感動的。~4.4 京都・京都KBSホール~ 昨日はキングオブゲートBブロック1回戦が行われた京都大会。 大阪プロレス勢の介入とかもあったけど、きっちりと大会を締めたのはクネスカ対決。 第0試合 超神龍、琴香 vs 新井健一郎、Kzy 積極的に動いていく琴香。 アラケンの逆片エビ固めにも耐えきったが、最後はKzyの韻波句徒(ダブルアーム式パイルドライバー)で3カウントを取られる。 しかし、KzyのDDTの受けは見ててヒヤヒヤする。 マットに首が突き刺さるような受け方は見栄えはいいんだけど、大ケガに繋がらないか怖い。 ちなみに同じような受け方をするのがCIMAとハルク。 まあプロがやってるんだから大丈夫ではあるんだろうけど…。 第1試合 YAMATO、KAGETORA、戸澤陽 vs 望月成晃、スペル・シーサー、アンソニー・W・森 YAMATOともっちーは試合開始前からにらみ合い。 KAGEとシーサー、戸澤と王子の顔合わせを経てもっちーとYAMATOがリングイン。 もっちーがYAMATOに対してミドルキックやサッカーボールキックを決めるとそのまま場外戦へ移行。 場外戦で捕まってしまったのは戸澤。 リングに戻ってからも王子のエスカルゴやもっちーのアンクルホールドなどで足を攻められるが、全く悲壮感を感じさせない戸澤。 戸澤もフランケンを決めてようやくYAMATOに交代。 KAMIKAZEがスパートするも、シーサーはYAMATOとKAGETORAを同士討ちさせると2人同時に卍固め。 試合が後半に入り、戸澤は王子に対してエプロンからトザワを敢行。 しかしいつものごとくかわされると、戸澤に対してベテラン軍のトレイン攻撃からもっちーのソバットが顔面へヒット。 さらにエレガントーンを狙う王子だが、YAMATOがこれを阻止。 王子はYAMATOを落としエレガントーンを仕掛けるが、YAMATOはこれをかわし、続けて王子の丸め込みをカウント2でキックアウトすると、最後は変形ダブル二―ロックを決めて勝利。 試合後、ブラックバファロー、タイガースマスク、遅れてタダスケが乱入。 バファロー達はシーサーやもっちーに襲いかかると、CIMAとGammaが飛び出してくる。 「そのピンクのヤツに用があるんだよ。 先週、ウチのタイガースマスクとシングルやって負けたよな。 その時、次はベルトを賭けてやるって言ったよな。 その返事を聞きに来たんだよ。 いつやるんだ。」(バファロー) 「18日の高石でやってやるよ。」(シーサー) 「(バファローに対して)ダラダラ長いマイクやってんちゃうぞ。 大体スーツにマスクってなんちゅうセンスしてんや。 今日はオマエら3人が来たかもわからんけど、俺もGammaも堀口ももっさんも黙ってへんからな。 次はこっちからオマエらの小汚いミナミの会場に乗り込んだるからな。」(CIMA) 帰れコールの中大阪プロレス勢退場。 「シーサー、あんなヤツにベルト賭ける必要無かったんちゃうか。 あんな奴らにはしまむらのベルト賭けとけばいいよ。」(CIMA) 「アイツは俺のブレイブの防衛回数を伸ばすだけの相手だよ。 18日の高石大会では、タイガーマスク……、 いやタイガー……スマスク、 タイガースマスクからきっちりとピンフォール取ってやる。」(シーサー) バックステージでも言い合ったLOVとWARRIORS。 どうやらCIMAは4月18日の高石大会の前にムーアリへ乗り込む様子。 さらにもっちーも対大阪プロレスへ名乗りを上げた。 「オレは、オレの体に指一本触れなきゃ別にさわるつもりはなかったけど まがりなりにも今日オレの体に触れたからな、アイツら。 団体対抗戦って言うなら他にいねぇのか、度胸のある奴よ。 戦国とかいたろ。 去年オレとフジでやって、そのまま尻込みしてよ。」(もっちー) 一応津大会でのトライアングル前哨戦となったカードかな? YAMATO&KAGETORA&戸澤のトリオは初めて見たような気がするけど、これが中々面白かった。 ベルト移動の可能性は低いと思うけど、この3人に谷やんと斎了を加えた5人のユニットなんか面白いかも。 戸澤&KAGETORAのタッグがツインゲートを狙える位置まで上ってくれば、ドラゲーも層が厚くなるんだけどねぇ。 そして大阪プロレス乱入はちょっと意外だった感がある。 キングオブゲート開催中で、神戸サンボーにも来なかったので京都に来るとは予想外の展開。 