最年長の挑戦者~3.5 兵庫・神戸サンボーホール~ 土曜日は昼に万博でガンバ対セレッソの大阪ダービーを見てから一路神戸サンボーホールへ。 この日のメインではドリームゲート挑戦者の望月成晃が4wayタッグながら王者・吉野正人と激突。 第1試合 KAGETORA&苫小牧卓也 対 Gamma&ドラゴン・キッド 苫小牧がBWタッグに転がされてしまった印象の試合。 Gammaからは「しょっぱいしょっぱい」とまで言われた苫小牧がガンマスペシャルに沈んだ。 ちょっとこの日の苫小牧はいつもの元気がなかったような…。 試合終了後、吉野とPACがリングになだれ込みセコンドに付いていたマライサに襲いかかる。 「今日のメインはオマエらから取りに行く。 特に堀口、今日はオマエ狙いで行くからな。」(吉野) 「上等じゃねえか。 ツインゲートチャンピオンが負けるわけないだろ。 オマエはドリームゲートに集中してた方がいいんじゃねぇのか。」(元気) 元気の頭が光ってるように見えるのは気のせいです。 この写真を使ったのは悪気があったのではないんです。 もっと面白い写真が撮れないかと頑張ったんですが、ロープがすごい邪魔だったんです(笑) そこにモチフジが入ってくる。 「吉野、オマエはWORLD-1のリーダーかもしれないけど、両国でドリームゲート戦は決まってるんだよ。 今日はオマエ一人を狙っていくからな。」(もっちー) さらにYAMATO。 「両国ではオマエらのベルトに鷹木信悟と組んで挑戦するんだ。 今日は前哨戦でガッチリ行かせてもらうからな。」(YAMATO) 四者四様の思惑が絡んだ4wayタッグマッチ。 そう考えると上手いマッチメイクなんだなぁ。 そしてマライサ、WORLD-1、モチフジの順番で退場していき、残されたYAMAコンがこの場を〆。 しかしその時KAGETORAの姿は既に無く…。 YAMATOも少し気にしてたので、やっぱりここが動くのか!? 第2試合 B×Bハルク 対 谷嵜なおき ハードヒットな打撃でハルクが試合を有利に進める。 谷嵜もカサノヴァで状況の打開を試みるが、ハルクはファーストフラッシュからなおも立たせてEVOを決めて完勝。 試合後にキッドにベルト奪取をアピール。 BW結成後、谷やんの試合中に「う~~、よいしょ!」の掛け声をセコンドが出してるけど未だに定着しないなぁ。 ジェットパンチや「ジョン・ウー!」の域に達するのはしばらく先になりそう。 まあそこまで続けるのかどうかってこともあるけどね。 この日もGammaが「う~~」と言ってるにも関わらず、「よいしょ!」と言えるような技を谷やんがしなかったもんな。 第3試合 CIMA&土井成樹&リコシェ 対 チャック・テイラー&ジョニー・ガルガノ&リッチ・スワン 大阪大会と同様スワンのラップで入場してくるRONIN。 この日もスワンはBWに目の敵にされる。 先鋒は土井とガルガノ、続いてCIMAとスワン、最後にリコシェとテイラーがそれぞれマッチアップ。 その中でもテイラーのドロップキックが超綺麗だった。 足が長いとやっぱり見栄えがいいんだよなぁ。 この辺りはDNAの違いもあるか…。 ガルガノが捕まりかけるも土井を強引に自軍に押し込み、土井に対してテイラーとガルガノがダブルストンピング。 しかしその後はBWがスワンに的を絞る。 リコシェの変形羽根折り固めからCIMAと土井によるスーパードロル。 グロッキー状態のスワンだったが打点の高いドロップキックを決めて交代。 するとテイラーとガルガノが土井に対してダブル攻撃。 テイラーはさらにエプロンのCIMAに対してトップロープからドロップキックを決めて場外に落とすと、リング内ではリコシェにソールフード。 するとガルガノが土井を抱え助走を付けてコーナーマットに叩きつけるYou're Dead。 土井もガルガノをロープに絡ませて磔式ドロップキックを仕掛けるが、ガルガノはこれをスリングショットスピアーで迎撃。 その後もスワンのその場飛び450°スプラッシュで攻め続けるRONINだが、BWはぎりぎりのところで3カウントは許さない。 