エース対チャンピオン~11.23 大阪・大阪府立体育会館第1競技場 THE GATE OF DESTINY 2010~ 昨日は秋のビッグマッチ・大阪府立体育会館第1競技場大会。 メインイベントで14年半のキャリアを現ドリームゲートチャンピオンの吉野にぶつけたドラゴンゲートのエース・CIMA。 その結末は… 第0試合 3WAYマッチ シーサーBOY VS 超神龍 VS 琴香 試合が開始すると3人がリング中央でチョップ合戦。 しかし次第に超神龍一人が攻められる展開に…。 そして超神龍は場外に落とされてしばらくお休みモード。 リング内ではBOYと琴香がエルボーでやり合う。 その後串刺し攻撃を狙う琴香だがBOYはキックでカット。 逆にBOYが串刺し攻撃を狙うと琴香はハイキックで迎撃。 超神龍が戻ってくるとBOYと共に琴香を狙うが、ドロップキックがBOYに誤爆。 BOYが場外に落とされると、琴香と超神龍が丸め込み合戦。 最後は超神龍が琴香の横十字をさらに丸め込んで3カウントを奪う。 第1試合 PoS.HEARTS ファイナル 6人タッグマッチ アンソニー・W・森&B×Bハルク&スペル・シーサー VS 斎藤了&堀口元気&NOSAWA論外 PoS.HEARTSの3人はB×B STORY初期型で入場。 ハルクはPoS.HEARTS時代の帽子をかぶってた。 そしてリングに上がるとハルクダンス。 試合は斎了と王子のグラウンドの攻防からスタート。 その後ハルクと元気が出てくると元気はHAGEコールを促す。 シーサーと論外を経てから、シーサーが元気をロメロスペシャルに捕らえると王子とハルクが連携ダブルドロップキックを叩き込む。 しかし元気と斎了は王子に対して「マラハ!」「イサッパ!」 輪に入れなかった論外は「オー!」も斎了に突っ込まれる。 その後しばらく捕まってしまった王子は元気とのブレーンバスター合戦を制してハルクにタッチ。 ハルクは斎了と元気を蹴散らし場外へ出すと、王子は斎了に鉄柱越えのプランチャ。 するとハルクとシーサーはトペ・コンヒーロとトペ・スイシーダの競演。 その後リング上で元気を捕まえたPoS.HEARTS。 王子のエレガントーンが決まるもカウント2で斎了がカット。 そしてシーサーがヨシタニックを狙うも論外がカットするとシャイニングウィザードを叩き込む。 さらに元気がバックスライド・フロム・ヘブンを決めるがカットに入られる。 元気はハルクにスイングDDTを決めるとハルクの頭部がマットに突き刺さる。 ハルクが場外にエスケープすると、そこへ元気がトペ・トビウオ。 リング上では王子が斎了の腕を捕まえて「行きますよ!」からのアームホイップを狙うも斎了はさせず。 王子は斎了を何度も丸め込むが3カウントを奪うことはできない。 斎了のジャーマンスープレックスはカウント2で返すが、ドラゴンスープレックスは返せずに3カウントが入る。 試合後に斎了達は王子の健闘を称えて握手。 引退までのカウントダウン中の王子。 この日ハルクは封印したダンスを解禁したけど、ダンスをしてる間センターだったのはハルク。 かたや王子は脇を固めてた。 でもそれが王子のプロレス哲学なのかもしれないな。 王子は最後まで王子らしく。 第2試合 “ハリウッド”ストーカー市川 暴走十番勝負~超暴走編~ “ハリウッド”ストーカー市川 VS X 最初に入場してきたいっちゃんはリング上でXを待つ。 そこに流れてきたのはパワーホール! 小力でも泉州でも神奈月でもなく正真正銘の長州力! ざわめく大阪府立。 試合はいっちゃんが最初にラリアットを仕掛けるも長州は意に介さず。 キックからブレーンバスター、そしてリキラリアットで3カウント。 サソリ固めすら出さずにあっさりと終了。 本来なら「オイ待てよ。再試合だ。」って流れになるんだけど、いっちゃんはマイクすら握らず。 まあ入場だけで満足っちゃあ満足だけど、もうちょっと遊んで欲しかった…。 第3試合 Kzy VS KAGETORA Kzyが奇襲を仕掛けていきなりB-BOY。 