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ドラゲーライヴ Vol.1

ドラゲーメインのプロレス観戦記ブログです。

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斎藤了の底力~10.9 福岡・博多スターレーン~

日曜日はBWとJⅢによる5対5シングル対抗戦が行われた博多スターレーン大会。
望月成晃対CIMAや土井成樹対吉野正人というカードが決定していく中、メインを飾ったのは鷹木信悟対斎藤了。
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今回の博多行きは新幹線でもなくバスでもなく、値段的に一番安かった船で移動することにした。
まあ新幹線(のぞみ)では金券ショップでチケットを購入しても12000円前後、夜行バスも独立3列シートだと7000~8000円近くする。
と言うわけで、今回は大阪南港から九州新門司港まで名門大洋フェリーを使用。
雑魚寝となる2等船室なら5000円で行けるけど、さすがにもう学生ではないし年齢的にもこれはキツイので、特2等洋室A(6200円)を予約。
そして当日は南港フェリーターミナルから乗船し、翌日8時半に新門司港へ到着すると、無料送迎バスで小倉駅へ。
そして小倉駅からさらに西鉄バスで博多は天神へ。
天神でラーメンを食べてから博多駅方面へ向かい、近くのコンビニで優待券を探して当日券を買いに博多スターレーンへ。
予想以上の長蛇の列にちょっと驚きながら当日券を無事購入。
そして16時からドラゴンゲート博多大会スタート。



第1試合前に、この日行われるBW対JⅢ5対5綱引きマッチの抽選会が行われた。
リングには1~5のカードが付けられたロープが5本並べられ、どのように繋がっているかは分からないように中央はシートが掛けられている。
リング西側にBW、リング東側にJⅢが陣取り、CIMAともっちーがそれぞれマイクアピール。
「どんな手使ってでも全勝したるからな。」(CIMA)
「俺らが全勝してハッピーエンドで締めてやる。」(もっちー)

そして5人がめいめいロープを取ると中央部分のシートが取られ、菊池さんにより試合順と共に対戦カードが発表される。
「第1試合、望月成晃対CIMA!
 第2試合、ドラゴン・キッド対戸澤陽!
 第3試合、吉野正人対土井成樹!
 第4試合、YAMATO対B×Bハルク!
 第5試合、鷹木信悟対斎藤了!」(菊池)

初っ端からもっちー対CIMAが実現した時の会場の反応が凄かった。
そして対戦する5人はそれぞれマイクアピール。
「オレは神戸で土井ダーツをGammaに壊されてイライラしてるんや。
 今日はその怒りをオマエにぶつけたるからな。
 マスキュラーボムで3カウント取ったるから。」(土井)
「吉野くじ壊したんオマエやんけ。」(吉野)

この2人のやりとりは仲がいいとしか思えない(笑)
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第1試合
堀口元気&神田裕之&リコシェ VS Gamma&PAC&リッチ・スワン

序盤主導権を握ったのはJⅢ。
Gammaが神田に汚水攻撃を決めると、さらに3人揃ってドロップキックを神田に決める。
そこからヘッドスプリングで立ち上がるPACとスワン。
残るGammaはどうするのかと思いきや、Gammaも綺麗にヘッドスプリングで起き上がると3人でハイタッチを交わす。
しかしその後はケガ明けのスワンが捕まってしまう。
終盤、反撃を見せたJⅢは元気とリコシェの同士討ちを誘うと、Gammaがフラッシュバック、そしてPACのスワンダイブ式450°スプラッシュからスワンのその場飛び450°スプラッシュと繋げるがBWのカットに入られてしまう。
ならばとロープに走ったスワンだったが、神田がブルーボックスで殴打するとすかさず元気がバックスライド・フロム・ヘルを決めて3カウントを奪う。




第2試合
ブロディ・リー&谷嵜なおき VS ドン・フジイ&琴香

両チームの先発はブロディーと琴香。
ブロディーは琴香を子供扱い。
まあ209センチのブロディーと164センチの琴香だから対面するとその身長の違いは一目瞭然。
結局琴香はブロディーにはね飛ばされてしまうとフジイさんがリングイン。
フジイさんはブロディーとぶつかり合うが、やはりブロディーは倒れない。
その後谷嵜がブロディーとタッチしてリングインしてくると琴香がフジイさんにタッチを求める。

