勝てば官軍~8.2 京都・京都KBSホール~ 昨日は京都2連戦の2日目。 いい試合をしても勝てないチームがある一方で、どんな内容だろうが最終的に勝つチームもいる。 勝てば官軍、負ければ賊軍。 京都で官軍になれたチームは・・・。 第1試合開始前に、博多スターレーンで行われるブレイブゲート王座決定トーナメントの組み合わせ抽選会が行われた。 机の上に6つの封筒が置かれ、その中には1か2と書かれた紙が入っており、同じ番号を引いた3人が3wayで1回戦を行う。 そしてシーサー、戸澤、KAGETORA、Kzy、超神龍、谷嵜がそれぞれ封筒を引き組み合わせが決定。 谷嵜対Kzy対シーサー、戸澤対KAGETORA対超神龍となったが、谷やんとKzyは組み合わせが決まった途端に乱闘を開始。 結局バックステージまで行ってしまった2人を尻目に残された選手は退場しようとするが、空気を読まずにマイクを握ったのは超神龍。 「どうせ、ベルトを巻くのはこの超神龍に決まってんだよ!」(超神龍) しかし、選手はスルー。 そしてファンもスルー。。。 第1試合 キッド&戸澤&岩佐対KAGETORA&享&王子 試合では奇声ストンピングを放つ戸澤に対して、KAGETORAと享も対抗して奇声を発しながら戸澤を攻撃。 しかしそんな中でもマイペースを貫くのが王子。 コーナーに戻った際、享に「声出さなきゃ。」って言われて素直に「ごめんなさい。」と頭を下げる王子がちょっとかわいかった。(笑) そんなこんなで戸澤が捕まる展開から、岩佐が出てくるとKAMIKAZEが反撃開始。 両チームとも入り乱れる中で、一際素晴らしい攻防を展開したのは享とキッド。 やっぱりこの2人は同じユニットより、違うユニットに居るべきだわ。 後半になり、享とKAGETORAが連携技で戸澤を沈めると、そこに王子がエレガントーンを落とす。 これはカットに入られたため王子が再度コーナーへ上がるが、岩佐が王子の顔面を蹴り上げるとキッドがスーパーフランケンシュタイナー。 岩佐は串刺し式の豪腕から熨斗紙の体勢に入るが、王子はこれを回転エビ固めで丸め込むがカウントは2。 最後は岩佐が絶華からの熨斗紙で王子からピン。 第2試合 元気&斎了対フジイ&超神龍 ゴングが鳴る前に超神龍が奇襲を仕掛けるも、2人にはスカされてあえなく撃沈。 試合が開始してからも、フジイさんとの連携は誤爆してしまう。 その後場外でもリング内でもやられ続ける超神龍。 一度タッチのチャンスができるが、フジイさんはバンテージを直すのに夢中だったので気がつかず。 長時間ローンバトルが続いた超神龍だが、元気にドロップキックをお見舞いしてようやくフジイさんに交代。 フジイさんは突っ張りで元気と斎了をそれぞれコーナーへ追い詰めると、斎了にラリアット。 場外に逃げたマライサに対して超神龍はフェイントをかけたトペスイシーダ。 まあフェイントがこれっぽっちも必要な状況ではなかったのは言うまい。 リング内に戻ってから、フジイさんののど輪落としのアシストを受けて超神龍が龍☆星Ⅱを出すが、これは元気にかわされてしまう。 そこへ斎了がイスを持ってリングインし、フジイさんと超神龍にそれぞれ一撃。 超神龍も丸め込むなど粘りを見せるが、最後は斎了がジャーマンスープレックスからのドラゴンスープレックスホールドで超神龍からピン。 第3試合 ジャクソン対クネス まあ基本的に解説不要のカードなんだけど、一つだけヒヤッとしたところがあった。 ジャクソンがロープ渡りをしているところで、ロープの中ほどで足を滑らせて落ちるというシーンが定番としてある。 普段はエプロンに体を打ち付けることでワンクッションがあってそこから場外に落ちるんだけど、この試合ではエプロンを素通りして直接場外まで落ちていった。 しかも足からではなくモロに背中から。 落ち方もかなりヤバかったので凄い心配したんだけど、その後も普段の試合運びを見せたので大ケガには至らなかった模様。 やっぱりプロレスラーってスゴいな。 最後は、ジャクソンがロメロスペシャルにいくものの、ヒザの痛みに耐えきれずにギブアップ。 第4試合 Summer Adventure Tag League Ⅲ 公式戦 土井&谷嵜対サイバー&Kzy 試合開始直後から谷嵜とKzyはいがみ合いを展開。 RHは谷嵜を捕まえると、サイバーは土井と谷嵜2人まとめてお尻を振りながらパイナップルの果汁攻撃。 しかし谷嵜もKzyに対してDDTを決めて土井に交代。 