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ドラゲーライヴ Vol.1

ドラゲーメインのプロレス観戦記ブログです。

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帰ってきたベテラン軍が(お笑いゲートを除いて)ベルトをコンプリート!~10.21 大阪・ボディーメーカーコロシアム THE GATE OF DESTINY 2012~

日曜日は秋のビッグマッチ第2弾、THE GATE OF DESTINY 2012大阪大会。
全タイトルマッチにはベテラン軍が絡むという状況で行われた。
大会終了時にはベテラン軍がベルト独占?




第1試合
ARフォックス&スペル・シーサー&しゃちほこBOY VS ジミー・カゲトラ&琴香&三代目超神龍

第1試合からお客さんをどよめかせていたARフォックス。
前回の来日とは違い、臆することのない溌剌としたファイトとともに、段違いの空中技を披露。
独特のタイミングで放つエプロンからのケブラーダや、トップロープからの逆回転式トペコンを決めると、フィニッシュは自らのフィニッシュムーブのローメインペインで琴香からピン。
そして琴香は今日も元気だった(笑)











第2試合
オープン・ザ・お笑いゲート選手権試合
《王者》新井健一郎 VS ハリウッド”ストーカー市川

いっちゃんは馬の頭付きパンツ着用、アラケンは眉毛を描いてホウキを手の平にのせてバランスを取りながらの入場。
入場から既に始まっているお笑いゲート(笑)


しかし試合が始まるとお笑いゲートらしからぬフォールの応酬が展開される。
が、2人ともヘッドスプリングを失敗。
その後いっちゃんのロープ渡りからのフィンガーホイップは珍しく成功!
調子に乗ったいっちゃんだったが、走ったところをアラケンはハリセンで一撃。
するといっちゃんは飛び出る目玉を装着。

ジャイアントスイングでいっちゃんを回したアラケンはコーナーに上がる。
しかしコーナーで気持ちが悪くなったのかうずくまってしまう。
そこで八木さんはダウンを宣告(笑)
カウント9で立ち上がったアラケンだったがダイビングヘッドバッドは自爆。

その後両者連続した丸め込み合いとなるも、途中からはいっちゃん一人だけでカウント2を繰り返していたので八木さんがハリセンでツッコミ。
そしてブレーンバスター合戦はいっちゃんが制すも、喜んでいたところをアラケンが背後から横十字固めを決めて3カウント。






試合後のお客さんによる判定はアラケンが歓声を集めて王座防衛に成功。
大きいハコでのお笑いゲートはやっぱり厳しい面もあったかな。
小ネタが遠目からだと見にくいんだよね。




第3試合
サイバー・コング&Kzy&問題龍 VS 堀口元気H.A.Gee.Mee!!&斎藤“ジミー”了&Mr.キューキュー・豊中ドルフィン

序盤にジミーズは元気と斎了による「マラハ!」「イサッパ!」、ドルフィンの「うーーーよいしょ!」のココナッツクラッシュで攻勢に出たが、その後はドルフィンがMBに捕まる展開が続く。
サイバーがマフラーロックで捕らえると、そこへKzyがドルフィンの頭部にイスをセットして問題龍がドロップキックを叩き込む。
しかしドルフィンもサイバーにボディスラムを決めると斎了にタッチ。
斎了はMBを場外に落とすと、そこへ元気がトペ・トビウオ!

リング内で斎了はKzyに対してサイクリングヤッホー狙いもすぐにロープに逃げられる。
するとKzyはBAD BOYで斎了を倒すと逆にサイクリングヤッホーを仕掛けたが、技のかけ方が分からずにもたついているところを元気にカットされてしまう。
その後元気が問題龍にコブラツイスト、ドルフィンがKzyにオクトパスホールドを決めたところで、斎了がサイバーにサイクリングヤッホーを決めたがすぐに問題龍にカットされてしまう。

終盤はドルフィンにMBが集中砲火。
サイバーのファイヤーサンダーや、KzyTIME→サイバーのダイビングエルボーの連続技が決まるも、ドルフィンはカウント2でキックアウト。
すると問題龍が塩攻撃を狙うが、これはドルフィンにかわされてサイバーに誤爆。
そこでドルフィンはサイバーを抱えあげるとインプラントを決めて3カウントを奪う。