しかし琴香にとっては厳しい時間帯が続く。
BW側は琴香をコーナーに逆さ吊り状態にして股間を踏みつけると、その後も頻繁にタッチを繰り返し琴香を痛めつける。
なんとか琴香もローンバトルを脱出してフジイさんに交代すると、リングインしてきたフジイさんはブロディーをバックドロップで投げることに成功。
さらに琴香もブロディーにダイビングフットスタンプ投下もカウントは1。

終盤に入るとセコンドに入っていた神田が介入しフジイさんを場外へ引きずり落とすと、BWが孤立した琴香に集中攻撃。
最後は谷嵜のリビドーからブロディーの高角度ライガーボムでピン。


大阪で6人タッグでの対戦が決まっているフジイさんとブロディーは、試合後も放送席前でイスを持ってやり合う。
この試合、琴香は前回の神戸サンボー大会に比べれば格上のレスラーに向かっていく状況だっただけに気持ちが前面に出ていて見てて良かったと思うが、対戦相手が同格の相手だったときどうなのかな。
その辺りは次の試合のトマホークも同じことが言えるんだけど。



第3試合
サイバー・コング&トマホークT.T VS 横須賀享&KAGETORA

サイバーホークのパワーに押される久々結成の横須賀一丁目。
しかしドラゲー内で屈指のテクニシャンタッグだと、攻められていてもどこかで攻めさせているような印象を受ける。
サイバーはともかくトマホークはまだ攻めが一本調子なところがあるからか。
サイバーのパワーボムからトマホークのナイトライドという連携技を享に決めたサイバーホークタッグだったが、すかさずKAGETORAがカットに入るとトマホークに延髄切りから半月を決めて、さらに享との連携で満月。
そして享のジャンボの勝ち!をはさみ、最後はKAGETORAがナックルからの一騎当千でトマホークに完勝。
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ここでリング調整のため10分間休憩となる。
休憩中にリングサイドでは博多大吉さんとなかやまきんに君が登場しテレビの撮影が行われる。
そして後半戦はBW対JⅢの綱引きマッチ5vs5シングル全面対抗戦開始。



第4試合
【Blood Warriors VS JUNCTION THREE 綱引きマッチ 5vs5シングル全面対抗戦】
第1戦
望月成晃 VS CIMA

この試合前に両ユニット全員が入場しリングサイドに陣取る。
そしてまずリングインしたのが第4試合で対戦するもっちーとCIMA。

試合は紙テープが舞う中、CIMAが奇襲攻撃を仕掛ける。
持ってたTシャツを投げると、それでチョーク攻撃。
しかし望月もCIMAをエプロンに落とすとサッカーボールキックからトペ・マサアキ!
リングに戻った両者だが、その後は望月優位で試合が進む。
望月のキックに苦しんだCIMAはスーパードロルで反撃を見せると、三角蹴りを回避してヴィーナス3連発からアイコノクラズム。
さらに掟破りの逆三角蹴りを決めたCIMA。
その後お互いに蹴りの応酬となるが、最後はCIMAが急所蹴りからドスカラスクラッチで丸め込んで3カウントを奪う。
まずはBWが先勝。



第5試合
【Blood Warriors VS JUNCTION THREE 綱引きマッチ 5vs5シングル全面対抗戦】
第2戦
戸澤陽 VSドラゴンキッド

両者共にリングサイドにいるので入場等は省略され、すぐに第2戦が開始される。
キッドのバミューダ・トライアングルをかわした戸澤は逆にトペ・スイシーダを決める。
場外ではなかやまきんに君とも睨み合う戸澤。
リングに戻ってからも場外戦でペースを握った戸澤が攻め込むが、キッドはウラカンラナやスタナーで返す。
そしてメサイアからウルトラ・ウラカン・ラナを仕掛けたが、かわした戸澤に背後を取られてしまう。
キッドはジャーマンをなんとか回避して丸め込むもカウント2。
さらに戸澤の攻勢をバイブルで切り返そうとするキッドだったが、戸澤はこれをジャーマンスープレックスに切り返して3カウントを奪う。
戸澤がハイスパートの試合を制してBW2連勝。
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第6試合
【Blood Warriors VS JUNCTION THREE 綱引きマッチ 5vs5シングル全面対抗戦】
第3戦
土井成樹 VS 吉野正人

