夢の扉の重み~3.5 大阪・大阪府立体育会館第2競技場~ 昨日は平日の大阪府立第2競技場大会。 春のビッグマッチ・両国国技館大会に向けて、ドリームゲート王者と挑戦者がタッグマッチで激突。 この日は高速の混み具合もあり、会場到着は第3試合が終わりかけた頃。 なのでサイバーが登場した第0試合から第3試合までは試合結果のみで。 試合結果はドラゲー公式サイトから。 第0試合 ○サイバー(投げ捨てパワーボム)超神龍× 第1試合 キッド&○フービー&元気(911)谷嵜&PAC&ハスキンス× 第2試合 ○もっちー(ツイスター)戸澤× 第3試合 ○クネス&享(ダークネスバスター)フジイ&王子× 第4試合 B×Bハルク対神田裕之 ハルクはダークサイドバーションで入場。 そのためダンスは無し。 試合が始まるとハルクは神田の攻撃を無表情で受け続ける。 ショルダータックルで倒されてもムクッと起き上がる姿はアンダーテイカーばり。 その後神田の急所攻撃でハルクは場外へエスケープ。 神田はセコンドに付いていたKzyと共にハルクを鉄柱へ叩きつけると、ダウンしたハルクを尻目にリングに戻る。 神田は場外カウントが15を過ぎてもリングインしてこないハルクを探すが、ハルクはリング下を通って神田の背後からリングインして手に持ったイスで一撃。 その後、ハルクは神田の顔面にエゲツないハイキックを叩き込む。 しかし神田はEVOをかわして背後からハルクを突き飛ばし玉金にぶつけていく。 神田はブルーボックスでハルクを殴打すると、さらにブルーボックスへの琉's。 さらにコーナーへ上る神田に対して、ハルクは蹴り上げから雪崩式キャプチュードを決める。 ただこれはちょっと自爆気味だったかな…。 見ようによってはハルクの頭部がマットにささったようにも見えた。 終盤、神田のジョン・ウーが珍しく決まるが、ハルクもキックでやり返す。 そしてハルクがロープへ走ったところでKzyがブルーボックス攻撃。 Kzyがボックスを神田に渡すが、ハルクは神田をブルーボックスごと蹴り上げ。 最後は頭部へのソバットからEVOを決めて3カウントを奪う。 試合後、Kzyが襲い掛かるとハルクはKzyの首根っこを掴む。 しかし神田が背後からブルーボックスで一撃。 その後もKzyと2人がかりでハルクを凹ってそのまま退場。 速報にも書いたけど、ちょっと最後があっけなかったんだよね。 序盤の凶器攻撃以外はダークサイドになった意味がなかったのでは…。 ダークサイドになる以上はお客さんを引かせるくらいの攻めを見せて欲しいんだけど、あまりその辺りが感じられないので中途半端な印象しか残らなかった。 第5試合 土井成樹&吉野正人対YAMATO&鷹木信悟 試合開始前からにらみ合う土井とYAMATO。 そして両チームの先発も土井とYAMATO。 じっくりとしたグラウンドの攻防は互角ながら、タックル合戦からドロップキックを決めたYAMATO。 続いて吉野と信悟がリングイン。 パワーに勝る信悟が優位に立つが、吉野もヘッドシザーズでお返し。 YAMATOが信悟と共に吉野を攻めていると、エプロンにいた土井にエルボー一撃。 そのまま場外戦に移行。 しかし場外戦を制したのは土井吉。 リングに戻ると土井吉が2人がかりでYAMATOを攻める。 その時にYAMATOが左肩を痛めたようで、その後も試合を通して左肩をかばう姿が続いてた。 YAMATOに対して余裕の試合運びを見せる土井吉だが、YAMATOはロープに振られたところで土井に対してスピアー。 さらに吉野に対してはランニングエルボーを叩き込んで信悟に交代。 信悟は吉野にブレーンバスターで投げられるものの、リングインしてきた土井と吉野を2人まとめてブレーンバスターで投げ飛ばす。 YAMATOは土井とエルボー合戦になると、低空ドロップキックを決め、さらにアンクルホールドで締め上げる。 