外敵襲来！～1.17 大阪・大阪府立体育会館第2競技場～

昨日は久しぶりにヒートアップした大阪大会。
タッグトーナメントやFIP選手権試合をはじめとした好試合が連発した事もあるけれど、一番の要因は第5試合の外敵襲来。

第1試合
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座決定戦 出場チーム決定トーナメント
Ａブロック準決勝
Ｋ－ｎｅｓｓ．＆横須賀享　対　マグニチュード岸和田＆ドン・フジイ

試合開始後間もなく享がフジイを場外に落とすと、フジイは逆に享を鉄柱へぶつけイス山の上にブレーンバスターで投げる。
さらにフジ岸は本部席の机を持ち出しクネスの体を叩きつける。
その後、リング上ではしばらくクネスのローンバトルが続く。
なんとかクネスは延髄切りで脱出すると享に交代。
享はフジイと岸和田の同士討ちを誘うと、フジイに対してトレイン攻撃からスカドラニー。
しかし享がコーナーに上がったところを岸和田が捕まえると、そのままトップロープからの雪崩式ブレーンバスター。
さらにフジイがナイスジャーマンで続くがカウント2でクネスがカット。
その後もフジイののど輪落とし、岸和田のダイビングボディプレスで押し込むベテラン組だが、クネスカは一瞬の隙をついての丸め込みで3カウントをフジイから奪い勝利。













































第2試合
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座決定戦 出場チーム決定トーナメント
Ｂブロック準決勝
吉野正人＆土井成樹　対　菅原拓也＆KAGETORA

菅原とKAGETORAは自力に勝る土井吉に対しラフ攻撃でペースを握る。
土井吉も連携技を決めていくが、菅原の延髄切りが八木レフェリーに誤爆するとリアルハザードがなだれ込んでトレイン攻撃。
しかし最後は土井が一騎当千に来たKAGETORAを横十字固めで丸め込んでピン。













































第3試合
超神龍 対 Kzy

試合後半に超神龍がセカンドロープからのムーンサルトセントーンを放つ。
しかし体一つ分くらいのズレがあったのでKzyにヒットせず。
今年イチオシの技らしいが、もうちょっと改善の余地ありかも。
逆に、駆け上がり式フランケンはスピード感もあり技の入りもスーズなので、こちらをイチオシにしてもいいような気がするな…。
まあフランケンは既に石森が使ってる技だけに、使っている人がいないムーンサルト式のセントーンの方が高めていくには最適なのか。
まあつまりは両方頑張れと。
最後はダブルアーム式のパイルドライバー2連発でKzyの勝ち。

















第4試合
３ＷＡＹタッグマッチ
Ｂ×Ｂハルク＆谷嵜なおき　対　ＹＡＭＡＴＯ＆戸澤陽　対　NOSAWA論外＆ＭＡＺＡＤＡ

試合は字で書ききれないようなノンストップバトルが展開される。
その中で観客の注目を受けていたのは戸澤。
戸澤はプランチャはかわされ、愚連隊からはリングを走らされてヘロヘロになって、さらにケツも丸出しにされるが、YAMATOを含む全員に生尻のヒップアタック5連発。
最後は谷嵜からジャーマンスープレックスで3カウントを奪う。
戸澤君が選ばれし者にしか出来ないというケツ芸を習得したっぽいな…。













































第5試合
ＣＩＭＡ＆Ｇａｍｍａ＆ドラゴン・キッド　対　神田裕之＆堀口元気＆新井健一郎

試合は場外戦を経て元気とGammaがリングイン。
お互い序盤の様子見の展開からGammaは元気に手を差し出すと、元気はそれを受け入れて握手。
それに不満そうな神田。
続いてリングインしたキッドとアラケン。
キッドはコルバタでアラケンを投げると、う～～！
しかしその後のう～～！はタイミングが悪くどうもしっくり来ない。
挙げ句の果てに、う～～！をしてる背後からアラケンに襲いかかられる始末。
その後場外戦が展開されると、いつの間にかCIMAがリングに上げられブラックバファローとタイガースマスクにボコられてた。
試合はそのままノーコンテスト。




