攻め込まれていたBWもCIMAがスワンに対してトラースキックからのパーフェクトドライバーで反撃。 スワンも延髄切りで一矢を報いるが、最後は土井555からのバカタレで3カウントを奪われる。 試合後にCIMAがMEMORIAL GATEを今年は6月24日の和歌山県立体育館で行う。 そしてテレビ和歌山でゴールデンで放送される事も合わせて発表。 この日会場にはテレビ和歌山の方も来ており、(株)グローバーの社長さんと一緒にリング上で挨拶。 そしてBWの面々と写真撮影。 試合を通してペースを握ってたのはRONIN。 試合後にCIMAや土井ちゃんが「アイツらタダモンちゃうぞ。」と言っていたがあながちリップサービスとは思えない。 どちらが勝ってもおかしくなかったし、この試合に関してはRONIN勝利でも問題なかったくらい。 大阪大会に続いてお客さんを沸かせてたスワンは身体能力が高いのだが、やはり外形的に見てもパワーに欠けることは明白。 この試合でも相手を抱える系の技はしてなかったような…? そういう面では週末から控えてるシングルマッチ3連戦でどういう試合をするのかは気になる。 なんせ相手が土井ちゃん、YAMATO、Gammaという面々だもんなぁ。 そういえば、試合の終盤にスワンのコルバタをCIMAがヘッドスプリングし損ねて、試合後までずっと首筋を押さえてた。 まあそれから試合もマイクもこなしてたし大きなケガではなさそうだけど。 またMEMORIAL GATEがテレビ和歌山とはいえゴールデンで放送決定とは凄い。 これでドラゴンゲートという名前を知ってもらい、次に生観戦してみようという人が出てきてくれればね。 どういう内容になるかは気になるところなんだけど、大阪神戸あたりでは見れないんだよなぁ。 第4試合 横須賀享 対 神田裕之 試合開始前から左足を引きずる神田。 試合が始まると享は当然ながら神田の左足をに狙いを定めて攻め込んでいく。 神田も反撃を試みるが単発で終わる。 享は低空ドロップキックや足横須賀でじわりじわりと痛めつけていくと、神田のジョン・ウーをかわして足4の字固め。 何とかロープに逃げた神田は横須賀カッター狙いの享をリバースで切り返す。 しかしダイビングエルボー狙いは雪崩式エクスプロイダーでマットに叩きつけられてしまう。 その後もパワースラムや魔神風車固め、ジャーマンスープレックスを繰り出すも足のダメージからブリッジも綺麗に決められず全てカウントは2。 最後は享のジャンボの勝ち!からの夢限で3カウントを奪われる。 第5試合 4wayタッグマッチ 望月成晃&ドン・フジイ 対 斎藤了&堀口元気 対 YAMATO&サイバーコング 対 吉野正人&PAC 4wayマッチらしく序盤は4人が入り乱れ目まぐるしい攻防が続く。 普段見られないような合体技があるのもこういう試合の醍醐味だが、この日は吉野ともっちーがサイバーに合体ブレーンバスターを決めるシーンがあり。 場外戦を経てリングに戻るとPACがマライサに攻め込まれる。 元気がPACにスイング式DDTを決めると横からフジイさんが出てきてフォールを決めるもカウント2。 PACも延髄切りでローンバトルを脱出して吉野にタッチ。 吉野に襲い掛かるもっちーだが、フロントキックがフジイに誤爆。 そこにYAMATOが介入し吉野とダブル攻撃をもっちーに仕掛けるが、もっちーは2人に対してミドルキック連発。 さらにもっちーは吉野にツイスターを狙う。 吉野は着地してバックを取るも、もっちーもバックを取り返しスリーパーホールド。 フジイは元気にWARスペシャル、ついでにYAMATOとサイバーはそれぞれPACと斎了にSTFの競演。 リング上では吉野が元気にトルベジーノ。 さらにPACがスワンダイブ式450スプラッシュからシューティングスタープレスを狙う。 しかし元気はこれを剣山で迎撃すると、バックスライドフロムヘブンでPACから3カウントを奪う。 モチフジがYAMATOに集中攻撃。 もっちーの一角蹴りや、パワーボムとノド輪落としの連携技でYAMATOを追い込む。 