これをカットした吉野はミサイルキックの体勢に入る。 YAMATOはミサイルキックをかわすと、コーナーへ詰めた吉野に対して信悟の串刺しパンピングボンバーからYAMATOがエクスプロイダー。 試合後半に入り、土井が土井555を狙ったところで背後にまわったYAMATOはスリーパーホールド。 土井の体が崩れ落ちるが、吉野のカットがなんとか間に合う。 信悟は吉野にMADE IN JAPANを狙うが、吉野がこれをかわすと続けて放った信悟のパンピングボンバーがYAMATOに誤爆。 ここで土井吉がミサイルセントーンを決めると、土井がYAMATOに対して掟破りの逆スリーパー。 土井はさらにギャラリアの体勢に入るが、ギャラリアではなく逆DDT。 そして土井555からバカタレスライディングキックを決めるがこれは信悟がカット。 しかし土井は大暴走を決めてカットに入ってきた信悟を排除。 最後は残されたYAMATOに対して吉野が腕吉野からトルベジーノを決め、フィニッシュはソル・ナシエンテ。 試合後、土井と吉野がマイクを取る。 「後楽園ではオレから取られて、今日の大阪では吉野から取られた。 今までの勢いはどこいったんや? 俺らはオマエらとは違って意地と責任があるんや。 人気と勢いだけのヤツに持っていかさんぞ。」(土井) 「YAMATO、お前は確かに人気も勢いもある。 けどそれだけじゃ勝たれへんのや。 お前と俺らじゃ背負ってるものが違うんじゃ。 この前の後楽園は楽勝やったけど、今日は野球で例えたらノーヒットノーランや。」(吉野) 「YAMATO、お前は今一番人気と勢いあるよ。 でも土井吉も人気負けてへんやろ。」(土井) ここで吉野が土井ちゃんにキス。 「オイ戸澤、お前ら男同士でキス出来んのか?」(土井) 戸澤は信悟にキスしようとするが信悟は拒否。 「せんでええわ、冗談や。 そんな話しはどうでもいいんじゃ。 YAMATO、オレはここまで来るのに10年かかってんぞ。 たかが2、3年のヤツに負けるわけにはいかんのじゃ。 両国ではV9決めたるからな、覚悟しとけ。」(土井) WORLD-1が退場して残されたKAMIKAZE。 ここでサイバーがリングサイドまで来ると、信悟はYAMATOを残してサイバーと共に一足先に退場。 リングに残ったのはYAMATOと戸澤。 「土井と吉野の言ってることは正しいです。 オレはドリームゲート挑戦を舐めてました。 だけど両国国技館からは逃げられない。 オレは土井成樹の腰からベルトを奪ってドラゴンゲートの新しい時代を開きます。 こんなオレにもう少しだけ力を下さい。」(YAMATO) 特別試合 CIMA&Gamma&シーサー対タイガースマスク&ブラック・バファロー&タダスケ 入場時は菊地さんの「両チーム入場!」の声だけで入場曲は一切かからない。 試合は場外戦からスタート。 CIMAはバファローと、Gammaはタダスケと、シーサーはタイガースとそれぞれやりあう。 リングに戻るとシーサーがタイガースに攻め込まれるが、ドロップキックを決めてGammaに交代。 Gammaのタダスケへのツバ吐き攻撃に大歓声の大阪府立。 そしてCIMAとバファローがリングイン。 最初はCIMAが攻勢に出るが、バファローはCIMAの蹴り足を掴んで強引に投げ飛ばす。 試合が中盤に入るとシーサーが捕まる展開となる。 タイガースに蹴られ、バファローに踏みつけられ、タダスケにスリーパーで締め上げられるシーサー。 お客さんからのシーサーコールが起こると、シーサーはニールキックを決めてGammaに交代。 Gammaのスパートに続いて、CIMAもリングインするとタダスケに対してキック連発からダイビングフットスタンプ。 タダスケも串刺し式ラリアットをCIMAに決めるが、CIMAはトラースキック一発でタダスケをダウンさせる。 