京都だったからかもしれないけど、府立第2の時と比べるとお客さんの反応は笛吹けど踊らず。 大体、タイガースとシーサーが試合して、シーサーが負けて、次はブレイブ賭けてやってやるって言ったことを把握しているファンがどれだけ居たんだろう。 ドラゲーの公式サイトでアップされたわけでもないので、毎日ドラゲー以外のプロレスサイトも見てるプヲタにしか経緯がしっかりと伝わらなかったんじゃないだろうか。 第2試合 KING OF GATEトーナメント1回戦・Bブロック 堀口元気 vs ドン・フジイ 試合開始からフジイに押されまくる元気。 フジイは元気のセコンドに付いていたCIMAにも噛みつく程ノリノリ。 中盤以降は弓矢固め、コブラツイストというフジイならではの攻めで元気の腰に集中攻撃。 劣勢の元気に対して、キッドやCIMAがHAGEコールを促すもフジイさんにやられて反撃は続かなかったが、最後はバックスライド・フロム・ヘブンで元気が逆転勝ち。 試合後にフジイと元気はがっちり握手をかわす。 第3試合 KING OF GATEトーナメント1回戦・Bブロック 菅原拓也 vs 鷹木信悟 信悟が入場すると、菅原はゴングを待たずにイスで頭部を一撃。 信悟はイス攻撃を受けても動じることはなかったものの、その後場外に落とされると痛めている左膝を狙われる。 リングに戻ってからも執拗に左膝を狙う菅原。 信悟もエルボーで反撃するが、菅原の低空ドロップキックで再度ダウン。 そして菅原はレッドボックスを取り出すが、八木さんがこれを阻止。 すると信悟は菅原に対してMADE IN JAPANを決めるも、ドランカーズのセコンドが八木さんを掴みカウントさせない。 八木さんに駆け寄る信悟の隙をついた菅原はレッドボックスからスクールボーイで丸め込むがカウント2。 その後、セコンドに付いていたアラケンの飛び出し注意とKzyのKzyTimeを連続で喰らうが信悟はカウント2でキックアウト。 ならばと菅原は急所攻撃から十三不塔を決めるがカウント2.9で返されると呆然の表情を見せる。 そして信悟は介入してきたKzyと菅原を同士討ちさせるが、コーナーへのスプラッシュが菅原にかわされ八木さんに誤爆。 レフェリー不在状態となり、菅原はレッドボックスを振り上げるが受け止めた信悟はボックスごとパンピングボンバーで菅原を薙ぎ倒す。 そしてセコンドのアラケンとKzyを排除すると、最後は菅原に対しレッドボックスで一撃してからのパンピングボンバーでピン。 第4試合 土井成樹、吉野正人、谷嵜なおき vs CIMA、Gamma、ドラゴン・キッド ゴングが鳴るとしばらくの間WARRIORS劇場が展開される。 まあ、この試合はホントの意味で楽しく素早い典型的なドラゲーの6人タッグ。 前半は谷嵜を捕らえたWARRIORSがGammaの下劣攻撃オンパレード。 谷嵜が交代してからは、お互いの技の応酬。 最後は両国から好調をキープしている吉野がトルベジーノ十字固めでGammaから勝利。 試合中、ちょっと土井ちゃんが右膝をケガしていたように見えたけど、その後試合は普通にこなしていた。 大丈夫かな? 第5試合 KING OF GATEトーナメント1回戦・Bブロック B×Bハルク vs サイバー・コング 序盤はサイバーのパワーに押されるハルク。 ロープ際で踏みつけられ、串刺しパイナップルボンバーで場外に落とされ、エプロンからぶっこ抜きのバックドロップを喰らってしまう。 しかしコーナーからのダイビングエルボーをかわすと、ミサイルキックやその場飛びシューティングスターで反撃。 サイバーにベイダーハンマーを受けてしまうが、オーバーヘッドキックでダウンさせてロープに走るハルク。 しかしサイバーはパイナップルボンバーで迎撃。 そしてサイバーコンビネーションに行こうとするが、ハルクはキックで迎撃すると蹴り上げから張り手・キックを連発。 最後は跪いたサイバーの頭部へファーストフラッシュを叩き込み3カウントを奪う。 試合後、サイバーのセコンドに付いていた信悟とにらみ合うハルク。 試合自体は5分ちょいの少しあっけない試合。 まだサイバーのシングルはちょっと…という判断なのか。 お互い万全の状態で再度見てみたいカード。 第6試合 KING OF GATEトーナメント1回戦・Bブロック 横須賀享 vs K-ness. 試合は静かな立ち上がり。 