土井の猛攻に対してフレアーばりに命乞いをするKzyだが、土井は関係無いとばかりに蹴り飛ばす。 しかし、その後出てきたサイバーは土井と谷嵜をダブルパイナップルボンバーで蹴散らすと、谷嵜に対してはサイバーコンビネーション。 さらにKzyがKzTIMEに行くが、これは谷嵜が足を立てて迎撃。 WORLD-1は土井がサイバーに低空ドロップキックを決めたことで分断に成功。 谷嵜はKzyにDHからカサノヴァを決め、土井がロープに走るがここで神田がブルーボックスで背中を殴打。 しかし続くサイバーのパイナップルボンバーはKzyに誤爆。 すかさず土井は土井555からのバカタレスライディングキック。 そして谷嵜がインプラントを決めるが、ここでセコンドが介入したことでリアルハザードの反則負けがコールされる。 試合後もやりたい放題のリアルハザードは大宅レフェリーに対して暴行。 場外に落とすと鉄柱にぶつけたりとやりたい放題。 リアルハザード退場後、土井は大宅レフェリーをおんぶして退場。 第5試合 Summer Adventure Tag League Ⅲ 公式戦 CIMA&Gamma対アラケン&神田 試合は場外戦からスタートするが、ペースを握ったのはリアルハザードではなくWARRIORS-5。 Gammaはアラケンに対して場外でも汚水攻撃。 ファンは盛り上がるんだけど、その席に残されたお客さんがかわいそうだな。 リングに戻ってからも攻め込むWARRIORS-5だが、神田がスプレー缶でGammaを殴ると攻守交代。 凶器・反則・セコンド介入何でもありで攻め込むリアルハザード。 殆どダブル攻撃をしていたRHに対し、ファンからも「レフェリー、下がらせろよ!」とヤジが飛ぶ始末。 しかし、その後CIMAの杖攻撃からようやくGammaが手渡された竹刀で反撃。 CIMAに交代すると、CIMAは神田に対してダブルフットスタンプ。 さらにその後、Gammaと神田がジョンウーを巡る攻防を展開するが、結局両者ともケツを見せることに・・・。 そこから両チームともリングに入り乱れるが、地力に勝るのはWARRIORS-5。 スーパードロルや、Gammaがブリッツェンの体勢でCIMAをアラケンに投げていったりと連携技も豊富。 しかしアラケンはビール瓶を直そうとしていた八木さんに対してGammaをぶつけていく。 これでレフェリー不在となると、RHのセコンドが乱入しGammaに対してトレイン攻撃。 しかしアラケンの攻撃がかわされると、今度はWARRIORS-5がセコンド総出でアラケンに対してトレイン攻撃。 フィニッシュに向かうGammaだったが、アラケンはビール瓶でGammaを殴打した事で、Gammaは戦線離脱してしまう。 残されたCIMAに対して、リアルハザードは神田のブルーボックス攻撃からセコンドを入れての蝶々。 そしてプロテインパウダーを取り出した神田はリング上でダウンするCIMAに叩きつける。 パウダーで真っ白になってしまったCIMAだが、アラケンをパーフェクトドライバーでマットに叩きつけると、神田のブルーボックス攻撃をアラケンに誤爆させる。 さらにビール瓶を持ったアラケンに対して、神田から奪ったブルーボックスを叩きつけると、ビール瓶を逆に奪い取る。 しかし八木さんがビール瓶を取り上げようとしたところで、アラケンがCIMAに対して急所攻撃からの首固めで3カウントを奪い勝利。 う~ん、まさに分かりやすいくらいのバッドエンド。 結構盛り上がった試合だったし、これはこれで面白い試合だったよね。 ここまで来たらCIMAとGammaには全敗してくれた方がおいしいと言えるのかもしれない。 第6試合 Summer Adventure Tag League Ⅲ 公式戦 信悟&YAMATO対吉野&ハルク 優勝候補同士の一戦となったこのカード。 最初の顔合わせはYAMATOとハルクから。 一通りの攻防を見せてから、吉野と信悟が出てくる。 この4人はどの顔合わせでも見所が多くて困る。 吉野が信悟に対してフロムジャングルを決めると、そこから信悟の右腕に狙いを定めたWORLD-1。 ハルクのキックや吉野の高角度踏みつけでパンピングボンバー封じとばかりに右腕攻め。 しかし信悟は左のパンピングボンバーでハルクを一回転させると、エプロンに出たハルクの左足を取りロープ越しのドラゴンスクリュー。 タッチを受けたYAMATOもドラゴンスクリューを決めたりと、今度はハルクの左足を攻めるKAMIKAZE。 