CIMAとGammaはダブルの攻撃をタダスケに仕掛けるが、これはタダスケがGammaをCIMAに叩きつけて回避。 シーサーはタダスケにミサイルキックを決めると、Gammaは走りこんできたバファローにトラースキック。 ラリアットの打ち合いはGammaが制し、ガンマスペシャルを決めるがタイガースは玉金を突き飛ばしてカット。 大阪プロレスもシーサーに照準を絞り、バファローのラリアットやタダスケのアルゼンチンで攻め込む。 しかしシーサーがタダスケの串刺し攻撃をかわすと、CIMAとGammaがダブルトカレフ発射。 ここで満を持してヨシタニックを決めるシーサー。 カウント3が入るかと思われたが、これはタイガースがレフェリーを抑えてカウントをさせず。 ヨシタニックでフォールの体勢に入っていたシーサーに対して、バファローは背後から衣装ケースで一撃。 最後はダウンしたシーサーをタイガースが起こして、頭部へのバズソーキックを決めて3カウントを奪う。 試合後ブーイング&帰れコールの中バファローがマイク。 「たった今、強い団体は大阪プロレスに決定しました。 大阪プロレスは強い。 キミ達は弱い。」(バファロー) はっきり言ってブーイングが大きすぎてほぼ聞き取れず。 やられたシーサー。 「このままで終われるか。 次は大阪に乗り込んでタイガースをぶっ潰す!」(シーサー) CIMAは野次を一喝すると 「シーサー、キッチリとドラゴンゲートの代表としてタイガースの首あげてきてくれや。 これはドラゴンゲート本流の戦いではない。 関東に持っていく気も、九州に持っていく気もない。 この試合は関西だけのもんや。 団体の規模なんか関係ない。 こっちの選手は全員使おうなんて思ってへんからよ。 人数合わせて、キッチリドラゴンゲートと大阪プロレス決着付けようやないか。 ドラゴンゲートは神戸も大阪も阪神そのものがホームグラウンドやからな。 誌面飾ってるレスラーと矢印レスラーの違いを見せたろうやないか。 大阪弁も喋られへんようなヤツに大阪プロレスを名乗らすわけにはいかんからな。」(CIMA) そしてカーテンコールが流れて興行終了。 というわけで対大阪プロレスは関西限定で行われる様子。 そしてその主役はどう見てもシーサー。 この日も完全にシーサーメインで行われた試合だったし、最近のシーサーのスポットの当たりっぷりはホントに凄い。 ドラゲーの次回関西地方で行われる大会は、4月の神戸サンボーホール大会。 KING OF GATEの1回戦が行われるんだけど、ここでも対大阪プロレスすんのかな? さて対大阪プロレスは置いといて、ドラゴンゲート本流のメインは両国でのドリームゲート前哨戦となった土井吉対YAMA鷹。 後楽園に続いて連敗を喫したYAMATO。 前哨戦では負けた方が本番では勝つと言われてるけど、そういった事を置いといてこの日の土井吉は良かった。 特に吉野ではなく土井ちゃんの方が素晴らしかった。 なんか久しぶりに土井ちゃんに強さと怖さを感じた気がする。 元々大阪大会は、大阪出身の吉野と奈良出身の土井ちゃんにとってホームに近い。 しかしこの日歓声を集めてたのはYAMATOの方。 劣勢に陥ったYAMATOに対してお客さんは大YAMATOコールで後押し。 そんな雰囲気の中、敢えてYAMATOコールを煽るような試合運びを見せた土井ちゃん。 やっぱり完全ベビーのファイトスタイルより、荒々しいというかちょいヒールファイトの方が土井ちゃんは見てて面白い。 試合後のマイクもいつものような優等生スタイルではなく、ちょっと相手を小バカにしたような感じだったしね。 また、土井ちゃんとYAMATOの2人は手が合うのか見てて面白い。 これは両国のメイン、結構いい試合が期待できそうな気がするね。 次の生観戦はその両国大会。 去年の経験を踏まえて、開始時間は厳守でお願いします。 PR