やられてるCIMAをGammaが救出に入り、ブラックバファローとタイガースマスクはリングを降りる。
ブラックバファローはマイクを持ち週プロを取り出すと
「おい、CIMA！
　ケンカ売るんだったら買ってやるよ！
　クソファンども！
　体操競技みてえなドラゴンゲートに満足してんじゃねぇ！
　CIMA、何度でもぶっ潰してやるぞ。
　本日ワタクシども大阪プロレスはドラゴンゲートの大エースCIMA選手に一撃食らわせました。
　あー、スッキリした。以上」（バファロー）
まあ言ってる内容は短かったけど、喋るそばから観客のブーイング＆帰れコールが凄かった。
途中で何度も中断させられる始末。
2人が退場するとCIMAがマイクを持つ。
「試合が潰されたことに関しては、
　2人（キッドとGamma）とお客さんと対戦相手の堀口には謝りたいと思う。
　まあ、でもかかわったらあかん。
　ああいうのは一番タチ悪いから。」（CIMA）




























「団体の規模は関係ない。
　プロレスラーとプロレスラーだ。
　このままじゃ終わらさんぞ。」（バファロー）
「今日は挨拶代わりだよ。」（タイガース）
一方試合が潰れたリアルハザードの皆さん。
「せっかく熱い試合しようとしたのに邪魔しやがって。」（元気）
「ええやん、楽してカネもらえて。」（神田）
「オマエらもっとまともにやれよ！」（元気）
「これでギャラもらえんだぜ？
　こんないい条件はないぜ。」（アラケン）

第6試合
FIP選手権試合
《王者》望月成晃　ＶＳ　《挑戦者》鷹木信悟

もっちーの新コスはショートスパッツ姿。
ロングからショートにした衝撃はY2J以来だな。














試合はこの2人らしくゴツゴツとした内容。
そんな中、もっちーは信悟の左腕に照準を定める。
序盤には断崖式で信悟の左肩部分をエプロンに叩きつけていく。
リングに戻ってからもアームブリーカーやミドルキックで左腕を集中攻撃。
しかし信悟も持ち前のパワーでもっちーを雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばす。
中盤に入り、信悟がパンピングボンバーを放てば、もっちーは片膝状態の信悟の顔面へ後ろ回し蹴りをぶち込む。
そして腕ひしぎ逆十字で信悟の左腕を締め上げるが、信悟はもっちーを左腕一本で持ち上げるとそのままコーナーへ乗せてSTAY DREAM。
終盤、信悟はエルボー連打からパンピングボンバーを立て続けに決めていくがカウントは2。
もっちーもここ一番で出すドラゴンスープレックスを決めるが、これもカウント2。
最後はもっちーが腕折りで信悟の左腕を締め上げ、レフェリーストップ。
※速報ではタップアウトと書いたけど、レフェリーストップだったようですm(_ _)m。




























試合後、
「私、本日ドラゴンゲートでいち早く40才になりました！
　これからドンドン若くなっていきますんで応援よろしくお願いします！」（もっちー）














もっちーの場合はホントに若返ってるからねぇ。
これで満を持してDGUSAでデイビー･リチャーズとの再戦か。
「デイビー、このベルトをかけて今度はオレがそっちに行く番だよ。」（もっちー）
「なんかいろいろ歯車が狂ってる。
　これからもドラゴンゲートの選手として、KAMIKAZEとしてやっていこうと思ってんだけど
　2010年になって心機一転、3カウントもギブアップもしないと思ったけど負けは負け。
　土井の言うとおりドラゴンゲートで一番情けない男はオレかもしれない。
　ちょっといろいろ考えたい。」（信悟）
信悟のコメントがなんか意味深だな…。



第7試合
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座決定戦 出場チーム決定トーナメント
決勝戦
吉野正人＆土井成樹　対　Ｋ－ｎｅｓｓ．＆横須賀享

名タッグ同士の決勝戦は見事な土井吉の連携技からスタート。
しかしクネスカも吉野を捕えると、左足を鉄柱にぶつけ、リングに戻すとクネスがドラスクから足4の字。
さらに享は足横須賀でスピードスターのスピードを奪いに行く。
吉野はクネスに対しセカンドロープからの旋回式DDTを決めて土井に交代。
土井は享に対して大暴走から吉野のアシストを受けてのセントーンアトミコ。
吉野はクネスに対しフロムジャングルを仕掛けるが、クネスはユダで切り返す。
その後は4選手がリング上で入り乱れる。
最初に勝機を迎えたのはクネスカ。
クネスのD3から享が尻横須賀（ババボムのように尻をマットに叩きつける技）を決めて、最後にクネスが介錯を吉野に決めるがこれは土井がカット。
享は土井とエルボーの打ち合いとなり、マスキュラーボムの体勢に入られるが、これをかわすとジャンボの勝ち！を決める。
さらにクネスがダークネスバスターを決めるも今度は吉野のカットが間に合う。
ならばとクネスカは走りこんできた吉野に対し、ジャンボの足！からコーナーに降ってトレイン攻撃から幻壊まで繰り出すが3カウントは奪えない。