享が手四つの体勢から、いつものように左手を上下左右へ振って、普段なら最後に手を踏みつける定番ムーブだけど、この日はクネスが享の側頭部へキック一閃。 倒れ込む享を尻目にコーナーで悠然と構えるクネス。 しかし場外でクネスのハイキックが鉄柱に誤爆。 そこからは足をねちっこく攻める享ワールドが展開される。 足横須賀からドラゴンスクリューに足4の字と長時間攻め込まれるクネス。 享は雪崩式エクスプロイダーから友情の体勢に入るが、耐えるクネスはなんとかリバーススープレックスで投げることに成功。 クネスはみちドラⅡ→介錯→青き光で享を追い込むが、享はなんとかロープブレイク。 そしてコーナーに上がったクネスだが、享は雪崩式デスバレーでマットに突き刺す。 その後享はクネスに対してジャンボの勝ち!を決めるが、クネスも倒れることなく逆に延髄切り。 さらにダークネスバスターを狙うクネスに対して、享は掟破りの逆ダークネスバスター。 続けて享はコーナーに上るが、立ち上がったクネスは享に対してなんと雪崩式ダークネスバスター! その後のエルボー合戦はクネスが打ち勝ったように見えたが、享はそこからクネスをロープに追い詰めるとミトガワラッシュ。 享が走り込んできたところでクネスはカウンターの昇竜脚を狙うが、享はこれを回避するとジャンボの勝ち!から「アイカター!」と叫びながらの友情もカウント2。 享が再度友情の体勢に抱え上げると、クネスは前方回転で丸め込みそのまま光の輪を決めるがカウント2。 勝負をかけたクネスは介錯からD3へと繋げるが、これも享はカウント2でキックアウト。 ならばとクネスは竜巻昇竜脚からダークネスバスターを連発で決めると、享は返せずに3カウントが入る。 試合後、 「これでキングオブゲート一回戦突破だ。 でもそんなのどうでもいい。 俺は享とこうやってまた2人で歩きはじめていつまでもおんぶに抱っこと思われていたけど、 それを払拭するために今日は全力で潰しにかかった。 今日はキングオブゲートでたまたま組まれたカードだったけど、 最愛のパートナーの享に今の俺がどれだけの力を持っているか、 そしてシングルマッチで俺が勝つことによって伝えたかった」(クネス) 「クネスがが完全体に戻ったとか言ってるけど半信半疑なところがあったよ。 結果的に俺が負けてお金ももらえないけど、それ以上に俺にとっては大きかった。 クネスが休んでいる間に俺は第一線でやってたし、どんなに苦しい状態でも上でやってた。 つねにそういう闘いをしている俺がクネスに全力でぶつかって、負けた。 クネスは完全に第一線。 この調子で優勝してもらわないと。 優勝賞金は山分けで。」(享) これで興行終了と思われたところでドランカーズ登場。 「アンタら俺達に負けて、何シレっとキングオブゲートに出てんの? 差別もいい加減にしろ。 享、今日負けたからもう空いてるだろ? クネスも今日頑張りすぎたからどうせ無理だろ。 だったら俺達が予約をいれさせてもらうから。 お前ら2人、負け逃げはさせねぇから。」(Kzy) クネスはお客さんに帰れコールを促す。 そんなムードの中アラケンがペットボトルの水を撒き散らしながら、ドランカーズ退場。 最初にカードを見たときは、ハルク対サイバーをメインにしてクネスカ対決をセミの方が妥当かと思ってたんだけど、クネスカ対決はメインにふさわしい熱戦となった。 普通の試合であれば、享はフィニッシュホールドである夢限を使っていくはずなんだよね。 でもこの試合では一度も夢限を出さないばかりか仕掛けることすらせずに、敢えて友情にこだわった。 そんな享に対して、クネスも100%の完全体であることを証明する技のダークネスバスターで答えた素晴らしい試合。 そして感動的な最後をぶち壊したのがドランカーズ。 まだクネスカと抗争をしていくのか。 クネスはマイクでもメンバーを増やしていくことはないって言ってたし、この抗争はどういうフィニッシュを考えてるんだろう。 では以前に出した予想検証。 >○元気(バックスライド・フロム・ヘブン)フジイ× 完璧。 >○信悟(MADE IN JAPAN)菅原× >○クネス(光の輪)享× >○ハルク(FTX)サイバー× まあフィニッシュは違うけどほぼ予想通り。 次は金曜と土曜に2回戦が行われるけど、やっぱり注目はもっちー対吉野。 もうどっちが勝ってもおかしくないからね。 PR