さらにバックを取ったKAGETORAに急所攻撃や、チョーク攻撃、コーナーで両足をロープに掛けさせてガラ空きの股間にドロップキックとやりたい放題のKzy。 やられ続けてたKAGETORAだがフライングラリアットで反撃開始。 しかしKzyは半月をかわすと飛びつき式のRKO。 続けてビートボムからパイルドライバー、KzyTIMEを繰り出すがカウントは2。 ならばと韻波句徒狙いもKAGETORAは耐えて乾坤一擲。 一騎当千を狙ったところで背後に着地したKzyとバックの取り合い。 Kzyは急所攻撃を仕掛けるも、KAGETORAはこれをかわして一騎当千でピン。 試合後にマイクを握るKAGETORA。 「オイ、Kzy。 オマエは汚い手を使わなくてもやれるってことは知ってるんだ。 これに懲りたら汚い手を使わず正々堂々やっていこう。」(KAGETORA) と手を差し出す。 セコンドに着いていた谷やんを突き飛ばして握手をするKzy。 そして礼をしたところで谷やんがKAGETORAにパウダー。 Kzyと谷やんが笑いながら退場しようとすると、KAGETORAとKAMIKAZEメンバーが花道を追いかけていく。 バックステージでKzyがコメントを出してるところに琴香登場。 「オマエのむさ苦しい頭、オレが切ってやる。」(琴香) 「オマエこそチャラチャラした頭しやがって。」(Kzy) そこに神田とハルクが加わり口論。 ということでカベジェラコントラカベジェラ決定らしいです。 ------------------------------------ ☆12月5日(日)北海道・札幌テイセンホール 【カベジェラ・コントラ・カベジェラ キャプテンフォールタッグマッチ】 琴香 Kzy B×Bハルク VS 神田裕之 ☆キャプテンは、琴香とKzy ※11・23大阪大会にて、突如勃発した琴香とKzyの抗争。 琴香にはB×Bハルクが、Kzyには神田裕之が加勢し、 互いの髪の毛を賭けたキャプテンフォール・タッグマッチが決定。 ------------------------------------ 琴香も生き残るためにはドンドン噛み付いていかないと。 第4試合 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 《王者》PAC VS 《挑戦者》ドラゴン・キッド 試合が開始するとキッドが仕掛けたコルバタをそのまま着地するPAC。 そして場外に出たキッドに対してトペを仕掛けるフェイントを見せたPACだが、エプロンに素早く上がったキッドはいきなりウルトラ・ウラカン・ラナ! これはカウント2で返されるものの、その後はキッドがペースを握る。 コーナーに向けての串刺しドロップキックや、いつもの二段階ニードロップ、変形インディアンデスロックからの鎌固め。 さらにエプロンに逃げたPACに対して619で場外に落とすとバミューダトライアングルを仕掛けるが、これはPACにかわされるとマットのないところでツームストーンパイルドライバーを喰らってしまう。 場外カウントが進む中、キッドはカウント19でリングイン。 PACはリングに戻ったキッドに対して風車式バックブリーカーやノーザンライトスープレックスというあまり普段見せない技で攻め込む。 しかしコーナーに振ったところでキッドが迎撃してPACを場外に落とすと、キッドはプランチャの体勢から場外のPACにコルバタ! これを出すのはエル・ヌメロ・ウノ2004決勝の近藤修司戦以来か。 あのときはスワンダイブで仕掛けていったんだよなぁ。 リングに戻ったキッドはスワンダイブ式のスタナーを決める。 そして619を狙うもこれをかわしたPACはロープを越えてのエースクラッシャー。 キッドはカウント2で返すとエルボー合戦から走り込んできたPACに対してクリスト。 しかしPACもクリストをサイドバスターで返す一進一退の攻防。 その後コーナーに上がったPACに対してキッドはスーパーフランケンシュタイナー。 さらにウルトラ・ウラカン・ラナを狙うが、PACはこれをかわすとミステリオラナ狙いのキッドをマットに叩きつける。 