終盤、土井はマスキュラーボムの体勢に享を抱え上げるが、享は一回転して逆に丸め込むもカウント2。
そして享は吉野に対してジャンボの勝ち！
しかし吉野はすぐに起き上がるとトルベジーノ。
このジャンボの勝ち！とトルベジーノの攻防を繰り返す両者。
そして吉野は享にソル・ナシエンテを決めるが、享は丸め込んで切り返す。
技を解いた吉野は享に対してライトニングスパイラルを決めると、そこに土井がバカタレスライディングキック。
享は何とかカウント2で返すが、ここで吉野が再度ソル・ナシエンテ。
土井がクネスをがっちり捕まえると、吉野はソルナシエンテ改に移行。
長い時間耐えた享だったが、最後は耐え切れずにギブアップ。










































「よっしゃ、勝ったぞ！
　年末の福岡で坊主にされたけどリアルハザード3タテしたぞ！」（吉野）
その後は和気藹々としたWORLD-1劇場が展開される。
京都大会に続いて大阪大会でも土井ちゃんと吉野がお互いキスしてたけど割愛しておく。














バックステージでCIMA＆Gamma戦への意気込みを語る土井吉。
「オレの髪の毛が元に戻るまでキッチリ行かせてもらう。」（吉野）
「オレは本気でツインゲートを取りに行く。最終地点ではない。」（土井）
対してリアルハザード。
「リアルの今年のテーマは世代闘争に第2世代軍として殴りこむ。
　凶器は使っていたけどそれはクネスを合流させるまでのフェイク。」（享）
「クネスは100％に戻ったけどクネスカはまだ100％になってない。
　80くらい。」（クネス）
「俺らはまだまだ昔やってたこともあるし、さらに新しいこともある。
　俺らのタッグは普通のタッグじゃないんだよ。」（享）
「引き出しが多いんだよ。
　引き出しの鍵をどこにしまったか忘れただけだ。」（クネス）
こんな前向きなクネスカや元気に対して神田、アラケン、菅原。
「享とクネス、ウチのところに来たのにあんなまともなことしてるから勝てないんだよ。」（アラケン）
「正直勝つ気あるんすかね？」（神田）
「アイツら何やってんだよ。」（菅原）



とにかくこの日の大阪大会は試合でも試合以外の出来事も盛りだくさんの内容。
試合は7試合もあって、それもただの試合ではなくFIP選手権試合があり、タッグトーナメント準決勝・決勝があり、3wayマッチもあり。
しかし触れないといけないのはやっぱり大阪プロレスのタイガース＆バファロー襲撃。
CIMAは今のところは静観しているみたいだけど、いずれはCIMA＆Gamma対タイガース＆バファローのタッグマッチが組まれるのは必至。
もう一度くらい乱入劇があって、CIMAも対決姿勢を露にするというのが無難な流れかな。
乱入するにしても、後楽園ホールのCIMA対YAMATOの試合中に乱入とかするなよ！
絶対にするなよ！
大事なことなので2回書きました。

さてCIMA＆Gamma対タイガース＆バファローがいつ組まれるかとなると、ドラゲーのスケジュールでは次の大阪大会は3月5日。
ここまで引っ張るとはとても思えないし、ドラゲー対大阪プロレスを後楽園ホールとかでやるとも思えない。
となれば残るのは2月11日の大阪ハリケーンしか残ってないんだよなぁ。
まだタイガースとバファローの試合も決定してないみたいだし。

しかし昨日は普段のドラゲーでは聞けないようなブーイング＆帰れコールだった。
元々ドラゲーのファンは外敵に対してそこまで嫌悪感を抱いたブーイングをすることはないんだけどね。
愚連隊や邪道外道がヒールとして来た時もそこまでのブーイングは起きなかったもんな。
ここまでのヒートを買うことができたなら乱入は成功したといえるのか。


うーん、中々混沌としてきたドラゲーマット。
2010年は世代闘争メインで行くのかと思いきや、リアルハザード内部分裂にKAMIKAZEとWORLD-1の確執、そこに加えてCIMA対大阪プロレスと。
1週間情報を入れなかったら、多分状況が分からなくなるだろうね。
詰め込みすぎなような気がしないでもないが、動きがないよりはある方がいい。
まあ、とりあえずこの週末は疲れた…。