ここで入場口に市川アナが登場し、メインのタイトルマッチに出場するCIMAと吉野にインタビューを行う。







第4試合
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
《王者》ドラゴン・キッド VS 《挑戦者》Eita

メキシコでの成長を見せたいEita。
まずは静かにグラウンドの攻防からスタート。
Eitaはビッグマッチでのタイトルマッチで硬くなるかと思いきや、そういうこともなく落ち着いた立ち上がり。
そして代名詞とも言えるチョップを挨拶代わりに叩き込むが、これはちょっとスカしたか。
キッドもウラカンラナでEitaを場外に落とすとケブラーダ。

リング内に戻ると、キッドはEitaをコーナーに詰めて串刺しドロップキックを狙うがかわされてしまう。
するとEitaはキッドを逆さ吊り状態にして足にドロップキック。
そしてジャベでキッドの足を締め上げる。

キッドはスワンダイブミサイルキックからニードロップ、鎌固めで攻め込む。
立って来いとばかりにEitaにストンピングを打っていくキッド。
Eitaはシーサーが時折見せるような変形ロープワークでエルボーを叩き込みキッドを場外に落とす。
するとEitaはトップコーナーから鉄柱越えのケブラーダ!
ちょっとでも飛距離を間違えれば鉄柱に頭を打ちかねないよな…。

リングに戻ったEitaはスワンダイブミサイルキックからキッドのクリストをサイドバスターに返すと、足を固めたアームロックで締めあげる。
その後もキッドをロープで固定すると背中へのチョップからギロチンドロップ投下。
キッドもメサイアからのウルウラを仕掛けるが、ここはEitaが回避。

Eitaはスペースローリングエルボーから雪崩式の技を狙うが、ここはキッドが盛り上がれーフランケン。
そしてウルウラを仕掛けたキッドだが、ここはEitaが耐えてパワーボム。
キッドのバイブルをカウント2で返したEitaはリバースゴリーエスペシャルボム(?)
これをカウント2で返されると、セカンドロープからのムーンサルト→トップロープからのムーンサルトはキッドが剣山で迎撃。
するとキッドはちょっとバランスを崩しかけたがウルトラ・ウラカン・ラナで3カウントを奪う。








何気に楽しみにしていたこのタイトルマッチ。
現時点ではキッドに及ばなかったEitaだけど、将来に期待を持たせる試合は出来た。
自らの武器でもあるチョップは連発するのではなく試合のアクセントとして使うにとどめて、組み立てはあくまでもメキシコで学んできたであろうジャベ。
そして飛形の美しいムーンサルトは相変わらず。
この1試合だけの帰国ということだったので、またメキシコに帰るんだろね。
試合前に予告していたようにメキシコの仲間達にはベルトを持って帰ることは出来なかったけど、日本のお客さんには成長の片鱗を見せられたんじゃないかな。
次の帰国が本当の凱旋になるのかも。




第5試合
オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合
《王者組》B×Bハルク&戸澤陽&谷崎なおき VS 《挑戦者組》Gamma&マグニチュード岸和田&HUB

重量感のある谷崎と岸和田兄さんの顔合わせから、HUBとハルクという新鮮な顔合わせが見られた序盤。
HUBは尻尾でMB3人を次々に攻撃。
ハルクを捕まえるとGammaが早速汚水攻撃。
しかしハルクもキックのコンビネーションで反撃するとGammaを自軍コーナーに押し込み、セコンド総出でGammaを踏みつけ&コールドスプレー攻撃。
戸澤は後楽園では失敗したイスを踏み台にしてのセントーンを決めると、谷崎は滞空時間の長いブレーンバスター。
その後も3人がかりでGammaに攻め込むMB。

厳しい攻めに耐え切ったGammaは岸和田兄さんにタッチ。
岸和田兄さんはハルクをラリアットで倒すと、戸澤と谷崎2人に対してもダブルラリアット。
さらにセカンドロープからのミサイルキックでハルクは吹っ飛ぶ。
攻勢のベテラン軍は戸澤とハルク2人を寝かせると、そこにHUBがダイビングセントーン投下。