そしてぶっこ抜き式のジャーマンはカウント2。 PACがこの技を出すのは初めて見た! ブリッジも綺麗。 再度ムーンサルト狙い?でコーナーに上がるPACだが、キッドは背後からPACにドロップキックを決めて阻止。 そして雪崩式リバースフランケンシュタイナーを仕掛けるがPACはこれをバク転で着地! PACのラリアットをかわしたキッドはメサイア。 そして三度目の正直とばかりにウルトラ・ウラカン・ラナ! 完璧に決まるが、PACはこれをカウント2.9でキックアウト! この辺りから大阪府立場内にお客さんの重低音ストンピング攻撃が鳴り出す。 3カウントを奪えないキッドはドラゴン・ラナのポーズ。 しかしPACはコーナーからのドラゴンラナを回避。 そしてロープに走り込んだキッドの攻撃をかわすとPACはロープの反動を利用しての高速ジャーマンはカウント2。 さらにキッドを抱え上げるが、キッドはバイブルで丸め込むもカウント2。 再度ドラゴンラナを狙ったキッドをPACがコーナー上で捕獲すると、トップロープからキッドを抱えたまま雪崩式ブロックバスター! Holy Shit! しかしこれでもキッドはカウント2でキックアウト! ならばとPACは360°シューティングスタープレスを決めるとキッドは返せず3カウントが入る。 バックステージでのPACはYAMATOに対して再戦を要求。 「YAMATOは私からカウント3を奪った。 このベルトを持っているのは私に取って名誉だ。 だからYAMATO、このベルトを賭けて戦おう。 いい返事を待ってる。」(PAC) えーと、YAMATOがPACから3カウントを取ったのって10月の後楽園ホール大会だよな。 「バカタレの標的は……吉野!~10.13 東京・後楽園ホール~」 この時のことを未だに覚えてるとは…。 しかしYAMATOが中軽量級のベルトに挑む姿は面白いかも。 後の問題は体重か。 公式では82キロだからギリギリオッケーではある。 さて現在は? ここで前半戦終了。 Pixy Chicksがリング登場し2曲ほど歌う。 第5試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合 《王者組》 《挑戦者組》 K-ness.&横須賀享 VS 土井成樹&Gamma 土井組は新テーマ曲で入場。 まだユニット名も発表されてないんですが…。 享は神戸ワールドに続いてオーバーマスク着用で入場。 クネスは普段とは違うマスク。 試合はクネスカの奇襲からスタート。 クネスカは串刺し攻撃を決めるが、Gammaと土井はドロップキックでクネスカを場外に落とすと同時にトペを発射。 リングに戻ってからはクネスカがGammaを捕らえるが、Gammaはクネスの股間を蹴り飛ばしクネスカの勢いを削ぐ。 その後は土井がクネスのマスクを剥ごうとしたり、Gammaがクネスの股間に竹刀で一撃を決めたりとクネスが長時間ローンバトルになってしまう。 しかしクネスは延髄切りをGammaに決めて享にタッチ。 享は土井とGammaをジャンボの勝ち!で薙ぎ倒す。 しかしGammaはトラースキックからガンマスペシャルのポーズも享に丸め込まれる。 その後享は土井とGammaのダブル攻撃を受けるが、コーナーに振られたところでGammaを場外に放り出し、土井を捕らえるとエクスプロイダーでコーナーへぶつける。 そしてコーナーの土井に対して串刺し攻撃の流れから、享は場外のGammaに向けてコーナー対角線上へのトペコンヒーロ。 リング上ではクネスと土井。 クネスはハイアングルスパインバスターを着地すると介錯。 続けて青き光を狙うが、これを外した土井はバカタレ狙いもクネスにかわされる。 竹刀を持ってリングインしてきたGammaはクネスに殴りかかるも、クネスは延髄切りから竹刀を奪い取り逆に一撃。 さらにGammaに対してスカドラニーから享がジャンボの勝ち! しかしGammaもバックドロップで享を投げる。 土井と享が対峙。 土井は変形ボムからコーナーへ上がるが享が先にコーナーに上がりエクスプロイダー狙い。 