ここまでハイスパートの試合が続いたが、この試合は一転。
お互いを知り尽くした両者だけにじっくりとした展開となる。

吉野は土井の左腕に集中攻撃。
吉野の腕攻めに苦戦する土井だったが、土井もリバースゴリーエスペシャルを決めて反撃。
さらに勢いに乗る土井は吉野をコーナーにセットすると大暴走。
吉野もフロムジャングルを決めるが、土井はロープブレイクすると見せかけてロープを掴んで押さえ込む。
しかし八木さんに見つかってしまいカウント3は奪えず。

試合後半に入りお互いチョップ合戦からバックの取り合い。
長時間バックの取り合いをしていたが、これを制したのは土井。
土井は意外な頃に繰り出すタイガースープレックスを決めるがカウント2。
さらに土井555、バカタレスライディングキックと立て続けに決めるが、敢えてフォールに行かない土井は試合前の予告通りマスキュラーボム狙い。
なんとかそれだけは喰わないとばかりに回避した吉野は、丸め込み連発からトルベジーノ→ライトニングスパイラルと繋ぎ土井に逆転勝ち。
なんとかJⅢが土俵際踏みとどまった。
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第7試合
【Blood Warriors VS JUNCTION THREE 綱引きマッチ 5vs5シングル全面対抗戦】
第4戦
B×Bハルク VS YAMATO

こちらはお互いの感情が激突しラフな展開となる試合。
序盤はセコンドの介入からハルクが優位に立つと、急所攻撃まで繰り出しやりたい放題。
しかしやりたい放題なら負けないとばかりにYAMATOもドラゴンスクリューでハルクの勢いを止めると、ハルクの股間にキックを落とす。
さらにスピアーからかなりエグイ角度まで反った逆片エビ固めでハルクを締め上げる。
しかしハルクも頭部へのキックで反撃。
その後のEVOとギャラリアを巡る攻防はハルクが制すがカウント2でYAMATOキックアウト。
ならばとハルクはキックを仕掛けるも、YAMATOはこれをスリーパーホールドに切り返し、ロープに逃げようとするハルクの手を捕まえてスリーパースープレックス。
そこから垂直落下式ブレーンバスターに繋いで、フィニッシュはギャラリア!
JⅢが成績をタイに戻し、勝敗は第5戦の結果次第となる。
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第8試合
【Blood Warriors VS JUNCTION THREE 綱引きマッチ 5vs5シングル全面対抗戦】
第5戦
斎藤了 VS 鷹木信悟

試合開始からしばらくしたところで、斎了がフロントスープレックスで信悟をコーナーに叩きつけると、両チームのセコンド達が場外で乱闘を開始する。
その間、斎了はリング上にイスをセットさせると、イス山の上に信悟をフィッシャーマンバスターで投げる。
さらに斎了は綱引きで使用した綱を使ってチョーク攻撃から絞首刑。
そのまま場外に落ちた信悟に対して場外カウントが数えられる。
ギリギリ19でリングインした信悟だったが、リングで待ち構えていた斎了にツバをかけられたり踏みつけられたり精神的にも肉体的にもいたぶられる展開が続く。

劣勢だった信悟はなんとかパンピングボンバーやバックドロップ、パワーボムといった技で反撃しようと試みるが、パンピングボンバーは斎了に叩き落とされてしまう。
斎了はフィッシャーマンズエクスプレスからダイビングボディープレス、腕ひしぎ逆十字と畳みかける。
ここはなんとかロープに逃げた信悟。