HUBは戸澤にリバースシャイニングウィザードを決めるとジャックハマーもカウント2。
しかし戸澤も串刺しバイシクルを叩き込むとハルクとの連携技からジャーマン狙い。
なんとか耐えるHUBだったが、ロープに走ったところでKzyがイエローボックス攻撃。
チャンスとばかりにロープに走った戸澤だが、今度は逆にGammaが竹刀攻撃。

戸澤に狙いを定めたベテラン軍は岸和田兄さんがスーパーパワーボムからダイビングボディプレスもカウント2。
ならばとHUBの亜留魔下首領からGammaがスカイツイスターの体勢に入る。
問題龍がイエローボックスでカットしようとするも、Gammaはボックスを奪い取ると逆に一撃。

Gammaは谷崎に対してガンマスペシャルからブリッツェンを決めたが、その後MBのトレイン攻撃の餌食となってしまう。
さらに谷崎の変形みちドラ、戸澤のジャーマン、ハルクのファーストフラッシュ、谷崎のBTボムを立て続けに喰らうが3カウントは取られない。
ならばと谷崎はナイトライドの体勢に入るが、ここはHUBが尻尾でカット。
ベテラン軍は岸和田の垂直落下式ブレーンバスターで形勢逆転かと思われたが、サイバーが介入するとGammaに対して交通事故スプラッシュからパイナップルボンバー。
再度劣勢に立たされたGammaに対して問題龍の塩攻撃がヒット。
万事休すかと思われたGammaだったが、走りこんできた谷崎に対して必殺のガンマ助クラッチ!
カウント3!











ここ最近は脇役に徹していたGammaが主役だったこの試合。
まだまだドラゲーの一線級でやっていけることを証明してくれた。
そしてHUBは9月に参戦してから1ヶ月で早速トライアングルのベルトを獲得。
戸澤やハルクとの顔合わせはシングルでジックリ見てみたいと思わせた。
兄さんのベルト獲得はいつ以来かな?
まあとにかくベテラン軍がMBからベルト奪取!




第6試合
Dragon Gate USA INC Presents インターナショナル・タッグマッチ
鷹木信悟&YAMATO VS 土井成樹&ジョニー・ガルガノ

第1試合でフォックスがインパクトを残したのと同様、この試合では信悟、YAMATO、土井ちゃんというドラゲーのトップ王者経験者の中に入っても埋もれることない存在感を発揮したジョニー・ガルガノ。
試合序盤に変則的な動きで信悟を場外に落とすとエプロンから飛びつきスイングDDT。
YAMATOには変形タランチュラを決める。
さらにガルガノはYAMATOを逆さ吊り状態にすると、土井ちゃんがすかさず大暴走と連携もグッド。
攻め込まれ続けたYAMATOは1発目のスピアーはかわされるが、2発目を土井ちゃんに決めて信悟に交代。

信悟はガルガノをコーナーに詰めるとチョップとグーパンチ連発。
さらに土井ちゃんをエクスプロイダーで投げ飛ばすと、ガルガノにはブレーンバスターとスパート。
しかしガルガノは信悟の突進をかわすとエプロンからリング内への飛びつきDDT→ブラッドフォールを着地してのバズソーキック→アサイDDTの体勢からのネックブリーカー。
ガルガノエスケープに入るがここはYAMATOがカット。

YAMATOと土井ちゃんがチョップ合戦。
これはほぼ互角か。
土井ちゃんが土井555を狙ったところで、YAMATOはスルスルと下りてスリーパーホールド。
その後鷹YAMAは土井ちゃんに猛攻も、カウント2でガルガノがカット。

ガルガノの信悟へのスリングショットスピアーから、土井ちゃんがセントーンアトミコ2連発。
さらにYAMATOにはガルガノがソバットからコーナーに投げつけるYou are dead!
そこへ土井ちゃんが串刺しバカタレ→土井555→正調バカタレと畳み掛けたが信悟カット。
ならばと土井ちゃんは信悟へトペを決めて分断。
リング内ではYAMATOに対してガルガノがガルガノエスケープ!
YAMATOは耐えたものの、ガルガノはハーツドーナツから再度ガルガノエスケープ。
長時間締め上げられたが何とか信悟がカット。

