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ドラゲーライヴ Vol.1

ドラゲーメインのプロレス観戦記ブログです。

ブレイブはドリームより強し~3.1 大阪大会~

待望のドラゲー大阪大会。
メインイベントの吉野対CIMA効果なのか、いつも以上のお客さんの多さ。
というわけで文句のつけようがないくらいの超満員札止めでの大阪大会スタート。

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試合開始前には、タイフーンとマッスルアウトローズ総出でのブレイブゲート公開調印式。
最初にCIMA、そして次に吉野が署名を終了してから、それぞれ一言意気込みを語る。
"今日の試合では、オレが勝っていつまでもオマエの時代じゃないってことを証明したるからな。"(吉野)
"ブレイブゲートはオレが巻いてこそ最高峰になるんじゃ。"(CIMA)
そこへ割り込んできたのは神田。
"吉野、試合なんかなぁ、凶器でも乱入でもしてチャッチャと勝てばいいんじゃ、コラ!"(神田)
吉野がそれをたしなめると、続いて斎了が
"オイ、神田!オマエ、マイク持っておきながら噛んでんじゃねぇぞ。"(斎了)
お客さんもこれには納得だったんだけど、その直後のマイクで見事に噛んでしまう斎了w
その後斎了がマッスルの乱入に対して警告すると、
"今日はとにかく試合を壊すようなことだけはせんといてくれ。"(CIMA)
それにちょっとイラっとした様子の斎了。
"CIMAもぽろっと負けないように気をつけるんだな。"(斎了)
"オレが負けるわけないやないか。試合前にそんなん言わんでいいんじゃ、コラ。"(CIMA)
色んな爆弾が点火された状態で、調印式は終了。
いつもCIMAに突っかかるGammaは何もしゃべらず、行動も起こさず。
逆に静かな分だけ、企んでんじゃないかと思ってしまう。
今日は何もなかったけど、「逆転満塁ホームラン」って何やろね。
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第1試合
享&斎了&超神龍対アラケン&シーサー&BOY
調印式では少し怒った顔を見せた斎了だけど、この試合が始まると楽しい斎了に戻ってた。
やっぱり斎了にヒールは似合わないような気がすんねんけど、ちょっと見てみたい気もする。
Doの頃はヒールといっても、悪冠やマッスルみたいなタイプのヒールではなかったもんな。
試合の方では、中盤にぶつかった享とシーサーの技の切り返し合いは思わず見とれてしまう程に良かった。
派手さは欠けるかもしれないけど、テクニックで見せてくれる試合巧者の2人のやりとりで第1試合から興行全体が引き締まる感じ。
試合終盤にはシーサーとBOYで超神龍にダブルのジャックナイフ固めを決めるが、これは斎了がカット。
ただ試合を通してみると、タイフーンのリョウスカが横綱相撲を見せたかな。
最後はリョウスカの幻壊(だっけ?)でBOYから享が3カウントを奪って勝利。
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第2試合
ストーカー市川対サイコン
マッチメイカーはいっちゃんが死んでもいいと思ったんだろうか、と感じたカード。
マッスル以外では、いっちゃんが一番相手にしてはいけないレスラーだと思うねんけどね。
そのいっちゃんは入場時にはサイコンのマネをして、パイナップルを持参するが当然割れず。
試合はサイコンと組み合うのを嫌がり、なぜか玉金とロックアップをしていく。
まあ、結局はサイコンに捕まり軽々とリフトアップされるが、玉金にお願いされてサイコンもいっちゃんを放り投げることなく、そろっとリングに降ろすなど先輩に対して気遣いを見せる。
しかし、ショルダータックル合戦では吹っ飛ばされ、プランチャを仕掛けては受け止められ、あげくの果てにはセカンドロープからのFuck Youエルボーを喰らってしまうが、何とカウント2で返すいっちゃん。
その後トップロープからのエルボーをかわすと、カンチョーから735、そしてラ・マヒストラルを狙うがサイコンが重過ぎて決めることが出来ない。
終盤パイナップルを凶器に使って勝機を見出そうとするが、サイコンは走りこんできたいっちゃんにカウンターのパイナップルボンバーを決めてピン。
この試合は、ここ数ヶ月のいっちゃんの試合の中でもベストバウトなんじゃないすか?
体も張ってたし、時間も長かったし、何よりお客さんも盛り上がってた。
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第3試合
元気&岸和田兄さん対王子&キッド
試合はタイフーン組が入場した直後に、マッスル組プラス神田がダッシュで奇襲を仕掛けてくる。