しかしYAMATOはモチフジの誤爆を誘うと、そこへマライサがリングインしてフジイにバックスライドとジャックナイフの複合技ももっちーカット。 フジイに対してドラゴンスープレックス狙いの斎了に対し、もっちーが三角蹴りを狙うがフジイに誤爆。 ここぞとばかりにKAMIKAZEとマライサがフジイに攻め込むも、フジイはサイバーをバックドロップ、YAMATOにはラリアットで応戦。 しかしまたもやもっちーのハイキックがフジイに誤爆。 マライサが押さえ込もうとするが、フジイは斎了に奥の手・外道クラッチを決めて3カウントを奪う。 残ったのはモチフジとKAMIKAZE。 もっちーが連携をフジイに促すも、フジイは首を抑えてしばし戦線を離脱。 ※ドラゲーNEWSにて、ドン・フジイが3/12~3/15まで欠場することが決定。 KAMIKAZEはもっちーに狙いを定める。 YAMATOのエルボーとサイバーのPOWPOWでもっちーをふらつかせる。 そしてサイバーがダイビングエルボードロップからサイバーボムを狙うが、これをもっちーはフランケンシュタイナーで切り返す。 サイバーのパイナップルボンバーを受け止めたもっちーはイリュージョンからの最強ハイキック。 これがサイバーのアゴ先にクリーンヒットして思わず崩れ落ちそうになるサイバー。 フィニッシュにしても遜色ないと思われたが、もっちーはさらにサイバーを起き上がらせての真・最強ハイキックで3カウントを奪う。 4wayタッグマッチの勝者はモチフジ。 試合後にもっちーがマイク。 「サンボーホールは来月にもやりますんで、 その時にはドリームゲートチャンピオン望月成晃として神戸に戻ってきます。 最年長の意地を見せてやりますんで、来月もよろしくお願いします。 今日はありがとうございました。」(もっちー) さてこの試合の結果、両国のトライアングルでBWの解散が賭けられることが無くなった。 現時点での決定カードとしてタイトルマッチは全て出揃っている。 ------------------------------------ 【ドリームゲート選手権試合】 吉野正人 対 望月成晃 【トライアングルゲートコントラ解散マッチ】 CIMA&ドラゴン・キッド&リコシェ 対 B×Bハルク&PAC&横須賀享 【ツインゲート選手権試合】 堀口元気&斎藤了 対 鷹木信悟&YAMATO 【岩佐拓復帰戦】 岩佐拓&サイバーコング 対 ドン・フジイ&スペル・シーサー 【ブレイブゲート次期挑戦者決定戦】 土井成樹 対 新井健一郎 ------------------------------------ 全7~8試合と過程すると、残りは2~3試合。 まだカードが決まってないのは、 【BW】Gamma、神田裕之、谷嵜なおき 【WORLD-1】琴香 【KAMIKAZE】KAGETORA 【RONIN】ジョニーガルガノ、チャックテイラー、リッチスワン 【その他】シーサーBOY、ストーカー市川、超神龍、苫小牧 1試合はBW対RONINの6人タッグマッチになるんだろうか。 そしてKAGETORAと苫小牧or琴香が組んで、相手にシーサーBOY&超神龍あたりが無難なところではある。 ひょっとしていっちゃんの試合を入れるかもしれないけど、それならこのタッグマッチを第0試合にするのかな。 まあどちらにせよ今年の両国は純血興行になりそうですな。 純血で回せるなら無理に外部の選手を入れる必要はないだろうし。 そして最近またKAGETORAが動きそうな予兆を見せてるんだよね。 ただ両国まではもう期間も無いので、動くとすれば両国以降か。 両国の次のビッグマッチは5月の愛知県体育館大会。 ちょうど一年前の愛知県体育館大会後に戸澤はアメリカ遠征に出発してるだけに、もう丸一年になるんだよね。 KAGETORAと戸澤が組んでみたら面白いと思うんだけどなぁ。 しかし戸澤はこの前のDDT4で準優勝という結果を納めてるだけに、むしろアメリカでの評価の方が高いのかもしれない。 もしドラゲーに帰ってくるとした場合、これだけの実績を積んできてるので帰国していきなりどれかのベルトを巻いてもいいレベルではあるが、さて戸澤はいつ帰ってくるのやら。 PR