ダイヤモンドは砕けない?~9.3 大阪・大阪府立体育会館第2競技場~ この日のメインイベントは王者・WARRIORSにWORLD-1が挑んだトライアングルゲート戦。 しかし試合では誤爆が相次ぎ、試合後には吉野の仲裁も無視して言い争う3人。 この日、高速が激混みだったので会場到着は19時半前くらい。 ちょうどYAMATO&苫小牧対神田&Kzyの試合中で、YAMATOと神田がジョンウーを巡る攻防をしてた。 ということで、ここまでの試合は試合結果のみで。 ○PAC&ハスキンス(360°シューティングスタープレス)フジイ&シーサー× ○もっちー(アンクルホールド)琴香× ※緊急決定試合 ○もっちー(ツイスター)超神龍× 神田&○Kzy(Kzytime)YAMATO&苫小牧× 第4試合 ドラゴン・キッド復帰戦 ドラゴン・キッド&斎藤了 VS 鷹木信悟&KAGETORA 両チームの先鋒は斎了とKAGETORA。 一通りのグラウンドの攻防を終えると、ようやくキッドが登場。 キッドはお客さんのキッドコールにのりナイナイの岡村がやるようなブレイクダンスを披露する。 しかし試合ではKAMIKAZE、特に信悟には厳しい洗礼を受けてしまう。 キッドがKAGETORAに619を仕掛けるも、信悟はエプロンでキッドを捕らえ、そのままエプロンにキッドの体を叩きつける。 しばらくの間ローンバトルになってしまうキッドだったが、コルバタで形勢逆転すると斎了へのタッチに成功。 場外にKAGEが落ちるとキッドはバミューダトライアングルを見せる。 その後はWARRIORSペースで試合が進むも、KAMIKAZEは信悟のバックドロップやKAGETORAのダイビングエルボーで攻め返す。 信悟はパンピングボンバーで斎了をダウンさせるが、KAGETORAがコーナーに上がったところでキッドが「盛り上がれー!」からスーパーフランケンシュタイナー。 すると斎了がKAGETORAに投げっぱなしドラゴンスープレックスを決めると、最後はキッドが満を持してのウルトラ・ウラカン・ラナ! 試合後にマイクを持つキッド。 「このリングから離れることがこんなに淋しいとは思ってなかった。 でも今日は最高の気分です。 そして欠場してる間にブレイブはPACがチャンピオンになってるみたいですが、 僕も本来ならトーナメントに参加できる資格はあったと思う。 11月には府立第一もあるし、もっともっと調子をあげてブレイブに挑戦したいと思う。」(キッド) 昨日のマイクでは府立第一で挑戦すると聞こえたけど、こう見るとニュアンスが違うな。 府立第一は11月末としばらく先の話だし、10月の神戸とか後楽園で防衛戦を挟んでも良さそうな気がするけどね。 なにはともあれ、お帰りキッド! セミファイナル スペシャル・シングルマッチ 吉野正人 VS サイバー・コング サイバーは自分の名前が書かれたボールを持って入場。 対して吉野は琴香に吉野くじを持たせて入場。 試合が始まると、サイバーはショルダータックルで吉野をダウンさせると場外戦へ移行。 場外で吉野を痛めつけたサイバーは、机を鉄柱に設置する。 そして吉野を机に叩きつけるが、続けて放ったパイナップルボンバーは吉野にかわされて自爆。 するとサイバーの右腕に照準を絞った吉野。 吉野は得意の腕攻めで優位に試合を運ぶが、サイバーは力で強引に技を解くとコーナーの吉野に対してスプラッシュ。 その後はサイバーが逆片エビ固めで吉野の足を締め上げる。 吉野もスリングブレイドで反撃を開始すると、ミサイルキックを狙うがこれはサイバーが回避。 しかしサイバーのダイビングエルボードロップは吉野が回避。 すると吉野は変形羽根折り固めを決めるが、サイバーはこれを強引に持ち上げるとそのまま自分の体重を乗せてマットに叩きつける。 勝機と見たサイバーは串刺しパイナップルボンバー→バックドロップ→ダイビングエルボードロップもカウント2。 吉野もパワーボムをリバースで返すとサイバーの右腕に対してミサイルキック。 