リング内は信悟と土井ちゃん。
信悟はスライディング式のパンピングを決めたが、土井ちゃんもバカタレからマスキュラーの体勢に入る。
しかしYAMATOが背後から忍び寄るとスリーパーからギャラリア!
これがカウント2に終わると信悟がMADE IN JAPAN狙い。
これを回避した土井ちゃんはガルガノのスーパーキックのアシストを受けての丸め込みもカウント2。
YAMATOはガルガノを場外に落とすとトペ。
リング内では土井ちゃんが信悟へ張り手ラッシュ。
しかし信悟はデスバレーからパンピングボンバーへと続き、フィニッシュはラストファルコンリーで3カウント。















第7試合
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合
《王者組》望月成晃&ドン・フジイ VS 《挑戦者組》ジミー・ススム&ジミー・神田

ジミーズはミック入来が先導して入場。



ビッグマッチ恒例のフジイさんの2階席での乱闘。
この日は神田を連れて2階席へ。
しかし2階席では神田がフジイさんを壁にぶつけてリングへと戻る。
やられてしまったフジイさんだが走って追いかけると、神田がリングに戻る直前に背後から飛び蹴りをかます(笑)

ススムのジャンボの勝ち!封じに右腕を攻めるモチフジ。
場外で鉄柱に右腕をぶつけると、さらにもっちーがキック。
リング内でフジイさんは地味にアームブリーカーから指極めワキ固め。
さらにもっちーはススムの右腕を踏みつけたりと一方的に攻め込む。
しかしススムは痛む腕でジャンボの勝ち!2連発でモチフジをダウンさせると神田にタッチ。

神田はモチフジをダブルドロップキックで倒すと、フジイさんに対してマンハッタンドロップからこの日一発目のジョン・ウー!はかわされる。
するとフジイさんが掟破りの逆ジョン・ウー!
これがなんと成功。
すかさずススムがリングインすると掟破りの逆ノド輪落とし。
さらにススムはもっちーに対しても掟破りの逆三角蹴り。
しかしもっちーは掟破りの逆ジャンボの勝ち!
出てきた神田はもっちーの密かな得意技の逆ドラゴンスープレックス。

4人全員ダウン状態を経て、フジイさんはススムに対してブルドッキングヘッドロック。
そこへもっちーがミドルを叩き込むがススムは倒れない。
ススムはツイスターを回避すると、神田は本日2度目のジョン・ウー!も成功せず。
しかしススムがもっちーの顔面をかきむしると、ジャンボの勝ち!とジョン・ウーの複合技が決まる。
(ススム曰く”ジャン・ウー”らしいです)

もっちーに狙いを定めたジミーズは、ススムがコーナー上でもっちーを捕らえると雪崩式エクスプロイダーから神田が下克上エルボーもカウント2。
ススムがジャンボの勝ち!固めもカウント2。
ならばと神田はトルナド・デ・アカプルコ狙いもフジイさんが遅らせたことで成功せず。

その後は一転してベテラン軍が攻勢に。
神田に対してフジイさんの雪崩式チョークスラムはススムがカット。
もっちーは顔面への三角蹴りを仕掛けるが、ここは神田が蘇生してやらせない。
ススムのジャンボの勝ち!から神田がKING OF GATEでもっちーから3カウントを奪ったジャーマンを決めるが、フジイさんが神田の足をぎりぎりで払いカット。
すると神田はトルナド・デ・アカプルコを完璧に決めるが、これもフジイさんがカット。

ススムはフジイさんとエプロンでやり合うが、逆にエプロンでノド輪落としを喰らってしまう。
孤立した神田に対してフジイさんはナイスジャーマンを決めるも神田はカウント2でキックアウト。
しかしもっちーは情け容赦なく神田に対してキック連発。
側頭部へのソバット、カカト落とし、最強ハイに真・最強ハイ。
これも神田はカウント2で返したが、顔面への三角蹴りは返せず3カウントが入る。















メインイベント
オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
《王者》CIMA VS 吉野正人

吉野はピンク基調のコスチューム。
これは新コス?



