復活、断髪、辛勝、そして遅延・・・~3.22 両国国技館 THE GATE OF ANNIVERSARY~ 昨日はドラゴンゲート初の両国大会。 いいことも悪いこともありました・・・。 当日は朝に新大阪を出発し、横浜で友人と食事をしてから一路両国へ。 とりあえず両国駅に着くと、駅から国技館に向かうまでに長い行列ができてた。 愛知県体育館の時は入場するのに並んだので、まさかこれに並ばないといけないのかと思ったが、どうやらこれは優待券で当日券を購入する人の列。 当然前売りでチケットを買ってたので、並ぶことなく人生初の両国国技館へ入場。 普段グッズを購入することはないんだけど、CIMAの自伝は読んでみたかったので売り場を探すと、既に"サイン会の整理券は完売しました”の貼り紙が・・・。 なので、CIMAの自伝は後日amazonで購入するとしよう。 会場内に入ると既に玉金と菊池さんで興行開始前のMC中。 それが終わって第0試合開始。 第0試合 シーサー&シーサーBOY対クネス&超神龍 試合はシーサーがヨシタニックで超神龍からピン。 ここから試合開始までに30分近く待たされたので、第1試合前にW-5のメンバーが勢揃いしてCIMAがマイク。 「どれだけ待たせんねん。 オレとGammaちゃんは支度部屋の風呂に入ろうかと思ったわ。」(CIMA) まあ、試合開始遅延は後ほど触れましょう。 相変わらずう~~っ!ポーズのタイミングがずれてるKAGETORA。 第1試合 戸澤&剣心対KAGETORA&RYOMA 試合開始後、KAGETORAのあまりにもタイミングの悪い「う~~っ!!」ポーズに怒ったCIMAが堪らずリングに上がりKAGETORAにダメ出し。 まあ確かにお客さんも出来ないタイミングで「う~~っ!!」ポーズされても困る。 あれは天然でやってんのか、それとも計算なのかどっちだろう? 試合では剣心とRYOMA、KAGETORAと戸澤のやり合いは見ごたえがあった。 特に目を引いたのは剣心とRYOMA。 チョップのRYOMAとキックの剣心は、絶対いいライバルになるに違いないよなぁ。 最後はKAGETORAが半月からの一騎当千で剣心からピン。 まあ半月の前に仕掛けたKAGETORAのショートレンジラリアットが明らかに空振りしてたから、フィニッシュの雰囲気も少し微妙だったかな。 第2試合 もっちー&フジイ&岸和田対中嶋&起田&宮原 最初にもっちーに謝りたい。 このカードが決まった時後楽園クラスのカードじゃない?って書いたけど、30分待たされた雰囲気を打ち消した好試合だった。 健介オフィスの3人は中嶋は言うまでもなく、意外に起田が良かったかな。 岸和田兄さんとやりあったときはチグハグになるシーンがあったけど、タックルを多用するスタイルが意外に絶倫ズと噛み合ってたように思う。 そして随所にスパイスをちりばめたのは我らがドン・フジイ。 兄さんが起田に、もっちーが中嶋にコブラツイストを決めても、フジイさんは一人宮原に逆にコブラツイストを決められたりとフジイワールドを展開。 最後はもっちーが最強ハイからのカカト落としで起田からピン。 試合後、もっちーは中嶋にシングルを要求。 これは是非見てみたい。 試合後、両国大会で試合が組まれなかったいっちゃんがリングイン。 「お前ら、誰に断って試合してんだよ。 ビッグマッチの第2試合はオレの試合って決まってんだよ。 オイ、そこの少年(中嶋)。 オマエのところに鬼嫁いんだろ。 今日来てんだろ? そいつと勝負させろよ。」(ストーカー市川) そこに出て来たのはなんと健介。 いっちゃんは健介に謝って帰ろうとするも、もっちーが強引に試合開始。 緊急決定試合 ストーカー市川暴走10番勝負 ストーカー市川対佐々木健介 試合はカンチョーを決めるが指が抜けず、その指を嗅ぐとすごい臭かった、というところがいっちゃん唯一の見せ場。 最後はノーザンライトボムで健介の勝利。 第3試合 オープン・ザ・ツインゲート選手権試合 Gamma&享対斎了&元気 試合開始後は、元気を捕まえて汚水&ツバ攻撃を見せるGamma。 しかし、その後はマライサコンビがGammaを捕まえて集中攻撃。 斎了の凶器を使ったチョーク攻撃などでGammaのローンバトルが続く中、Gammaは2人の顔面にツバを吐きかけ元気にドロップキックを決めるとようやく享に交代。 享は元気をエクスプロイダーで投げると、因縁の斎了と互角の攻防を展開。 