しかしGammaが竹刀で享を殴りパワーボムでマットに叩きつけると、土井がダイビングエルボードロップ。 さらにマスキュラー狙いの土井だが、これは享が回避。 すると走り込んできた土井に対してクネスが昇竜脚。 Gammaにも昇竜脚を狙うクネスだがGammaはこれをかわすとコーナーに上がる。 しかし享が先に上がると雪崩式エクスプロイダー。 土井と享がエルボー合戦も、張り手連打で打ち勝ったのは土井。 しかし走り込んできた土井に対して享はカウンターのジャンボの勝ち! カットに入ってきたGammaを場外に落とすとクネスはエプロンからGammaの頭部にキック一閃。 リングに残った土井に対してクネスカは幻壊。 さらにパワーボムと不知火?の連携技に行こうとするが、ここは復活してきたGammaがカット。 土井はコーナー対角線上のクネスと享に対してそれぞれエルボーと大暴走。 試合終盤に入り、享のジャンボの勝ち!がクネスに誤爆。 すると土井が享を土井555で場外に落とし、リングに戻ろうとする享に対してバカタレ。 リング内ではGammaがクネスにブリッツェンもカウント2。 再度ブリッツェンの体勢に抱え上げたGammaはコーナーに叩きつけると、コーナー上でクネスを抱え上げて雪崩式ツームストーンパイルドライバー。 これで終わりかと思いきやGammaはフォールに行かずにスカイツイスタープレスを決めると3カウントを奪い勝利。 クネスカが王座陥落。 Gammaと土井ちゃんは連携も問題無し。 まあマッスルでチームメイトだったんだから当然っちゃあ当然だけど。 クネスカはここからもう一度ベルト戦線に戻ってこれるかなぁ。 ここまでの王者時代に強さを見せることはなかったので、巻き返すのは至難の業になりそう。 バックステージでのGamma。 「あの恐ろしいお方が、あのへぼくれポンコツクネスにお怒りなんだよ。 おそらくあのお方は12月の札幌ぐらいに降臨するだろう。」(Gamma) 対するクネスカはWORLD-1に加入することを発表。 Gammaのいう"あのお方"って誰だ? やっぱり岸和田兄さん? 第6試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 6人タッグ3WAYマッチ 《王者組》 菅原拓也&神田裕之&谷嵜なおき VS 《挑戦者組》 望月成晃&ドン・フジイ&新井健一郎 VS 《挑戦者組》 鷹木信悟&YAMATO&サイバー・コング サイバーは新コスチューム。 タイトルマッチ宣言はユウキロック。 試合前の記念撮影ではベテラン軍3人がリングに寝そべる。 YAMATOが切れてしまった、ゴメン…。 試合開始は信悟ともっちーと神田から。 攻撃が神田に集中すると神田が嫌がりリングから下がる。 そしてもっちーと信悟の攻防中に谷嵜と菅原が足を払い場外に引きずり出す。 そこから全員で場外乱闘開始。 もちろんフジイさんはYAMATOを捕まえて2階席へ(笑) リング上で谷嵜が信悟とやり合ってるところにアラケンが入り信悟の顔面にキックを見舞う。 そしてリングインしてきた菅原の顔面に酒噴射。 さらにリングインしてきたYAMATOに対しても酒噴射。 その後入ってきたサイバーは全員をショルダータックルで弾き飛ばしていく。 もっちーと菅原はサイバーにダブルドロップキックを決めて場外に落とすが、背後から信悟がダブルラリアット。 そして信悟は場外に向けてトペ・コンヒーロ。 さらに場外のもっちーに促されてYAMATOもトペを仕掛けるが、「アホかー!」ともっちーはキックで迎撃。 リングに戻るともっちーがYAMATOに首4の字固め。 するとそこから数珠つなぎ状態。 谷嵜はスペースがなかったためフジイさんに場外へ落とされる。 そしてフジイさんが全員を裏返して逆エビ状態に。 その後しばらくYAMATOが王者組に捕まる状態から信悟にタッチ。 信悟は神田・菅原・谷嵜を次々に投げ飛ばす。 さらにサイバーとの連携ダイビングエルボー投下。 神田とYAMATOとアラケンの攻防中にYAMATOのキックが八木さんの股間に誤爆すると、その後急所攻撃をやり合った結果リング上で4人が股間を押さえてうずくまる。 