元気は王子を、兄さんはキッドを捕えて場外戦へ。
この試合は王子のやられてるシーンが全体の7割~8割くらい。
その分、今日はキッドの印象が薄い。
王子に肩車をさせての雪崩式フランケンシュタイナーやバミューダトライアングルくらいかな。
まあ、試合自体が常にマッスルペースで進んでたし、それに元気と兄さんのコンビというのは中々相性がよさげ。
パワーで攻める兄さんと、要所要所でいい繋ぎを見せる元気は中々相手にペースを渡さない。
王子も兄さんのラストライドを丸め込んだりと粘るが、最後は兄さんの垂直落下式ブレーンバスターからのビーチブレイクで王子から元気がピン。
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試合後に、元気は王子のコスチュームを奪い取ると、王子に向かって"これはオレが預かっとくぞ。"と強奪。
ボンタンを奪った次は王子のコスですか。
となると、次はコスチュームコントラカベジェラマッチだな。
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第4試合
もっちー&フジイ対メタボリックブラザーズ(トザカツ)
戸澤は髪の毛を金色に染めて入場。
入場曲も戸澤塾の歌詞がメタボリックブラザーズverになって、一度フルコーラス聞いてみたいと感じるくらい、印象に残る歌詞。
試合はメタブラの奇襲攻撃から始まるが、試合が進むにつれてリードしていくベテラン組。
特にもっちーがカツオの胸元に決めてた蹴りはいつも以上にエゲツない音が会場に響いてた。
序盤から後半までは劣勢だったメタブラチームも反撃を見せて、ダブルの腹攻撃やカツオが戸澤をおんぶしてコーナーのフジイさんにぶつかっていったりと連携は中々。
とはいえ新岩に匹敵するようなものではないけれど・・・。
その後カツオのダイビングフットスタンプがもっちーに決まるが3カウントは奪えない。
続いてメタブラでダブルフットスタンプに行こうとするが、これはフジイさんが2人をダブルの雪崩式ノド輪落としでマットに沈める。
最後はもっちーの三角蹴りから、フジイさんのナイスジャーマンで戸澤からピン。
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第5試合
信悟&ハルク&YAMATO対Gamma&神田&土井
後楽園や大田区で大きく動きそうな人達の6人タッグ。
序盤は意外にもGammaがニューハザ組に捕まった展開ながら、その後はハルクがGammaに弄られまくる。
Gammaはハルクに馬乗りになると、生唾をハルクの顔面に垂らして顔に塗りたくる。
何も知らない人が、この文章を見ると誤解しそう。
アブノーマルなAVの紹介文みたいになってしまってるし。
当然汚水攻撃の対象もハルク。
ここまではやられまくりのハルクだけど、この試合では一番いい動きを見せてたのもハルク。
今までのハルクの試合では、確かにムーブはスゴイけどそんなに上手いとは感じることも少なかった。
同期に信悟がいるだけに、そこと比較してしまうとやっぱり厳しい。
でも今日の試合では、信悟や土井ちゃんと比較しても遜色ない動きで試合を盛り上げてた。
そしてハルクが信悟に交代してからは、両チーム入り乱れた攻防で、YAMATOと土井ちゃんでデスバレーボムと土井555の掛け合いがあったりとどちらもぺースを握りきれない。
しかしここでも光ってたのはハルク。
Gammaのシンガポール・ケインをかわすと、キックでそれを折ってしまう。
後半に入ると、土井ちゃんに標的を定めたニューハザード。
信悟のラストファルコニーから、コーナの土井ちゃんに対して信悟→ハルクと攻撃を仕掛けていき、YAMATOも続いて走りこんで攻撃しようとするが、YAMATOを待たずに信悟が土井ちゃんを肩車で担ぎ上げると、そこにハルクがスワンダイブのニールキック式のダブルインパクト。
そしてハルクが土井ちゃんを羽交い絞めにするが、YAMATOのスピアーは予想通りハルクに誤爆。
その後ハルクはGammaスペシャル、下剋上エルボーと連続で喰らうがカウントは2。
最後はセコンドに付いてた元気のブルーボックス攻撃から、神田がブルーボックスを振り上げるが、これはYAMATOがカット。
それを奪い取ったYAMATOのボックス攻撃は予想通りハルクに誤爆。
そして神田がハルクを首固めで丸め込んで勝利。
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試合後、ハルクはYAMATOに誤爆のことで詰め寄る。
"オマエ、何やってんだよ!"(ハルク)
"テメェがしっかり抑えてねぇからだろ!"(YAMATO)
ニューハザードの空中分解も必至だけど、何はともあれこの試合のハルクは素晴らしかった。
これならGHCジュニアタッグ守りきれる・・・かなぁ。