その後、Gammaと享がそれぞれ斎了と元気に同時に急所攻撃を決めてペースを握るかと思いきや、享のジャンボの勝ち!はGammaに誤爆。 そして元気がミストを享に吹きかけると、斎了は享に対してドラゴンスープレックスで追い込んでいく。 しかし王者組もGammaが竹刀でコーナーに上った元気を妨害すると、竹刀を受け取った享も続けて元気に一撃。 その後は一進一退の攻防となるが、元気がレフェリーの八木さんにブルーボックスを手に殴り掛かると、それをかわした八木さんは元気をバックドロップで投げる。 そして享は場外の元気とRHのセコンドに対して対角線上に飛ぶトペ・コンヒーロ。 最後はGammaが元気にGammaスペシャルからスカイツイスタープレスを決めるが、斎了はGamma・八木さん・享に対してブルーボックスで殴りつける。 その結果、斎了の反則攻撃によりGammaが反則勝ち。 王座は移動せず。 試合後、享もGammaもベルトを放り出し、不満気な顔のままリングを去る。 大会前は盛り上がる試合になると思ってたのに、終わってみるとかなり後味の悪い試合になってしまった。 こういう結末は前哨戦でやっておこうよ・・・。 オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 吉野対CIMA 序盤は互角の攻防ながら、場外に落ちたCIMAに対して放っていった吉野のトペ・スイシーダを場外のCIMAはヴィーナスで迎撃。 ここからCIMAは吉野の足に的をしぼって攻撃を展開。 久しぶりに見るサソリ座固めで、スピードスターのスピードを奪っていこうという考えか。 対する吉野はCIMAの腕と首を集中攻撃。 元々首に爆弾を抱えてるCIMAだけに、首に攻撃を仕掛けられると見ているこっちが不安になってしまう。 しかし吉野の攻めはホントにお見事。 理詰めで教科書通りの流れるような攻め。 それに対するCIMAはひらめきか。 CIMAも吉野をコーナーへ宙吊りにすると、対角線上からのドロップキックから続けてトカレフを発射するが、これは吉野が腹筋を使って回避。 吉野はそのままコーナーへ上ると、CIMAに対して高角度ドロップキックをヒットさせるが、CIMAはすぐに立ち上がるとフットスタンプ。 ダブルノックダウンの後、CIMAがコーナーの吉野にヴィーナスからのネジと橋を狙うが、耐えた吉野はスワンダイブ式のスリングブレイド。 吉野はそのままたたみかけ、ライトニングスパイラルからトルベジーノ、ソルナシエンテと必殺コースを決めるが、CIMAはソルナシエンテを掛けられたまま前方へ一回転すると、そのまま吉野を抱え上げシュバイン。CIMAはさらにシュバインを決めるが吉野はこれをカウント2でキックアウト。 返されたCIMAはメテオラ狙いにコーナーへ上がるが、吉野もコーナーへ上がると雪崩式ライトニングスパイラルを狙う。 CIMAはこれを耐えると、逆に雪崩式ネジと橋で吉野を投げる。 そしてナカユビ(?)からの新必殺技・メテオラで吉野から3カウントを奪う。 ツインゲートの鬱憤を晴らしてくれた一戦で、個人的には両国大会のベストバウト。 試合自体は吉野の方が上回ってたように思うし最後は紙一重。 CIMAも完全復活を宣言できる一戦だし、吉野はブレイブをCIMAに渡して次は土井ちゃんの持つドリームゲートかな。 第5試合 オープン・ザ・トライアングルゲート6人タッグ3wayマッチ 信悟&キッド&岩佐対神田&YAMATO&アラケン対ハルク&PAC&谷嵜 この試合の一番の見所だった信悟とYAMATOとハルクの揃い踏みは独特の盛り上がりがあった。 ただ信悟とYAMATOがそれぞれ結果を出して、現在ユニットを率いてるところをみると、ハルクはどうも一歩後ろを歩いてるように見える。 WORLD-1に居ても土井吉の下にしかなれないんだから、いっそのことリアルハザードがYAMATOを追い出してハルクをリーダーとして引き入れたらいいんじゃないか。 昔はM2Kがもっちーを追い出してマグナムを引き入れたなぁ、という妄想をしながら見てました。 その3人の絡みでは、エクスプロイダーの体勢にハルクを捕らえたYAMATOがサイバーを呼び込むが当然サイバーはいないので、代わりに信悟が眉山で2人を投げ飛ばす。 その後場外戦を経て、リング上ではKAMIKAZEの3人とWORLD-1の2人がリアルハザード4人をブレーンバスターで投げ飛ばす恒例のシーン。 