立ち上がった3人だがチョップ合戦は弱々しい(笑) ジョン・ウーを狙った神田はYAMATOとアラケンのキックを受けてしまい成功せず。 そしてセコンドのKzyとKAGETORAを入れて6人タッグ3WAY恒例の長いブレーンバスター。 その後も恒例のフジイさんをセンターにチョップ合戦。 信悟に対してフジイさんの投げっぱなしジャーマンからアラケンが追突注意。 さらにアラケンは信悟に対して雪崩式ブレーンバスターから阪神タイガースープレックスもカウント2。 すると逆にもっちーを捕らえたKAMIKAZEはサイバーの交通事故スプラッシュから信悟のパンピングボンバー→ダブルインパクトと畳み込む。 もっちーはサイバーのサイバーボム狙いをウラカンラナで切り返すが、サイバーはコーナーへの串刺しパイナップルボンバーからサイバーコンビネーションを狙う。 しかしフジイさんが途中でカット。 リング上ではアラケンとYAMATOがバックを取り合う。 そこでサイバーのパイナップルボンバーがYAMATOに誤爆。 すかさずアラケンがこきゅうやまを決めると、もっちーが一角蹴り→ツイスター。 さらに裏ツイスターを狙うもYAMATOはギャラリアへ切り返す。 カウントをカットされたYAMATOはもっちーにスリーパーを決めるがもっちーはロープに逃げる。 そこで再度ギャラリアを狙うYAMATOだが、もっちーがギャラリアを裏ツイスターに切り返して3カウントが入る。 KAMIKAZE退場。 するとそこまで休んでた王者チームがリングイン。 アラケンを3人がかりでいたぶるも、ロープに走った菅原をもっちーがリング外からキック。 さらに中腰体勢の菅原の胸板にキックをぶち込むと、もっちーのドラゴン→アラケンの阪神タイガー→フジイさんのナイスジャーマンと畳み込むがカットに入られてしまう。 そこでアラケンは菅原にファイヤーバード狙い。 一度は神田のブルーボックスで邪魔されるものの同士討ちを誘い、改めてファイヤーバードスプラッシュを決める。 しかしカウントは谷嵜がもっちーを八木さんにぶつけて妨害。 すると神田がアラケンにブルーボックスで一撃すると、背後から谷嵜がレッドボックスでアラケンを殴打。 そこから谷嵜のリバースインプラント、菅原のTCO、神田のダイビングエルボーを喰らうもアラケンはなんとかカウント2でキックアウト。 しかし最後は神田がジョン・ウーからの琉'sをブルーボックスの上に決めて3カウントを奪う。 ちょっと最後があっけなかった感はあるけど、KAMIKAZEが敗退するまでに6人タッグ3WAYの醍醐味は全て堪能できた。 やっぱりこの試合形式で一番光るのはフジイさんだな。 全てにおいてオイシイところを持っていったし(笑) アラケンのリベンジはまた次回へ持ち越し。 そしてバックステージでのKAMIKAZE。 「どないしたんや、オイ! KAMIKAZEこんなもんちゃうやろ! 元気出して行こうや!」(サイバー) 「そんないい方したらまた揉めちゃうじゃん。」(KAGE) 「ハア?オマエ何言うとるんじゃ! オレは元気出せって言うとるだけやろ! プロレスラーに落ち込む暇なんてないぞ!」(サイバー) 「頑張るだけなら小学生でも出来るわ。クソッ!」(信悟) KAMIKAZEに不協和音? 第7試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合 《王者》吉野正人 VS 《挑戦者》CIMA 最初に入場してきたのは挑戦者のCIMA。 CIMAはシーマ・ノブナガ時代のメイクで登場。 対する吉野もニューコスチュームだったらしい。 遠目にはちょっと分からなかった…。 「吉野正人選手ニューコスチューム」(MID BREATH NEWS) 試合が開始されるとCIMAと吉野に対する応援合戦。 やはりCIMAの方が歓声が多い。 お互い様子見の展開から吉野がコルバタを仕掛けるとCIMAはヘッドスプリングで着地。 しかし吉野のドロップキックを受けると場外へエスケープ。 