週プロのドラゲーインタビューとライセンス問題 今週号の週プロで掲載されてたドラゲー両国大会特集のCIMA・金本・2期生達のインタビューは結構読み応えがあった。 CIMAの言葉にもあるように、ベルトを持ってるという事実からいえば土井吉がツートップである事に間違いはないけど、存在感という面では信悟やYAMA&サイバーの方に軍配があがるというのも頷ける話なんだよね。 前の大阪大会の観戦記でも書いたけど、CIMAの次の時代を誰が担うか。 土井吉なのか、それとも信悟やYAMATO&サイバーというドラゲー世代なのか。 次の両国では、土井ちゃんと吉野にはそのあたりも問われてくる。 まだ読んでない方は、CIMA以外の2つのインタビューも面白いんで是非買って読んでみて下さい。 さて前置きはこれくらいにしておいて、今週号で特集されてた新日本・全日本・ノアによるライセンス発行について。 プロレスの練習中にダブルインパクトの失敗によって命を落としてしまった事件に端を発し、誰でも"自称"プロレスラーと名乗れる現状を改善するためにライセンス制を導入するという事なんだけど、言ってること自体は良いと思う。 但し、どこまで実効性があるかといえば、今回の記事を読む限りはあまり意味のないように感じてしまう。 詳細は週プロを買って読んでもらうのがいいけれど、この制度を簡単にいえば上記3団体で試合を行う場合は、各団体が発行したライセンスを持ってないと試合する事ができない。 これは団体所属選手のみならず、フリー選手も同様。 そして、上記3団体内でいずれかのライセンスを持っていれば、他の2団体で試合する事は可能。 つまり、先週谷やんがSEMで試合をしたけど、この場合はノア発行のライセンスを持ってないと試合する事が出来ない。 但し、新日本ないし全日本が発行したライセンスを以前に持っていれば可。 そして各ライセンスは1年で失効するので、もし切れれば再度発行してもらわないといけない。 ライセンスを発行する事により、「最低限の受け身も取れないレスラーは試合させませんよ」ってところは理解できる。 だけど、「ライセンス発行による基準は各団体に任せる」ってところがどうも理解出来ない。 この基準をある程度明確に定めておかないと、ライセンス発行したとしても、そのライセンス自体に意味あるの?って事になりかねないんじゃないかなぁ。 プロレスは団体によってスタイルは全然違うけど、プロレスラーとして最低限必要な基礎の技術はほぼ共通のはず。 ノアで試合しようが、ドラゲーで試合しようが、大日本で試合しようが、WWEで試合しようが受け身を初めとした最低限の技術は同じ。 その最低限の技術がベースにあって、その上にルチャだったりデスマッチだったりという上積みがあるんだから、ライセンス発行においての基準は各団体で定めるのではなく、発行機関を独立させて各団体の共同出資で設立するとかでないと、今のままでは所詮画に描いた餅でしかないし、上記以外の団体が参加するメリットがない。 構想自体は決して悪いものでは無いけれど、メジャー団体による内輪だけの有名無実な制度で終わらせないようにしてほしい。 今のままだと、メジャー団体とそれ以外の団体の格差を付けてるだけのようにしか見えないしね。 まあ、素人目に見ても全団体共通の基準を作るってのが困難なのは百も承知ではあるけど、新たな事故が起こる前に制度は整えてもらいたい。 そういえば、このライセンス制度にドラゲーも参加した場合、ストーカー市川はどうなるのかとふと思ったけど、いっちゃんも最低限の技術は持ってる・・・はず・・・多分・・・だったらいいなぁ・・・。 PR