静かな立ちあがりから始まったメインイベント。
吉野がコルバタを仕掛ければCIMAはヘッドスプリングで着地と両者ともにキレのある動き。
最初に仕掛けたのは吉野。
CIMAを場外に落とすとすかさずコーナートップからケブラーダ。

リングに戻ると吉野は得意の腕攻め。
CIMAもロメロやジャベで対抗しようとするが吉野の腕攻めを止められず。
各種アームブリーカーでCIMAの腕を徹底的に破壊する吉野。
何とかペースを変えたいCIMAは吉野を場外に落とすと対角線式のトペ。

リングに戻るとCIMAはミドルキックからセントーン。
さらにコーナーへ上げてヴィーナス狙いも、これは吉野がかわして逆にコウモリ。
CIMAは高角度ミサイルキックをかわして、ロープに走る吉野に追いかけ式ドロップキックを決めて場外へ落とすとトルニージョのジェスチャー。
ロープへ走ったCIMAだが、ここは吉野がいち早くリング内に戻って逆にフロムジャングル。

その後吉野は高角度ミサイルキックを決めてからライトニングスパイラル狙い。
しかしこれをかわしたCIMAは吉野の足をロープに掛けさせてハイキック一閃。
身動きの取れない吉野に対してトカレフから足へのメテオラ。
さらにコーナーに逆さ吊り状態にして再度トカレフ狙いも、ここは吉野が腹筋で上体を起こして回避。
コーナー上から攻撃をしかけようとした吉野だったが、CIMAが捕まえると雪崩式ネジと橋。

今度は逆にCIMAがメテオラ狙いでトップコーナーに上がるが、ここは吉野が捕らえて雪崩式ブレーンバスターを仕掛ける。
しかしCIMAは一回転してマットに着地すると投げっぱなしパワーボムから、セカンドロープからのメテオラを決める。
続いてトップロープからのメテオラを放ったが、吉野は後回転でかわすと素早くトップロープに上りCIMAの側頭部に高角度ミサイルキック。
ここを勝機と見た吉野はトルベジーノ2連発からソル・ナシエンテ!
CIMAは技を解こうと吉野の顔面にキックを落とすが吉野は離さない。
2年前の大阪と同じシチュエーションであり、CIMAのキックに合わせて会場から”オイ!オイ!”という歓声が飛ぶ状況も同じ。
吉野はCIMAの足を極めてソル・ナシエンテ改に移行。
しかしCIMAが動いていたため極められていない方の足がロープにかかりなんとかエスケープ。
普段冷静な吉野が声を上げて悔しがっていたのが印象的。

ならばと吉野は雪崩式ライトニングスパイラル狙い。
CIMAをコーナーに上げたが、CIMAも膝蹴りで耐えると逆に吉野の体を抱え上げてシュバインシュタイナーではなく、雪崩式シュバインレッドライン。
ここはカウント2でキックアウトした吉野だったが、CIMAは続けてナカユビから正調メテオラを決めて3カウントを奪う。


















試合後にマイクを取るCIMAはまず吉野に対して
「オレが普通に大阪でプロレスを見る少年やったら、
 オレはおそらくオマエのファンになってたことやろ。
 みんなも分かるよな、吉野の素晴らしさを。
 オマエはCIMAを楽にさせてやるって言ったけど、
 オレはオマエにCIMAを越えて欲しいって思った。
 でもそれ以上にCIMAは吉野に負けたくないんや!
 オレが勝つことが出来たのは、オマエに負けたくない、その気持ちだけや。」(CIMA)