その後斎了はドラゴンスープレックスを決めるが、信悟も走り込んできた斎了に対してカウンターのデスバレーボムを決めるとパワーボムの体勢からコーナーマットへ斎了の後頭部を叩きつける。
そしてSTAY DREAMを狙うが、斎了は回避すると信悟の頬を張りトップロープからの雪崩式フィッシャーマンバスター。
しかし信悟も斎了の攻撃をかわしてラストファルコンリーを決めると、続けてパンピングボンバーからMADE IN JAPAN!
これを斎了はカウント2で返す!
信悟は再度ラストファルコンリー狙いも戸澤が介入。
そちらに八木さんの注意が向いたところでハルクが信悟の顔面にワイン噴射。
すかさず斎了がプレミアムブリッジを決めるが、信悟もこれをカウント2で返す!
お互いのフィニッシュムーブが決まり、フラフラな中で打撃戦を展開する両者。
しかし最後はパンピングボンバーをかわして信悟の背後を取った斎了がこの日2発目のプレミアムブリッジを決めて3カウントを奪う。
BW対JⅢの5対5シングル対抗戦は3勝2敗でBWの勝利。
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試合後、メインで勝った斎了がマイクを取る。
「万が一、16日の府立第1でブレイブに挑戦するオレのパートナーの堀口元気が負けるようなことがあれば、次はオレが行かせてもらう。」(斎了)
ここでもっちーがエプロンに上がりマイク。
「たまに気合い入れて勝ったからって訳分かんないこと言ってんじゃねえ。
 なんだ今の発言は?
 堀口が負けたら挑戦する?
 オマエは大事なパートナーが負ける前提で挑戦表明してるんだよ。
 曲がりなりにも元ドリームゲート王者だったら、
 どうせならドリームに挑戦するくらい言ってみろよ!」(もっちー)

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すると戸澤がもっちーの顔面にバイシクルキックを叩き込む。
「望月!
 斎了にドリームゲートに挑戦して来いやと?
 次の挑戦者はこのオレや。
 オレが負けた前提で言ってんちゃうぞ!
 13日の後楽園でベルトを奪って、16日の大阪府立で3人のうちの誰かを坊主にして、
 福岡国際センターでドリームゲートの防衛戦やったるからな。」(戸澤)

さらにCIMAが続く。
「望月、オマエはいいとしてもJⅢはプロレスが若すぎるぞ。
 この意味が分かるか?
 今BWにはツインゲートとトライアングルゲートがある。
 ブレイブゲートとドリームゲートを取ってチャンピオンゲートの借りはキッチリ返したるから。
 オマエらにハッピーエンドは二度と来えへんから。」(CIMA)

そしてBWが退場し、最後はもっちーが興行を〆て、JⅢ全員で円陣を組んで博多大会終了。
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この日の博多スターレーン大会は文句なしの超満員札止め。
最近は府立第2でも昔に比べれば空席が増えてるんだけど、博多スターレーンは集客といいその盛り上がりといい素晴らしい。
5対5のシングル対抗戦ではいきなりもっちー対CIMAという両チームの大将による試合が組まれたり、土井対吉野、YAMATO対ハルクという因縁のある両者によるシングルマッチが実現したりと、第1試合前から会場の雰囲気は完全に出来上がってた。
その大会を締めくくったのは斎了対信悟という、元ドリームゲート王者ながら最近はユニット内でも4~5番手に収まってしまっていた2人。
正直、カードと試合順が決まった段階では「メインが斎了対信悟か。ウーン…。」と思っていたけど、終わってみれば文句なしに興行内のベストバウト。
特に速報にも書いたけど斎了の奮闘っぷりが素晴らしい。
ドリームゲートを巡る位置に居たのはもう5年前で、後は何回か挑戦するもベルトを取ることは出来ず。
SATLではマライサで準優勝となったりツインゲートを巻くことはあったけど、シングルのベルトとなるともう縁がないのかなと…。
だからこそ、この日のメインではセコンド介入があったとはいえ信悟に勝利してBWを勝利に導いたこともあり、もっちーの言うようにドリーム挑戦を突きつけて欲しかった。
まあBWのチームメイトである戸澤がドリームゲートの挑戦者に決定してるから、その場で挑戦表明ってのはおかしな話ではあるけど、あれだけの試合に勝っておいて狙いはブレイブなのかと、ちょっと肩透かしを喰らったような感じではあった。
これが今の時期でなければ次の博多大会で挑戦とか言えたんだろうけど、もう年内の博多は福岡国際センターしか残ってないんだよなぁ。
まあ斎了が博多スターレーンでドリームゲートに挑戦した試合はもっちー戦、CIMA戦、吉野戦とことごとく負けてるけど…(苦笑)

逆に信悟は今年の負け癖を中々治せない。
ここで金網でも負けるような事があれば、どん底まで落ちたと言っても過言ではないような…。
府立に向けて好調をキープしてこの日も勝利を収めたKAGETORAとYAMATOに対して、明らかに勢いを欠く信悟。
後楽園のブロディー戦で不安を払拭することが出来るのか?




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