リング内に戻ったCIMAに対し、吉野は左腕に狙いを定めて攻め込む。 この辺りは吉野がフィニッシュホールドのソル・ナシエンテに繋げるためのいつも通りの腕攻め。 特別な一戦に普段のスタイルをそのまま持ち込んだ吉野。 CIMAも吉野の体を持ち上げるとそのままフェースバスターでマットに落とす。 さらにエプロンに出るとロープ越しにヒーロ。 その後ゴリーエスペシャルからダブルフットスタンプ。 そしてCIMAは吉野に対してここ数年見たことがない…、というかいつ以来か分からないドラッグボム。 少なくとも自分が見た中では2004年のチキンジョージ大会以来。 その後CIMAはヴィーナスを仕掛けるもかわした吉野はコウモリ。 そしてCIMAがサードロープに首をかけているところに、吉野が場外から長い助走のドロップキックを狙う。 CIMAはこれをかわすが吉野にドロップキックで場外に落とされるとトペを受けてしまう。 ここでCIMAは首を痛めたのか、その後試合を通して首を押さえてうずくまるシーンが続く。 そんなCIMAに対して吉野はスリングブレイド、変形コンプリートショットと首に集中攻撃。 CIMAも高角度ミサイルキックをかわすとスーパードロルからパーフェクトドライバー。 さらに吉野をコーナーに逆さ吊り状態にするとトカレフ発射。 吉野は腹筋を使ってかわすと高角度ミサイルキックを決める。 しかしCIMAも後ろに飛んでダメージを逃がすと、すかさずフットスタンプを決めてダブルダウン状態。 立ち上がった吉野はフロムジャングルから腕吉野、ソル・ナシエンテと勝負に出るが、CIMAは前転して吉野を抱え上げるとロープに走ってのシュバインもカウント2。 吉野をコーナーに乗せたCIMAは雪崩式ネジと橋を狙うが、吉野は着地すると雪崩式スリングブレイド。 さらに吉野はトルベジーノから再度ソル・ナシエンテも、CIMAはエビ固めの状態にして技をほどかせる。 CIMAは走り込んできた吉野にトラースキックを決めるとトカレフ再発射。 そしてヴィーナス→ゴリコノクラズム→マッドスプラッシュのフルコースを仕掛けるが、吉野は剣山で迎撃するとすかさずソル・ナシエンテに捕獲。 これはCIMAがロープに逃げるが、続けて吉野はアナザースペースを狙う。 CIMAはなんとか耐えるも吉野は腕吉野からライトニングスパイラル。 しかし吉野がもう一度ライトニングスパイラルを仕掛けたところで、CIMAは掟破りの逆ライトニングスパイラル。 ここでお客さんに見得を切ったCIMAはナカユビからモナリザ・オーバードライブ。 そしてライガーを破ったクロスファイヤーを決めるがカウント2。 勝機とみたCIMAは雪崩式ネジと橋からメテオラ狙いでコーナーに上がるが、なんとか立ち上がった吉野はCIMAを捕まえて雪崩式ライトニングスパイラルを狙う。 しかしCIMAはこれに耐えると逆に吉野をシュバインの状態に担ぎ上げると、通常のシュバインシュタイナーではなく雪崩式のシュバイン・レッドライン! そして現在進行形のフィニッシュホールド・メテオラが炸裂! しかしすぐにフォールに行くことが出来なかったためカウントは2。 悔しがるCIMAはクロスファイヤー狙いも吉野は前方回転エビ固めで丸め込む。 これはCIMAがカウント2で返すが、吉野は走り込んできたCIMAに対してカウンターのライトニングスパイラル。 そしてトルベジーノ2連発。 普段のトルベジーノは左腕にダメージを与えるが、普段とは逆に右腕にダメージを与えるパターンのトルベジーノを2発目に決めていった吉野。 さらに吉野はCIMAをコーナーに上げると雪崩式ライトニングスパイラル。 しかし吉野は敢えてフォールに行かずにソル・ナシエンテ。 CIMAは技をほどこうともがくが吉野は技を解かずにソル・ナシエンテ改に移行。 一度は座り込んでしまうが、CIMAは再び立ち上がると吉野を上から蹴り飛ばす。 お客さんもCIMAのキックに合わせて「オイ!オイ!」と歓声を上げる。 しかし歓声もむなしくCIMAは倒れ込んでしまいそのまま試合終了。 試合後、退場しようとするCIMAに対して吉野が拍手を促す。 