耐えきったYAMATOがロープに走ると、戸澤は前日3カウントを奪ったフランケンシュタイナーで丸め込む。 しかしYAMATOもこれをエビ固めに再度丸め込む。 戸澤は再々度丸め込んだが、YAMATOが再々々度丸め込んで3カウントを奪う。 「こんなんで勝ったと思うなよ! 丸め込みなんて最低の勝ち方じゃ!」(戸澤) 「戸澤、最後の技はオレの秘技…丸め込みだ。 納得いかないなら、地方でも大都市でもトコトンやってやるからな!」(YAMATO) BW退場後、疲れ切ったYAMATOはもっちーに締めのマイクを託すも 「YAMATOは誰も言わないのに、デビュー5周年と言ってましたし、 ここはオレがちょっと時間稼ぐから、言いたいこと整理しとけ。」(もっちー) そして最後はYAMATOがデビュー5周年の感謝とお礼の言葉を述べて〆。 メインは6人が6人共に持ち味を発揮した好試合。 今までであれば信悟とハルクの攻防が中心に据えられたんだろうけど、この日は前日に引き続きYAMATOと戸澤が中心。 ただ信悟とハルクを脇役のポジションに置いてても、フィニッシュが2日続けての丸め込みでも物足りなさはこれっぽっちも感じなかった。 そして影でキラリと光ったのがKAGETORA。 メイン終了後のマイクでももっちーに褒められてたしね。 この6人は(KAGETORAを除いて)ドラゴンゲート以降のデビュー組。 もっちーやCIMA、キッドらの闘龍門から残るベテラン組が居ないこのメンバーでメインイベントをキッチリと締められたのは大きいと思うなぁ。 ここにトマホークが入ってこれたら層は厚くなるんだけど、それはさすがにまだ早いか。 そしてタッグトーナメントに出場することになった琴香。 デビューからここまで大きな活躍をしていたとは正直言い難い。 WORLD-1に所属していた時も明らかに時期尚早だったことは否めない。 ただ、今回の選抜トーナメントは不器用な試合でも、ここで勝たないとどうするんだという意地も見れたし2日通して良かったと思う。 今のドラゲーは、海外からPACを筆頭にリコシェ、スワンが参戦して、今回はARフォックスも留学生という形で新しく参戦するようになり、正直選手数としては飽和状態に近いところもある。 享やアラケン、岩佐といった実績のあるレスラーでも興行にレギュラー参戦出来るという状況ではないわけだし、琴香がここから上のレスラーを蹴落としていくのはかなり厳しい状況には違いないけれど、今回のトーナメント出場権を勝ち取った事が発奮のきっかけになる事を期待したい。 頑張れ~。 PR