さらに土井吉という存在に対しても
「ドラゴンゲートが始まってすぐの頃、土井、オマエはセカンド土井って名前やったな。
 吉野はYOSSINOという名前やったな。
 闘龍門からドラゴンゲートになった時点でたくさんの仲間が辞めていった。
 オレらはある程度覚悟してたけど、土井、吉野、オマエら2人も
 ドラゴンゲートを抜けて新しいチャレンジをすることが出来たんやないか?
 でもオマエらは文句も言わずに下から這い上がって
 土井成樹、吉野正人に生まれ変わってドラゴンゲートのリングを作ってくれた。
 ある意味、土井、吉野、オマエらが居ないと今のドラゴンゲートはなかったと思うぞ。」(CIMA)







「オマエらは一回負けたかも分からん。
 でもCIMAはいつでもこのベルトを巻いてオマエ達の前に立ってるぞ。
 吉野、オマエのCIMAを楽にさせたるという言葉が実現したらええな。」(CIMA)







CIMAに対して吉野は久しぶりにあのフレーズを出す。
「オレは近いうちに、いや”近日中”にもう一回オマエの前に立つ。
 その時までオレはどんなことがあっても諦めない。
 今度こそCIMAを吉野正人が楽にさせてやるからな。
 今日はオマエを楽に出来なかったことは申し訳ない。
 でももう一度待っといてくれや。
 今日はありがとう。」(吉野)







土井ちゃんも土井ちゃんらしいマイク。
「一言だけ言わせてくれ。
 CIMAはオレらに負けたくないんやって言ってたよな。
 オレはCIMAに勝ちたいんや!
 勝つまで何回でも挑戦したるからな!」(土井)







土井吉らが退場して、最後は改めてCIMAが締め。
「まだまだドラゴンゲートの戦いは終わらんぞ。
 オレがベルトを持って、オレがドラゴンゲートのテッペンや。
 誰でもオレの首を掻っ切りに来いや!
 でも死にものぐるいで来てもCIMAは超えられへんかも分からんぞ。
 なんでか分かるか?
 オレ、誰やと思ってんねん。
 オレ、CIMAやぞッ!
 また大阪で会おうぜ、今日はありがとう!!!!」(CIMA)







このあとCIMAはリング周りを一周してお客さんとの握手を済ませてから、売店へ行ってサイン会を行うというハードスケジュール…。







ということで17時半スタートで終了が21時半過ぎ位だった大阪大会。
ドリームゲート、ツインゲート、トライアングルゲートは熱戦になることは予想していたけど、意外にも(と言っては失礼かもしれないが)熱戦だったのがDGUSAプレゼンツのインターナショナルタッグマッチ。
中でも特に目を引いたのはジョニー・ガルガノと信悟。
ガルガノは技の豊富さと1つ1つの技のキレが素晴らしい。
前回来日の時は6人タッグマッチで見る機会も少なかったけど、印象としてはオースチン・エイリースに近いのかな?
ドラゲーの外国人と言えばPACやリコシェに代表されるようにハイフライヤーの印象が強いけど、ガルガノみたいなタイプももっと日本に呼んで欲しい。
信悟の方は後楽園で負けたとはいえこの試合は地力の高さを証明。
もう信悟であればいつでもドリームに挑戦出来る位置に居ると思うので、後はタイミングのみ。
1つ前の試合でMBがトライアングルを落としたことにより、逆にハルクも動きやすい状況となった。
CIMAが指名した新世代6人も、この日吉野が負けたことにより残るは信悟とハルクだけ。
次のCIMAロワイヤルはまた希望者を募って7~8人で行うのか、それとも2人だけのCIMAロワイヤルという可能性も?



セミファイナルのツインゲートはこの日一番声を出してジミーズ応援してたんだけど、モチフジに後一歩及ばず。
…いや後二歩くらい及ばなかったかなぁ。
キャンディーの奮闘ぶりにはホントにベルトを取って欲しいと願わずにはいられなかったけど、終わってみればモチフジ強しの印象が残ってしまう。
まあ次回後楽園では6対6のイリミネーションが組まれてるし、ススム&キャンディーの組み合わせ以外にも、リョウスカもマライサも残ってる。
終わり良ければ全て良しと言うし、年末の福岡国際までにツイン取れるように食いついて行こう。
まだだ、まだ終わらんよ(笑)
ちなみに自分の今大会のベストバウトはこれかなー。
今回は突き抜けたのがなかったので、トライアングル、ツイン、ドリーム、DGUSAタッグの中でその人の思い入れが強いカードがベストバウトになると思う。