新岩が期せずして連携技を見せると、アラケンに対してWORLD-1の合体技からハルクがEVOを決め、PACがリバース450°スプラッシュ! これはYAMATOがカットに入るもののハルクと谷やんがダブルの蹴り上げでYAMATOを場外に落とすと、PACはコーナーから場外に向けて360°シューティングスタープレス。 リング上ではハルクがアラケンを追い込むが、ロープに走ったところで背後から神田がブルーボックスで一撃。 しかしハルクは神田のボックスを奪い取ると逆に頭へボックスで一撃。 その隙にアラケンがビール瓶を後ろ手に持つと、振り返ったハルクの頭にビール瓶で一撃。 これは神戸サンボー大会とは違いモロに当たってたね。 これでハルクがアラケンにフォールを奪われてWORLD-1が脱落。 2チームになった後はリアルハザードが凶器攻撃などでペースを握るが、KAMIKAZEもキッドの雪崩式リバースフランケンシュタイナーから岩佐の熨斗紙をアラケンに決める。 さらにYAMATOに対して信悟がMADE IN JAPANを決めるが、ラストファルコンリーはYAMATOがスリーパーで切り返す。 そして神田が信悟を押さえつけるが、YAMATOのブルー(ブラック)ボックスは神田に誤爆。 するとキッドがYAMATOに対してウルトラ・ウラカン・ラナ。 最後は信悟が神田に対して雪崩式オリジナルファルコンリーから、パンピングボンバーを決めて3カウントを奪う。 試合後、バックステージではKAGETORAがトライアングルゲートに挑戦を表明。 セミファイナル マスカラ・コントラ・カベジェラ サイバー対王子 パワーの差がある王子は、試合開始後場外にサイバーを落とすとコーナーからエレガントーンと先制攻撃。 リングに戻ってからサイバーの右腕を狙っていくが、サイバーはイスをリング内に入れるとリフトアップからイス山へ王子の体を落としていく。 さらに王子をイスに座らせてのバックドロップなど一方的な試合になる中、サイバーのコーナーへのスプラッシュが八木さんに誤爆。 レフェリー不在の中、両チーム入り乱れての攻防となるが、シーサーズのダブル攻撃はサイバーの前には無力。。。 そして斎了とYAMATOがシーサーズのマスクを剥ぎ取ったところでノーコンテストの裁定が下る。 ゴングが打ち鳴らされてからも、サイバーは王子の髪の毛を切ろうとするが、そこに出て来たのはもっちー。 サイバーの背後からミサイルキックを決めていく。 ていうか、サイバーはハサミを持って王子の髪の毛切ろうとしてんのに危ないよなぁ。 王子の目とかにハサミが刺さったらどうするつもりだったんだろう。 「オイ、両国のセミファイナルでなんだ?この終わり方は。 この試合完全決着戦じゃなかったのかよ。 アンソニー、まだ行けんだろ。 八木も行けんだろ?再試合だ!」(もっちー) というわけで、もっちーが八木本部長の意見を聞くことなく再試合を決定。 再試合開始後、王子はコーナー上のサイバーに頭突きから雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばし、三角締めをサイバーに決めるが、サイバーは王子を持ち上げるとそこへ元気がプロテイン攻撃。 しかし王子は離すことなく締め上げるが、サイバーは再度王子を持ち上げるとそこへ斎了がブルーボックス攻撃。 最後はサイバーがサイバーボムでピン。 もっちー達は反則攻撃を主張するが、王子は自らイスに座りバリカンで髪の毛を刈られる。 王子の坊主は史上初。 これからも王子と呼んでいいんだろうか? メインイベント ドリームゲート選手権試合 土井対金本 土井ちゃんは"BLOOD#5"のアレンジバージョン?の新曲+ガウン付きで入場。 試合開始後10分過ぎまでは一方的な金本ペース。 ビンタやキックで土井に付け入る隙を与えない。 雪崩式ブレーンバスターで土井だけをエプロンに落としたり、場外でファルコンアローと攻め立てる。 土井の最初の見せ場は、金本に大暴走を決めるとブレーンバスターで場外に落とし、続けてトペスイシーダを決めたところ。 さらにリングに上がるところでセントーンアトミコをぶつけるが、キック一発であっさりと金本に形勢逆転されてしまう。 その後、土井はバカタレからマスキュラーボムの体勢に入るが、金本はこれをアンクルホールドで切り返す。 土井は何とかロープブレイクするものの、その後も金本は足4の字やローキックで土井の左足を蹴り上げる。 金本のムーンサルトプレスをカウント2で返した土井は、再度バカタレを決めて岩佐を仕留めたタイガースープレックスを成功させるが、ロープが近かったために金本の足がロープにかかりブレイク。 