大拍手の中退場しようとするCIMAとWARRIORSのセコンド達。 そこへ黒装束の金銀仮面4人組が登場しCIMA達の後を追う。 会場では分からなかったけど頂いたコメントを読んでいると、退場する時にCIMAは笑みを浮かべたとか。 これが次に繋がってくるのか? ただ現地で見ている段階ではこのCIMAを称える空気を邪魔しないで欲しかったというのが率直な感想。 リング上では吉野がマイク。 「よっしゃ勝ったぞー! 今日のCIMAは今まで戦ってきた中でも過去最高の挑戦者やった。 CIMAの14年半はオレが考えていたよりも強く、そして重かった。 でもその最高のCIMAに勝ったということは オレがドリームゲートチャンピオンであり、ドラゴンゲートの真のトップや。 オレは攻めるチャンピオンやから、今から早速第3回吉野くじ引かせて貰うぞ。」(吉野) そして琴香に吉野くじボックスを持ってこさせるが、そこに土井ちゃん登場。 「何が吉野くじや。 いつまでこんな下らんくじ引きやってんねん。」(土井) 「何しにきた。 オマエは下がって見とけ。」(吉野) 帰れコールが鳴り響くも土井ちゃんは持ち込んだハンマーで吉野くじボックスを破壊。 そして自分の名前が書かれたボールを拾い上げると吉野に突きつける。 「次の挑戦者はこのオレや。 吉野、オレの挑戦受けろよ。」(土井) 「ふざけんな!」(吉野) と怒り心頭の吉野に対して 「オレの挑戦受けるのか? それともビビって逃げるのか? 答えは2つに1つや。」(土井) 「なんでセカンドのオマエから逃げなあかんねん! 吉野くじを壊した責任は取ってもらうからな! 次はオマエとやってやろうやないか!」(吉野) ということでドリームゲートの次期挑戦者は土井ちゃんに決定。 そして土井ちゃんが退場すると改めてマイクを握る吉野。 「PACと琴香、そして共闘してるクネスカ。 セコンドに付いてくれてありがとう。」(吉野) 「オレ達はベルト取られたけど又取り返せばいいんだよ。」(クネス) (自分の名前が書かれたボールを取って) 「あのー、僕も入ってたんですけど…、まあこれはこれでよしとして。」(享) 「ヨシノ、オメデトウ。」(PAC) 「サンキューベリーマッチ」(吉野) そして琴香がマイクを取るが 「琴香、ありがとう。」(吉野) で琴香は喋らせてもらえず。 最後は改めて吉野が〆。 「今日CIMAから防衛したけど、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんある。 このドラゴンゲートをもっと面白くするために、そして大きくするためにも海外に進出もするでしょう。 オレは9月でデビュー10周年を迎えたけど、15年20年とカラダが動き続ける限り皆さんに最高のプロレスを見せるように走り続けたいと思います。 ドラゴンゲートの社訓である初心、進化、継続、感謝。 この4つの言葉を胸にこれからもドラゴンゲートは成長して皆さんに最高のプロレスをお見せします。 今日はありがとうございました!」(吉野) ということで大阪大会が終了。 この日の大阪府立体育会館第1競技場は2階席の上段にチラホラ空席があったものの全体を通して8~9割の入り。 全体的に見ても成功の部類に入るビッグマッチでしょう。 試合だけを見てみれば一番凄かったのはブレイブゲートのPAC対キッド。 ブレイブゲートのタイトルマッチでは2年前の府立第1で行われた吉野対キッドの試合がこれまでで最高だったけど、この試合はそれを上回ったと言っていいかも。 最後まで両者とも技のクオリティーが下がることなく、とにかく素晴らしい試合だったとしか言えない。 これまでビッグマッチでは6人タッグでの出場がほとんどだったPACだけど、この試合ではシングルプレーヤーとしての実力を遺憾なく発揮。 そしてフィニッシュ前の雪崩式ブロックバスターは、以前にSITE-KOBEでマット・サイダルが吉野に決めてブレイブゲートを取ったサイダルスペシャルを彷彿させた。 いずれはWWEやTNAからオファーが来るかもしれないなぁ。 