しかしトルベジーノはパワーボムで切り返され、サイバーボムは回避したもののロープに走ったところでサイバーがカウンターの交通事故スプラッシュ。 ここでサイバーが再度サイバーボムを狙うが、吉野は回転エビ固めで丸め込むとその後のパイナップルボンバーを防御してから腕吉野。 さらにトルベジーノからソルナシエンテの黄金コースに繋げることに成功する吉野。 サイバーも2度3度と吉野の体を持ち上げてリングに叩きつけるが吉野は技を外さない。 最後はサイバーが力尽きて倒れこみギブアップ。 試合後に吉野がマイク。 「今日のシングルでアイツが勝ったらアイツの名前が入ったボールを箱に入れろって言ってたけど オレはボールを見せられてひっくり返りそうになったぞ。 このボールにはS・コングって書いてるけど、サイバーのスペルはCやろ。 アイツはC・コングやろ。 どこまでアホやねん。」(吉野) これは普通に恥ずかしい。 そして吉野くじの結果、博多での挑戦者が斎了に決まったけど、その次は大阪でタイトルマッチをやりますと言ってたところで斎了が乱入。 「オイ、吉野。 防衛もしてないのに偉そうな口をきくんじゃねえぞ。 ドリームゲートを防衛することがどんだけ難しいのか知ってんのか? 防衛戦の難しさは俺が一番良く分かってるんだよ。 なんでか分かるか? オレは、過去の王者の中で一度も防衛してねえんだよ。 こんなくじ、俺で終わらせてやる。 10月の博多でオレがベルト取って、11月の府立でオレが防衛戦やってやるからな!」(斎了) 吉野とサイバーは何度もやり合ってる間柄なんだけど、所々技をミスしたりとこの試合ではあまり噛み合ってなかったような印象。 この2人はもっと面白い試合が出来るはずなんだけどなぁ。 そしてこの吉野くじ。 システムとしては前代未聞で面白いとは思うけど、ドリームゲート王者になってない人はどうやったら名前を入れてくれるんだろう。 特にこの日復帰したキッドとの防衛戦はいずれ見てみたいんだけどね。 メインイベント オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合 CIMA&Gamma&堀口元気 VS 土井成樹&B×Bハルク&谷嵜なおき なんと試合前のタイトルマッチ宣言を行ったのは仕事が終わって急遽駆けつけてくれた宮根さん。 まさかビッグマッチでもない通常の地方興行に出てきてくれるとは…。 「数ある団体の中でもドラゲーが一番好きです。 その中でもドン・フジイさんが一番好きです。」(宮根) WARRIORSの3人はCIMAサングラスで登場。 試合序盤はどちらがペースを取るでもなく一進一退。 久しぶりに谷嵜が「行っちゃうぞ、大阪!」から波乗りフィンガーホイップをCIMAに決めるが、次第に谷嵜がWARRIORSに捕まるシーンが長くなっていく。 Gammaは谷嵜の急所に竹刀攻撃。 しかし谷嵜も元気とのブレーンバスター合戦を制すとハルクにタッチ。 ハルクはGammaと元気を同士討ちさせると、場外に落ちた元気に対してコーナーからケブラーダ。 さらに土井がトペスイシーダを狙うが、これはCIMAが足を払ってカット。 その後、CIMAと土井のやりあいを経てGammaとハルクが対峙。 Gammaはハルクにツバ攻撃からくるっとボム。 ハルクもキックで反撃するが、走りこんたところにカウンターのアックスボンバーを喰らってしまう。 さらに元気がスイングDDTで追撃しハルクを排除。 そして谷嵜を捕まえたWARRIORSはトレイン攻撃からCIMAとGammaがトカレフ二丁拳銃。 続けてガンマスペシャルからCIMAがメテオラを狙うが、これは土井がCIMAを捕まえてそのまま雪崩式土井555でマットに叩きつける。 そしてバカタレスライディングキックを狙う土井に対し、CIMAはカウンターでトラースキック。 その後ハルクが戻ってくるとハル谷の連携でWORLD-1が攻勢になる。 串刺し攻撃から谷嵜のカサノヴァが元気にヒット。 フォールはカットされてしまうが、谷嵜は元気を捕らえて土井のバカタレを呼び込む。 しかし元気にかわされたため、バカタレが谷嵜に誤爆。 