メインのドリームゲート戦は吉野の試合運びは完璧。
この人の腕攻めはもう芸術の域ですね。
吉野の試合は毎回フィニッシュのソル・ナシエンテに繋げるために腕中心に攻めていく。
CIMAの古傷でもある首や、メテオラ封じのためにヒザを狙っていく選択肢もあっただろうけど、この試合でも自分の得意なスタイルを貫き通した。
それだけ自信に加えて、やっぱりこだわりがある証拠なのかなと。
腕攻めのバリエーションは豊富だし、この日は普段見せないような各種アームブリーカーやジャベでCIMAを苦しめた。
ソル・ナシエンテに行くまでの展開は文句なし。
ただCIMAがなりふり構わずに技を解こうともがいた結果、足がロープに届いた。
これが今回のキーワードになった、「負けたくないんや」というマイクに繋がるのか。
負けたくないというCIMAと、楽にさせたるという吉野で、勝ちに対する貪欲さでCIMAが上回ったと。
ただ最後はちょっとあっさり目だったかもしれない。
雪崩式ライトニングスパイラルに入るまでは吉野が攻め続けていたので、雪崩式シュバインレッドライン→ナカユビ→メテオラのフルコースとはいえそこで決まってしまうのか、と少し思った。
カウント2の攻防が続けばそれだけで面白いのかと言われればそうではないけど、この2人ならもっと上を期待していた人も多かったはず。
まあ今のドリームゲートは求められるハードルが上がっていることも確かではあるけどね。



むしろこの日一番印象に残っているのは試合後のCIMAのマイクかも。
それも闘龍門からドラゴンゲートに生まれ変わっていく中で、土井吉の存在が大きかったと言ったところ。
確かに闘龍門からドラゴンゲートに変わって多くのレスラーが退団していきましたよ。
もう一時は「ファンの皆様へ」というタイトルがあった時点で嫌な予感がしていたくらい。
そんな離脱騒動を乗り越えて、ドラゴンゲートになってからデビューしたレスラー達もメインイベンターとして活躍するようになった現在において、土井吉は狭間の世代。
ベテラン軍やジミーズの闘龍門ジャパン世代、暁やMBのドラゴンゲート世代、この2つに挟まれたT2P世代。
本来ならここにミラノ、近藤修司、大鷲透、ブラザーYASSHI、菅原拓也が居たはず。
これなら世代闘争も凄い盛り上がったに違いない。
6人タッグ3wayマッチでCIMA&もっちー&フジイ対ミラノ&吉野&近藤対信悟&YAMATO&ハルクなんてカードが組まれた日には日本のどこでやっても見に行ってしまう。
ただその真ん中の世代がポッカリ抜けてしまうと世代闘争も盛り上がりに欠ける。
そんな状態の中で土井吉は残って2人ともドリームゲートを巻くまでに成長してくれた。
CIMAの言うように闘龍門ではなくて「ドラゴンゲート」を語る上で土井吉の存在と功績って凄い大きいと思う。



最後に会場の入りは、大会開始時点では空席が多かったものの終わってみれば超満員発表でもまあ違和感はナシ。
市川大先生の相手にビッグゲストを呼ぶでもなく純血興行で、カード自体もビッグマッチとしてはちょっと寂しいかな?と思ったけどね。
また、今回はライブビューイングもあったという事で、行かれた方の感想は集めてみたい。
ブログとツイッターで項目を絞ってアンケートでも作ってみましょうか。
項目としては、1:行った映画館の場所、2:当日の客の入り(半分くらい、8割程度、3割程度)、3:劇場内の雰囲気(声を出して応援出来る雰囲気なのか、「おぉー!」とか拍手は出来るけど「ジョン・ウー!」や「サイクリングヤッホー!」とは言いにくいとか)、4:3000円という料金設定は妥当か、5:次があれば行きたいか、あたりで。
その折りには是非ご協力お願い致します。












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