キッドは試合後のコメントで 「僕自身、これで終わったわけじゃない。 今日足りないところは次までに、また一からやり直してPACに挑戦したいと思います。 PACがヨーロッパに帰ったなら追っかけて挑戦するつもり。 もう一回、見たいでしょ?」(キッド) この名勝負は何度でも見たいです。 対してメインのドリームゲート。 CIMAはキャリアの14年半をぶつけるということで入場から普段以上の気合い。 試合でもここ最近出すことのなかった技を惜しげもなくつぎ込んでいった。 そして試合の最後にソル・ナシエンテを掛けられたCIMAはなりふり構わずに技を解こうとする。 いつでもカッコ良かったCIMAがカッコ悪くもがいてる姿はホントに心に響いた。 それが最後のお客さんの歓声にも繋がったと思う。 しかし吉野はそれらを全て受け止めた上での勝利。 フィニッシュは雪崩式ライトニングスパイラルで終わらせようと思えば終わらせることが出来たはず。 しかし敢えてソル・ナシエンテにこだわったのはエース交代を印象付けるためだったようにも感じる。 この試合前の煽り映像でも使われたのがチャンピオン対エースという図式。 CIMAがシングルで負けるのは珍しいことではなく、ここ1~2年の間でもCIMAは土井ちゃんにワールドのメインで負け、今年の後楽園ホールでYAMATOに負け、KOG一回戦でも吉野に負けた。 それでもドラゴンゲートの中心は常にCIMAから変わらず。 吉野や土井ちゃん、信悟、YAMATO、ハルク達といった次世代のレスラーにとってはホントに高くて厚くて越えられない壁。 今回CIMAは吉野に負けた後 「14年半、見た目もスタイルも全てぶつけたけど今のドラゴンゲートではテッペン取れんかった。 吉野の勝ちや。 ソルナシエンテの防御もいっぱい考えてたけど尽きたわ。 とにかく今のCIMAのスタイルは通用せんということや。 ドラゴン・キッドと2人で相当な覚悟で府立に来たけど、2人共14年半通用せんかったからねぇ。 また新しいものを考えるわ。 吉野、おまえアッパレや。 過去にCIMAがドラゴンゲートの道を作ってきたように、オマエも作ってみせろよ。 オレら乗るかもしれんぞ。」(CIMA) とコメントを出してる。 ここまでのドラゴンゲートは良くも悪くもCIMAによって作られてきたので、そこから吉野達が新しい道を作っていけるか。 当然簡単なものでは無く、信悟-土井-YAMATOという王者時代はドラゲー=CIMAの図式を変えることは出来なかったからね。 吉野がどこまで団体を引っ張っていける存在になれるか。 って信悟の時も土井ちゃんの時もYAMATOの時も同じようなことを書いた気がする(汗) さて、今後の展開としてはとりあえず吉野は土井ちゃんとのドリームゲート戦が控えてる。 順当に行けば年末の福岡国際センター大会か。 それ以外でも琴香とKzyの対立も浮上してきたので、しばらくはクネスカ加入の新生WORLD-1と土井軍団で抗争をしていくことになりそう。 そして福岡国際で動きがあるとすればメイン終了後に出てきた黒装束の金銀仮面。 CIMAが笑顔を浮かべたというのはこの集団と通じてるということなのかな? どちらにせよCIMA達の後を追ってバックステージに向かったため、対立するにせよ共闘するにせよCIMA達と絡む事になるんだろうね。 ま、CIMAが引退とか言い出さなくてホッとした(笑) そこに入っていないのはKAMIKAZE。 この日のバックステージではちょっとイザコザがあったようだけどここから先どうなるか。 最近タイトルにも恵まれてないし、何かカンフル剤が必要かも。 そういえば戸澤はいつ帰ってくるんだよ。 最後に前にも書いたけど今年は毎年12月に開催されてた神戸サンボーホール大会がない。 そのため今年のドラゲー生観戦はこれが最後…… じゃないんだな。 まあ有給取得は労働者の正当な権利ですから。 王子の最後を見に後楽園ホールまで行きますよー! 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