メインイベント
吉野対CIMAのブレイブゲート選手権試合
試合開始前の吉野がコールされた時の紙テープの量の多さはCIMA以上。
試合全体を通してみても、歓声の割合は6:4で吉野への声援が上回ってたかな。
試合は、CIMAがダブルニーを失敗して場外に落ちたところへ、吉野がトペ・スイシーダ。
両セコンドが吉野とCIMAに付く中で、斎了だけはCIMAに近寄らずに遠くで戦況を静かに見てたのが印象的。
序盤はトペを受けた際にCIMAが痛めた首に対して、まずは吉野が首攻めでペースを握る。
今までのブレイブの試合では吉野はソルナシエンテにつなげるために腕攻めを多用してただけに、今日も腕攻めで行くと思ってたので、ちょっと意外な展開。
吉野は首4の字やコウモリで首を攻めていくが、CIMAもお返しとばかりに吉野の腰に対してキックやジャべを使って痛めつける。
中盤戦では、CIMAがセカンドロープに吊らせた吉野の後頭部にトップロープからのフットスタンプ(後ろ向き・前向き)2連発をしかければ、吉野も滞空時間の長いミサイルキックを見せたりとお互いに一歩も引かない。
しかし、この2人が素晴らしいと思うのはお互いの技に独創性があるところ。
特にCIMAはフットスタンプ、吉野はミサイルキックに独創性を加えて、様々なバージョンで見せてくれてることによって単なる繋ぎ技の域を越えてる。
その中でも吉野のミサイルキックは正に絶品。

試合後半に入ると、吉野のセカンドロープからのスイングDDTを上手く着地したCIMAが、信悟戦で見せた鉄柱からコーナーへ乗せられてる吉野の後頭部にフットスタンプ。
続いてヴィーナスからネジと橋の体勢に入るが、吉野はこれを耐えるとスワンダイブのネックブリーカーで反撃を見せ、腕吉野からのソルナシエンテを決める。
CIMAへの歓声が響くが、ところどころから"吉野決めろ!"の声も出てくる中、CIMAは吉野をソルナシエンテを決められた体勢のまま丸め込むが、吉野はカウント2で技を外してキックアウト。
その後、吉野がトルベジーノをCIMAに仕掛けるが、CIMAは何とこれをシュバインで切り返す!
しかしカウント3は奪えず。
最後は、吉野のスピードスターが崩れてしまったものの、ライトニングスパイラル2連発で吉野がCIMAから3カウントを奪う。
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試合後、吉野がマイク。
"今日は凶器も反則も乱入もナシで、CIMAにシングルで勝ったぞ!"(吉野)
"これもたくさん入ってくれたお客さんの声援のおかげです。ありがとうございました。"(吉野)
思いもよらない吉野のマイクにお客さんの方が驚き。
一瞬ザワザワの後、大拍手。
そこに土井ちゃんが入ってくる。
"オイ、吉野。何、客に対して敬語使ってんねん。オレ達マッスル・アウトローズやぞ。"(土井)
"オマエがそういう態度なら、今度の大田区、結果によってはオレにも考えあるからな。"(土井)
土井ちゃんが退場しようとしたところで、吉野が引き止める。
"土井ちゃん~。ここはオレの地元やぞ。今日くらいええやないか。"(吉野)
と珍しく笑顔で饒舌な吉野。
最後も、次に大阪に帰ってくるときにはドリームのベルトを持って帰ってくると宣言して見事に興行を締めてくれた。
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いや~、終盤は手に汗握る展開で、3カウントが入った瞬間に多数のお客さんが両手を突き上げる光景は中々今まで見たことがなかった。
それくらい、今日は吉野に対しての声援がCIMAを完全に越えてたね。
フィニッシュ前のスピードスターが崩れてしまったのが残念ではあるけど、序盤から吉野がCIMAの首を攻め続けてたという下地があっただけに、ライトニングスパイラル2連発のフィニッシュでも説得力がある。
ちなみに、週プロでの試合採点を予想すると「7」とみた。
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逆にCIMAとタイフーンは試合後に何もしゃべらずに退場してしまっただけに、とりあえず斎了が半旗を翻すような事態にはならず。
次の後楽園で暴発寸前になって、そして大田区で破裂するのかな?
とりあえずは後楽園での大江戸式で、ハルクとYAMATO、ハルクと神田、土井ちゃんと吉野の関係がどうなるか?




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