信悟はサソリ固めでハルクの足を締め上げていくが、ハルクもYAMATOに対してセカンドロープからのミサイルキックで吉野に交代。 吉野は信悟をブレーンバスターで投げると、YAMATOに対してはスリングブレイド。 しかしYAMATOも負けじとランニングエルボーからCBVを見せる。 後半に入りYAMATOに標準を絞ったWORLD-1は、ハルクがHエッジを決めるとコーナーでダブルの串刺し攻撃。 さらにハルクがスワンダイブ式のニールキックに行くと、ハルクのカカト?付近がYAMATOの脳天にクリーンヒット。 おそらく続けて吉野が高角度ミサイルを仕掛けるハズだったと思うが、YAMATOは立ち上がれず自コーナーで倒れ込む。 ちょっとヒヤリとさせたが、ハルクが信悟によってエプロンに落とされると、コーナーに居たYAMATOは「ハルクー!」と叫びながらエプロン上でスピアー。 リング内では、吉野に対して信悟が串刺し式のパンピングボンバーからYAMATOが垂直落下式ブレーンバスター。 さらに信悟のデスバレーボムを挟んで、YAMATOがフラッシュバックの体勢で吉野を抱え上げ、信悟がダイヤモンドカッターの要領で顔面を叩きつける連携技を吉野に決める。 そしてダブルインパクトの体勢に入るが、抱え上げられた吉野は信悟を前方回転エビ固めで丸め込む。 コーナーに上っていたYAMATOに対しては、復活してきたハルクがニールキック。 終盤に入ると、吉野は信悟に対してトルベジーノを仕掛けるが、信悟は回転させずに逆にパワーボムの体勢に抱え上げる。 吉野はこれをさらに回転エビ固めで丸め込むと、ハルクのマウスから再度トルベジーノ。 そして愛知県体育館で信悟を仕留めたソルナシエンテを決めるが、これはYAMATOがなんとかカットに入る。 信悟はハルクとのエルボー合戦からEVOを上手く着地すると、走り込んできたハルクに対してYAMATOのスピアーとパンピングボンバーの合体技。 残り時間が少なくなってくるとハルクに狙いを定めたKAMIKAZEは、「終わり!」のかけ声とともにYAMATOがギャラリアを決めるがカウントは2。 残り1分になると、信悟がハルクに雪崩式オリジナルファルコンリー。 さらに痛めてる右腕でのパンピングボンバー、MADE IN JAPANとたたみかけるがハルクは自力でキックアウト。 残り10秒となり、ラストファルコンリーの体勢に入るが、ハルクはこれを横十字固めで切り返す。 信悟がカウント2で返したところでゴング。 結果は20分フルタイムドロー。 しかし間延び感や退屈さは全く感じさせない素晴らしい試合。 「オイ信悟、決着をつけるのに20分は短いな。 俺らは勝ち点3で、オマエらは勝ち点1や。 この勝ち点2の差は大きいぞ。 もしオマエらが決勝に残る事があれば、そこで決着付けようやないか。」(吉野) 「ふざけたこと言ってんじゃねぇよ。 "もし"じゃねぇ。 決勝トーナメントには必ず上がって、もう一度続きをやろうじゃねぇか。」(信悟) ここでWORLD-1が退場すると 「YAMATO・・・、俺ら勝てねぇなぁ。」(信悟) 「シチュエーションは万全だったんだけどね。 でもオレは根拠は何もないけどなんか行ける気がするよ。」(YAMATO) 「オレもそう思う。」(信悟) 最後はKAMIKAZEメンバーがリングに上がり、KAMIKAZE SOULにのりながらジャッパーン!で締め。 WORLD-1の2チームは2試合を終えて、2勝0敗と1勝1分けの負け無し。 特に2日ともメインを闘った吉野&ハルクの強さは際立ってる。 個人的な感想ではあるけど、今回吉野は敢えて一歩引いてハルクを押してるように感じたんだよね。 まあ、それにハルクもしっかり応えてるのがこの強さに繋がってるのかな。 逆にスタートダッシュに失敗したYAMATO&信悟組は、相手が曲者タッグと優勝候補だっただけに1分1敗でも問題無さそうに思える。 問題なのはCIMA&Gamma組か? 次の対戦相手はもっちー&中嶋勝彦組。 3連敗となるとリーグ戦突破はかなり難しくなってくるけど、そんな悲壮感を全く感じさせないところがこの2人のすごいとこ。 「Summer Adventure Tag League Ⅲ 追加情報!」(ドラゴンゲート公式ブログ) 「Summer Adventure Tag League Ⅲ 公式戦結果情報!」(ドラゴンゲート公式ブログ) 今日からTOP画像をマライサに変更~。 PR