その後はコーナーに上った土井に対して、金本は雪崩式タイガースープレックスで投げ飛ばす。 これも返した土井はV9クラッチで丸め込むが、金本は丸め込みをアンクルホールドに切り返す。 そして耐え切った土井が雪崩式土井555に行こうとするが、リングに着地した金本はコーナーから土井を引きずりおろして執拗なアンクルホールド攻め。 ここでエプロンに上がった吉野がタオルを投入しようとするが、土井はなんとかロープに逃げる。 終盤に入り金本は雪崩式のフロントスープレックス、タイガースープレックス、しゃがみこんだ土井の頭部へのキックと畳み掛ける。 しかし、これを全て耐えた土井はタイガースープレックスからのバカタレスライディングキック3連発。 そして最後は必殺マスキュラーボムを決めて3カウントを奪う。 試合後、金本は自らドリームゲートのベルトにカギを装着し、土井ちゃんと握手から抱擁を交わす。 アニキ、カッコいいな。 「両国やったぞ! 色んなプレッシャーがあったけど、メインも勝ったしこれだけのお客さんが入ってくれた。 終わりよければ大成功やんけ! 今日がスタートラインです。 これからも初心・進化・継続・感謝を忘れずに突っ走っていきます。 今日はありがとう!」(土井) というわけで、ドラゴンゲート初の両国大会が終了。 まあ、なんといってもメインイベントからだな。 試合自体は金本の大差による判定勝ち。 格上の挑戦者に王者が挑む姿に盛り上がった反面、現段階ではそれくらい差が見えた試合でもある。 結果は土井ちゃんが勝ったけど、見た人10人が10人とも金本の方が強かったという印象になったはず。 ドリームゲートの次回の挑戦者はまだ未定だけど、今回の大会で判断するとまだ土井ちゃんがエースと見ることは出来ない。 現段階ではCIMAやもっちーは当然、信悟やYAMATOの方が上と見る人もいるように思う。 土井ちゃんはベルトを持つことによって成長していく選手と思っているけど、2回続けてビッグマッチで同様の試合をすれば王者の資格にクエスチョンが付くと言わざるをえないかもしれない。 次回のビッグマッチは5/5の愛知県体育館大会。 土井ちゃんがドラゴンゲートのエースたるべき選手か否かは次まで持ち越しということで。 そしてもう一人のツートップである吉野。 結果としてはCIMAに負けてしまったけど、試合自体は吉野がコントロールしてたし、惜しくも負けてしまったという内容に見えた。 しかし、今日の試合は良くも悪くもいつもの吉野の試合。 今のままでもメインイベンターであることは間違いないけれど、もう一つ上に行くための何かが欲しい。 うーん、書いてる事が我ながら抽象的過ぎる・・・。 ボキャブラリーの少なさが悔しいなぁ。 その吉野からブレイブを取ったのはCIMA。 バックステージのやり取りを見ると、次の挑戦者はどうやらドラゴン・キッドで決定。 この2人のシングルはあまり名勝負になることはないんだが、果たしてどうなるかな? キッドの地元の愛知県体育館まで引っ張るのは長すぎるから、4月の名古屋テレピアか? できれば京都2連戦のどちらかでやってくれたらいいんだけど・・・。 最後に試合開始時間の遅延について。 色んなサイトで書かれてるけど、遅延の理由は当初暗幕を掛けていた向正面2階席を開放していたから。 まあ優待券で当日券を購入する人の列がかなり長くなってたから、17時の試合開始までに間に合うのか?と思ってたけど案の定間に合わなかった。 週モバに加入してる人は大会総括に書かれてることだけど、団体側から何かしらの説明は欲しかったよねぇ。 5時20分を過ぎたくらいになると、お客さんの中からも「早くしろよ!」という野次が飛んでたし、スクリーンで何度も流されるNEWSの歌も口ずさめるくらい覚えてしまった。 「~たっていいんじゃない♪~~フィーバー♪」って知らんがな。 まあそれはいいとして、優待券で入る人の為に、正規の値段でチケットを買った人が待たされるというのは野次が飛んでもおかしくない。 去年も愛知県体育館では、前売券購入のお客さんが雨の中長蛇の列に並ばされるということがあったし、年末の福岡国際でも試合時間の遅延はあった。 初めての会場ということを差し引いても、ちょっと今回の対応はいただけない。 社長もブログに書くだけではなく、興行の休憩明けにでもリングに出てきて説明をしても良かったように思う。 何か試合以外で興行全体の評価が下がってしまうのはもったいないなぁ。 PR