すかさずフォールに行く元気だが、それをカットしにいったハルクのフットスタンプが元気にかわされた為、谷嵜を踏みつけてしまう結果に。 その後、Gammaが竹刀を手に持ちエプロンに上がるが、ハルクは竹刀を奪い取る。 リング内では背後を取り合う元気と土井。 そしてハルクの竹刀攻撃が土井に誤爆してしまうと、すかさず元気がバックスライドフロムヘブンで土井から3カウントを奪う。 試合後、WORLD-1で内紛発生。 まず口火を切ったのは谷嵜。 「しっかり敵の姿を見て攻撃しろよ。 特にハルク! 土井ちゃんのバカタレが俺に誤爆した。 まあそれはしゃあないわ。 その後や。 ハルクが助けようとした気持ちはすごい分かる。 けど、相手がどこうがどくまいが上に乗っかかってきたら、結局オレ痛いやんけ!」(谷嵜) 確かにそうだ(笑) 続いて土井。 「谷やんの言うとおりや。 オマエ竹刀持つ必要ないやろ。 竹刀なんか使わんでも、堀口ごときやったら余裕で勝てるぞ。 ちょっと待て、元はと言えば谷やん、 オマエがちゃんと押さえとけばバカタレ誤爆せんかったしこうなってへんやろ。」(土井) 「まあまあ落ち着いて。 試合してたらミスだってあるでしょ。 お互い様ですよ。」(ハルク) そして谷嵜が土井を蹴飛ばし一触即発の雰囲気になるが、吉野が仲裁に入る。 「待て待て。 今からご飯でも食べに行ってゆっくり話しようやないか。」(吉野) 一気に和む会場。 しかし3人は収まらない。 「こいつら生意気すぎるやろ。 オレ、一番先輩やぞ。」(土井) 「何が生意気やねん。 中学生みたいなセリフはいてんちゃうわ、このボケ!」(谷嵜) 「ボケはアンタだ!」(ハルク) しかしこの日の吉野はご飯にこだわる(笑) 「まあまあ、とりあえずご飯でも食べてゆっくり話したらええやないか。」(吉野) 一向に話が前に進まないので、ここで八木さん登場。 「ここはリング上だぞ。 ちんたら飯なんか食ってる場合じゃない。 オマエら3人で戦え。」(八木) 「八木さん、ちょっと待ってくれ。 まずはご飯を食べて…」(吉野) 吉野の仲裁も空しく、土井ハルク谷嵜の3人はこの申し出を受け入れる。 「10月3日神戸サンボーホールで土井対ハルク対谷嵜の3wayマッチ決定します。 サンボーまで一ヶ月あるけど勝手に仲直りするんじゃねぇぞ。」(八木) 土井とハルクと谷嵜は別々に退場。 「仲直りする気なんてサラサラないわ。」(土井) 「レスラーとしてしっかり白黒つける。」(ハルク) 「オマエら、仲直りしようって気ないんかい。 組むことがあってもオマエら敵やからな。 ほんでもう一回WORLD-1のダイヤの結束取り戻そうぜ。」(谷嵜) そして興行を〆たのは長時間のWORLD-1劇場をリング下で見てた勝者のWARRIORS。 「キッドお帰り。 でも復帰していきなりPACのブレイブに挑戦するとか調子に乗ってんちゃうか?」(CIMA) とCIMAはキッドを蹴り飛ばす。 しかし斎了が仲裁。 「まあまあ、ここはご飯でも食べて話しましょう。」(斎了) 「そうやな、お好み焼きでも食べに行こか。」(CIMA) であっさり握手するCIMAとキッド。 WORLD-1劇場が長引いたのか、CIMAのマイクはこれだけで早々に元気が興行を〆て終了。 試合に勝ちながら完全に主役をWORLD-1に奪われたこの日のトライアングル王者WARRIORS。 さてこれまでハルクや吉野の仲裁もあり進展しなかったWORLD-1の内紛がようやく表面化? 土井ちゃんとハルクと谷やんの3wayが決定して、これがどう動くか。 そして谷やんとの内通疑惑が2ヶ月前から言われてたDDがここに絡んでくることも予想される。 2008年にWORLD-1が結成されてから2年以上経つからね。 これまでの間、メンバーから外れたのはKzyのみでゴタゴタの印象がなかったWORLD-1。 ちょっと影の薄いヒールユニットも含めてユニットシャッフルの時期ですかね。 そしてハルクのヒールターンを期待してはや1年くらい…。 そろそろ動いてほしいなぁ。 PR